食べ物

そばアレルギーの症状 わかりやすく解説!

2015年6月6日

厚生労働省がアレルギーの原因物質として特に指定した品目の中に「そば
が挙げられています。
そばアレルギーは早い段階で現れ、その症状はとても辛くなります。

そばアレルギーの症状

そばアレルギーはすぐにアレルギー反応が出る「即時型アレルギー」になり
症状がひどくなると死にいたいる「劇症型アレルギー」でもあり、そばがアレル
ギーだとわかった場合は食べないように注意しなければなりません。

食べた事ですぐに出る、遅くても10分以内に出る症状には
「口の中がピリピリする」「口の周りが赤くはれる」「顔がほてる」「しびれ」

等があり、その後「皮膚や粘膜が赤くなる」「皮膚のかゆみや蕁麻疹(じんましん)」
「のどがかゆくなる(いがいがする)」等が起ります。

さらに進むと「息が苦しくなる」「咳や喘息のような症状」胃の中の消化が
始まった事から「嘔吐」「下痢」顔のほてりはさらに進み、かゆみもひどくなります。

全身に蕁麻疹(じんましん)めまいや頭痛などの症状も現れる事もあり
この頃には立っていられらない、動くのも難しくなりかなり苦しくなります。

手足のしびれやむくみ、冷えも感じ始めかなり進んでしまうと呼吸困難やけいれん
意識がなくなる、ショックによる死亡等深刻な状態になる可能性があります。

このような症状を「アナフィラキシー」と言い、命の危険にさらされる重度な
アレルギーである事が多くその事を「アナフィラキシーショック」と言います。

アナフィラキシーの特徴は「蕁麻疹(じんましん)」蕁麻疹(じんましん)から
必ず始まると言われています。

口の中がピリピリする 口の周りが赤くはれる 顔がほてる
             ▼
皮膚や粘膜が赤くなる 皮膚のかゆみや蕁麻疹(じんましん)
のどがかゆくなる(いがいがする)
             ▼
息が苦しくなる 咳や喘息のような症状 嘔吐 下痢
顔のほてりとかゆみがひどくなる
全身に蕁麻疹(じんましん)めまい 頭痛
手足のびれやむくみ 冷え
             ▼
呼吸困難 けいれん 意識がなくなる ショックによる死亡

そばアレルギーの場合食べてしまったそばの量の多い少ないは関係がなく
アレルギーの症状が本格的に起こるのは食べてから約20分だと言われ
その時の状況によっては1時間後に急に症状が現れる事もあります。

そばアレルギーの対応

そばを食べてしまった、胃に入れてしまった事でおこるそばアレルギー
もしそばを食べてしまったら

吐く

胃での消化や吸収が始まる前にそばを出すようにします。
もし、意識が薄くなりはじめたり呼吸がしにくくなっている場合には吐く事で
そばが喉につまってしまう場合もあります。
その場合は吐かずにすぐに病院に行く救急車を呼ぶ事が大切です。

大量に水を飲む

出来る限りそばの濃度を薄くします。

病院に行く

タクシーなどを使いすぐに病院に行くようにします。
とても症状が重い場合には必ず救急車を呼びます。

はじめに症状が軽くてもそばアレルギーは早い段階でどんどん重くなります。
出ている症状がどんなに軽くても病院に行く事がとても大切です。

そばアレルギーを持っているとわかっている場合、万が一の事を考えいつも薬を
持ち歩くようにします。

アレルギーが起る原因

そばのアレルギーの原因は「そば粉に含まれているタンパク質」体内に侵入した時
異物と認識されアレルギー反応が出ます。

一般的には口から食べ物が入った時、アレルギーを起こす前にタンパク質が弱まり
アレルギーを起こす事は少なくなります。
そばでアレルギーを起こす人と起こさない人の違いは「体質」になります。

食べ物のアレルギーは食べることで異変に気付き、その事でアレルギーだと気づきます。
事前に何のアレルギーがあるか知るには検査をします。

アレルギーの検査は「血液検査」場所には「内科」「皮膚科」「総合病院」
「アレルギー専門病院」があり、内科や皮膚科で3000円~、総合病院では5000円~

アレルギー専門の病院では6500円~、食べ物のアレルギーの検査をする場合は
アレルギーの専門の病院で検査をする方が安心です。

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アレルギーが起る時

幼児にアレルギーが多い理由

▪しっかり消化が出来る体になっていない
▪消化管がじゅうぶんに作用していない

アレルギーの出やすい食物を取った事でアレルギーの症状が出てしまう事があります。
消化管が成人の働きに近くなるのは3歳頃
そばを与える場合3歳を目安に少しずつ与えるようにします。

アレルギーは成長して行くと改善する場合もあり、子供時にアレルギーであっても
成人になり同じアレルギーの症状が出る確率は10%だと言われています。

もし両親が何かの食物アレルギーを持っていた場合には
両親揃ってアレルギーを持っている場合子供に遺伝する確率は約50%
どちらか片方がもっている場合には約30%だと言われています。

急に起こるアレルギー

今まで普通にそばを食べていたのに、アレルギーが急に起こる事があります。

その場合幼児の頃からアレルギーを持っていた可能性があり、積み重なる事で急に
現れる事があると言う事です。
アレルギーが急に現れる明確な理由は現地点ではわかっていません。

逆にアレルギー検査の数値が出ない場合でも、自分自身が食べて異変を感じる事も
とても多くなります。

アレルギー検査が絶対ではなく、出ている症状、出ていた症状を信用する事がとても
大切です。

そばアレルギーは治るのか

▪幼児にそばアレルギーを起こした場合
▪成人になりそばアレルギーになった場合
▪成人になってそばアレルギーの検査の反応なかった場合

そばアレルギーは一度発生した事があると軽くなる事はあるかもしれませんが
治る事な難しくなります。その体質が残り、一生食べられないとも言われています。

幼児の頃のアレルギーが軽くなったり治ったような気がしても、またアレルギーの
症状が現れる可能性がじゅうぶんにあり、成人になり急に現れた場合には治る事は
ないと言われています。

そばのみ

注意して欲しい物には

「そばの実」「茹で汁」「ルチンの成分」

そば以外でそばが多く使われている物にはお菓子、日本料理、郷土料理、菓子パン、
お土産のお菓子、ソバ殻の枕やうどん屋さんのそばが知られています。

判断が難しいのは料理で使われている時、どんな物か知っている事が少ないそばの実は
衣にまぶしていたり汁物に入っている事もありとても判断が難しくなります。

そば屋でもうどん屋でもなく中華麺のお店でもその中にそば粉を使った麺をメニューに
入れている場合にも注意が必要です。

健康食品の場合には「ルチン」が入っている場合にはそばの成分の「ルチン」を使って
いる事があります。

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