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生チョコが固まらない!にならないために知っておくべきこととは?

2021年12月29日

スイーツ好きの人であれば生チョコが大好きという人も多いと思います。
そんな生チョコ好きの人のなかには、

「自分で作ってみたい」

と思っている人も多いのではないでしょうか。
生チョコつくりはお菓子作りをやったことがない人でも挑戦しやすいものですが、
生チョコを冷やして固める際に

「固まらない」

という失敗がよくあるので注意が必要です。
そこで、ここでは

「生チョコが固まらない!」

ということにならないために知っておくとよいことを紹介していきます。

生チョコが固まるまでの時間

生チョコを冷やして固めようとしていて長時間経っても
「生チョコが固まらない!」

という状態の時に悩むのが、

まだ冷やす時間が足らなくて固まっていないのか、
それとも冷やす時間に関係なく何らかの原因があって固まらないのか、

判断しにくいことだと思います。

ココがポイント

基本的に生チョコを冷蔵庫で冷やした場合、3時間から4時間くらいで
固まります。

3、4時間はあくまで目安で

使用する材料や分量、冷蔵庫の温度などで4時間以上かかる場合も
あるかもしれません。

しかし、4時間くらい経過しても、固まりそうな気配がないという場合は、
それ以上時間をかけて冷やしても固まらない可能性が高いです。

ちなみに急激に冷やし過ぎると乾燥したり固まり過ぎたりして
きれいな仕上がりにならないこともあります。

1、2時間くらいで固まるけど仕上がりがよくないという場合は
冷蔵庫の設定を少し弱めてゆっくり冷やしてみるなど工夫しましょう。

・生チョコを冷蔵庫で冷やした場合、3時間から4時間くらいで固まる。
・使用する材料や分量、冷蔵庫の温度などで4時間以上かかる場合もある。
・4時間くらい経過しても、固まりそうな気配がないという場合は、
 それ以上時間をかけて冷やしても固まらない可能性が高い。

チョコと生クリームの分量

生チョコはチョコレートと生クリームを混ぜて作りますが
「生チョコが固まらない!」ということにならないために重要となるのが

チョコレートと生クリームの分量の割合です。

生チョコを作る場合、チョコレートと生クリームの割合が2:1になるようにする
のが基本です。

これより生クリームの割合が多くなると生クリームの油分の割合も多くなって
しまい、長時間冷やしても固まらなくなってしまうので気を付けましょう。

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使用する生クリームについて

生チョコが固まらない!とならないためには

「生クリーム選びも重要なポイント」

これまで何となく生クリームを選んで使っていたという人は

「生クリームの種類」

に注目してみましょう。
生クリームの種類は大きく分けると

・動物性
・植物性

の2種類に分けることができます。
ここでは動物性と植物性それぞれの特徴や生チョコ作りにはどちらが
おすすめかなどについて紹介します。

動物性生クリーム

参考

動物性生クリームとは、
生乳や牛乳が原料の生クリームで、植物性の生クリームと比べると
まろやかでコクがあるのが特徴です。

現在ではいろいろな動物性の生クリームが販売されていて
脂肪分30%の生クリームもあれば脂肪分50%の生クリームなども
あるため作るものに適した生クリームを選ぶことができます。

生チョコ作りに使用するのであれば脂肪分40%以上のものを選ぶと
固まらないという失敗になりにくいのでおすすめです。


植物性生クリーム

参考

植物性の生クリームとは、
植物(コーン油、大豆油など)からとった油が主原料の生クリームで、
動物性の生クリームと比べると口当たりが軽めでさっぱりした味
なのが特徴です。

また、動物性生クリームよりも安価で手に入れることができます。

本来、生クリームとは乳脂肪分18%以上のもので植物油脂などは含まない
という基準があるため、

厳密には植物性生クリームは生クリームではありません。
なので、商品のパッケージには生クリームではなく

・フレッシュ
・ホイップ

などと表示されています。

おすすめ

生チョコには動物性生クリームがおすすめ

生クリームには動物性と植物性があることを紹介しましたが、
生チョコ作りに使用するのであれば、チョコがきちんと固まりやすい

動物性生クリームがおすすめです。

動物性生クリームを選び、チョコと生クリームの割合をきちんと守って作れば
生チョコが固まらないということにはならないでしょう。

植物性だと生チョコは固まらない?

生チョコ作りには動物性生クリームがおすすめですが

「植物性の生クリームしかない」
「安価だしできれば植物性がいい」

といった理由で植物性だとダメなのかと思う人もいるかもしれません。
結論から言えば、

植物性生クリームでも生チョコを作ることはできます。

しかし、動物性生クリームの時と同じ分量で作ろうとすると生チョコを
いくら冷やしても固まらないという状態になる可能性が高いです。

生チョコが固まらない!という状態にならないためには、

チョコレートを多めに入れるもしくは生クリームを減らす必要があり、
チョコレートと生クリームの割合が2.5対1になるくらいに調整すると
固まりやすくなります。

それでも、動物性生クリームに比べると固まりにくいので
初めて生チョコを作るという人や絶対に失敗したくないという人は

動物性生クリームがおすすめです。

植物性生クリームの場合
・チョコレートを多めに入れる
・生クリームを減らす
・チョコレートと生クリームの割合が2.5対1

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使用するチョコレートについて

生チョコが固まらない!ということにならないために、生クリーム選びが重要であることを紹介しましたが、

チョコレート選びも重要です。

生チョコ作りには製菓用チョコレートがおすすめ

生チョコ作りで固まらないという失敗を防ぐためには

おすすめ

板チョコではなく製菓用チョコレートを使用する

のがおすすめです。
これまで板チョコで生チョコ作りをしてうまく固まらなかったという人は
製菓用チョコレートに変えるだけでうまく固まる可能性もあります。

製菓用チョコレートと板チョコの違い

製菓チョコレートと板チョコの大きな違いはカカオバターの量

製菓用チョコレートにはカカオバターが豊富に含まれていますが、

板チョコはコストを抑えるために高価なカカオバターの代わりに
異なる油脂をたくさん使用しています。

このように、板チョコにはカカオバター以外の不純物が多く含まれています。

なので、板チョコで生チョコ作りをすると、チョコを溶かす際にたくさんの
不純物も溶けて、

チョコを冷やして固めようとしても不純物が固まらないため
生チョコ全体が固まらないという状態になってしまうのです。

製菓用チョコレートはどこで手に入る?

板チョコはスーパーやコンビニ、百均などいろいろなところで簡単に
手に入れることができますが、

製菓用チョコレートはどこで手に入るのかわからないという人もいるでしょう。

製菓用チョコレートは製菓材料専門店などで手に入れることができますが、
近くにそういったお店がないという場合は

ネットで購入するのがおすすめです。

製菓用チョコレートの種類

製菓用チョコレートの種類を大きく分けると

・スイート
・ミルク
・ホワイト

があります。どの種類でも固まりにくいということはないので、
好みのものを選ぶと良いでしょう。

スイート

カカオ風味が濃厚。
苦味が強い。
スイートのなかでもより苦いものはビターと呼ぶこともある。

ミルク

乳成分が入っていてスイートよりも苦味がマイルド。

ホワイト

入っているカカオ成分が白色のカカオバターだけなので見た目が白い。
ミルク感と甘みが強め。

カカオ何%がおすすめ?

製菓用チョコレートのパッケージに表記されている「カカオ〇%」というのは、

チョコレート全体のなかにカカオバターとカカオマスがどれくらいの割合で
入っているかを表したもの

割合が多い方がビターな味わいになります。

何%のチョコがおすすめかは好みにもよりますが、
口どけを楽しむ生チョコの場合は

カカオ60%くらいのチョコレートがおすすめです。

まとめ

「生チョコが固まらない!」
ということにならないために知っておくとよいことを紹介しました。

生チョコが固まらないという事態にさえならなければ、生チョコ作りで
大きく失敗することはないと思います。

こちらで紹介したことを知っておくだけでも生チョコが固まらないという事態を
防げる可能性はかなり高くなると思うので、

初めて生チョコ作りに挑戦する人や生チョコが固まらないことで悩んでいる人は
しっかりとおさえておきましょう。

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