生活

赤ちゃんに飲ませる麦茶の冷凍保存以外の方法や保存期間は?

2020年6月13日

授乳期を過ぎた赤ちゃんには、授乳やミルク以外の飲み物で水分補給をする必要があ
りますが、赤ちゃんに飲ませるものには誰もがすごく気を遣っていると思います。

赤ちゃんの水分補給のために飲ませる飲み物として麦茶はカフェインやタンニンが含
まれていないのでおすすめです。

しかし、安心して飲ませることができる麦茶であってもきちんとした方法で保存しな
いといけません。

そこで、ここでは赤ちゃんに飲ませるための麦茶の保存方法で冷凍保存以外の方法に
ついて紹介します。

赤ちゃんのために用意した麦茶の冷蔵保存について

赤ちゃんに飲ませるために用意した麦茶で残ったものは冷蔵保存するのがおすすめです。

しかし、冷蔵庫に保管しても間違った方法で保存したり、保存期間内に使い切らな
かったりすると衛生的によくありません。

ここでは、麦茶の冷蔵保存について紹介します。

麦茶を冷蔵保存した時の保存期間はどれくらい?

赤ちゃんのために作った麦茶は冷蔵保存がおすすめですが、麦茶は生もので空気に触
れることでどんどん腐敗していってしまうので、冷蔵保存していてもできるだけ早め
に飲み切る必要があります。

麦茶を冷蔵保存した時の保存期間は2、3日くらい

それまでにできるだけ飲み切るようにして、冷蔵保存してから4日以降のものは飲ませ
ないようにしましょう。

麦茶の種類と冷蔵保存方法

赤ちゃんに飲ませるための麦茶にはいろいろな種類があるので、種類や状況に応じて
保存方法も異なってきます。

パックタイプ

沸騰したお湯に麦茶パックを入れて煮だすタイプです。

水を沸騰させて作るので、水に含まれている不純物を取り除くことができ、赤ちゃん
にも安心して飲ませることができます。

しかし、煮だし過ぎると赤ちゃんには濃くなり過ぎてしまうので、濃くなり過ぎない
ようにするのがポイントです。

パックタイプで作った麦茶は常温保存ではなく冷蔵保存や冷凍保存する必要があります。
冷凍保存や冷凍保存した場合もできるだけ早めに飲み切るようにしましょう。

粉末タイプ

水やお湯に麦茶の粉末を入れて飲むタイプです。

作る量を調整することができるので、まだ一度にたくさん飲むことができない赤ちゃ
んにもおすすめです。

ただ、毎回作る必要があるというデメリットもあります。

粉末は水にでも溶けますが、赤ちゃんに飲ませる場合は一度煮沸したお湯を使用する
のがおすすめです。

粉末タイプは飲む量を調整して作ることができるので、飲み切るケースが多くなると
思いますが、飲み残しがある場合は冷蔵保存して早めに飲み切るようにしましょう。

ペットボトルタイプ

ペットボトルに麦茶が入っているタイプです。

ベビー用であればそのまま飲ませることができますし、大人用であれば冷ましたお湯
で薄めて飲ませるのがおすすめです。

開封するまでは常温保存ができますが、開封後は冷蔵庫で保管する必要があります。
衛生面を考えると、ストローで飲んだり直接ペットボトルに口をつけて飲ませたりす
るよりも、飲む量だけを容器に移し替えて飲ませる方がおすすめです。

ストローで飲んだり、直接ペットボトルに口をつけて飲んだりした場合の残った麦茶
は冷蔵保存したとしても当日中に飲み切るようにしましょう。

紙パックタイプ

紙パックに入った麦茶をストローで飲むタイプです。

紙パックタイプはすぐに飲むことができますし、携帯しやすいので外出先でも飲むこ
とができます。

さらに、赤ちゃんであればストローで吸って飲み物を飲む練習にもなります。

紙パックタイプは開封する前は常温保存も可能ですが、飲み残した麦茶は菌が繁殖し
やすいので、開封後は冷蔵保存や冷凍保存をせずに飲み切ることが大切です。

冷蔵保存した麦茶を赤ちゃんに飲ませる時の温度

夏の暑い時期などは、冷蔵庫から取り出した冷たい麦茶をそのままの温度で飲む人も
たくさんいると思いますが、赤ちゃんに麦茶を飲ませる場合、冷たいままだと体に負
担をかけてしまいます。

麦茶を赤ちゃんに麦茶を飲ませる時は人肌くらいの温度で飲ませるのが理想です。

冷蔵保存した麦茶を赤ちゃんに飲ませる場合は、レンジなどで温めて人肌くらいの温
度に調整してから飲ませるようにしましょう。

赤ちゃんのために用意した麦茶の常温保存

赤ちゃんに飲ませる麦茶の保存方法として、涼しいところで常温保存するのはダメな
のかと思う人もいるかもしれませんが、

常温保存しても問題ないのは開封していないペットボトルや紙パックの麦茶だけです。

麦茶は菌が繁殖しやすく、人の体温くらいの温度で最も活発に繁殖すると言われてい
ます。
また、10℃以下になると繁殖するペースが遅くなるとも言われています。

よって、雑菌の繁殖を少しでも抑えるためには常温保存ではなく冷蔵保存する必要が
あります。

一度、開封した紙パックやペットボトルの麦茶はすぐに冷蔵保存をして、当日中に飲
み切るようにしましょう。

また、粉末タイプやパックタイプの麦茶も常温保存ではなく冷蔵保存しましょう。

麦茶の食中毒への対策

麦茶を飲む時に気を付けたいのが食中毒です。

麦茶は雑菌が繁殖しやすく嘔吐や下痢を引き起こしたり、ひどい場合は食中毒を起こ
したりしてしまいます。

特に赤ちゃんに飲ませる場合はこうしたことにならないように細心の注意を払う必要
があります。

ここでは、麦茶を飲んで食中毒にならないための対策について紹介します。

常温保存の時間を減らす

麦茶は冷蔵保存している時よりも常温で置いておく方が雑菌は繁殖してしまいやすい
ので、常温で置いておく時間を極力減らすことが大切です。

残った麦茶はすぐに冷蔵庫に保存しましょう。

麦茶パックはそのままにしない

麦茶の熱を冷ましたり、保存したりする時に麦茶パックをそのままにしている人もい
るかもしれませんが、

パックを入れたままにしておくと雑菌が繁殖しやすくなるので、良い濃さになった時
点ですぐにパックを取り出しましょう。

煮だしたらすぐに冷やす

煮だしをして麦茶をつくるタイプの場合、温度を下げてから冷蔵保存や冷凍保存をす
る必要がありますが、常温の場所に置いて温度を下げようとすると時間がかかってし
まいます。

また、菌は30℃から40℃くらいが繁殖しやすいので常温で冷ましていると菌がどんど
ん繁殖してしまいます。

よって、煮だした麦茶は、ヤカンや容器ごと氷水を入れた容器に浸けて冷ます時間を
できるだけ短くして、冷ましたらすぐに冷蔵庫に保存しましょう。

麦茶を保存する時におすすめの容器

麦茶を保存する時には、容器に入れる必要がありますが、安全に保存しておくために
はどういった容器がよいでしょうか。

ここでは、麦茶を保存する時のおすすめ容器をシーンごとに紹介します。

保存するならプラスチック容器とガラスの容器どちらがおすすめ?

麦茶を冷蔵庫などに保存する際に使用する容器はプラスチック容器でもガラス容器で
も問題ありませんが、どちらかと言えばガラス容器の方がおすすめです。

麦茶には麦のデンプン質がたくさん含まれていて、容器にもたくさん付着しますが、
その付着したデンプン質を放置したままにすると雑菌が繁殖してしまいます。

デンプン質はガラス容器とプラスチック容器のどちらにも付着しますが、容器に傷が
入っていると、そこに付着しやすくなってしまいます。

そういう意味では小さな傷ができやすいプラスチック容器よりもガラス容器がおすす
めです。

このように容器の傷は菌の繁殖の原因につながってしまうので、赤ちゃんに飲ませる
麦茶を保存するために使用する容器は、使用する前に傷がついていないかチェックし
ましょう。

麦茶を持ち歩くときにおすすめの容器

赤ちゃんと一緒に外出する際の水分補給として麦茶を用意するケースもあると思いま
すが、持ち歩く時におすすめなのが保冷機能付きの水筒です。

保冷機能付きの水筒に入れれば暑い時期でも外気温によって麦茶の温度が上がりにく
くなり、細菌が繁殖しやすくなるのを防ぐことができます。

しかし、赤ちゃんに水筒に入った麦茶を飲ませる時に、水筒に直接口をつけたり、ス
トローを入れたりして飲ませると、唾液が水筒内に入って菌が繁殖しやすくなってし
まいます。

よって、赤ちゃんの外出先での水分補給のために麦茶を持ち歩くときは水筒とは別に
哺乳瓶やストロー付きのマグカップなど飲む用の容器も用意しておいて、飲ませる時
は水筒からその容器に移し替えて飲ませるようにしましょう。

赤ちゃんに飲ませるための麦茶の保存方法で冷蔵保存や常温保存について紹介しました。

麦茶の性質上、雑菌が繁殖しやすいので、作った麦茶や開封した麦茶はすぐに飲み切
るのが理想です。

しかし、赤ちゃんに水分補給をさせるたびに毎回飲み切る量だけ作るのは大変です
し、赤ちゃんが思ったほど飲まないこともあるので、どうしても残ってしまうことは
あるでしょう。

そうした麦茶を後から安心して飲ませることができるように正しい方法で保存して、
保存期間内に使い切るようにしましょう。

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