*

干支と方角の関係は!方角を示す違いには?

LINEで送る
Pocket

干支で有名な十二支ですが、現代でも方角や時刻を示すのに用いられます。
しかし、日本で用いられている方位・方角に関する概念は、干支だけではありません。

今回は、干支・方角それぞれの関係性や、古来より使われている他の概念について
ご紹介します。

方角を分ける概念

そもそも、方角を分ける概念にはどのようなものがあるのか

方角を分ける概念は、より細かく分ければ最大で二十四の方位に分かれます。
主に中国が発祥とされ、日本でも陰陽道を中心として、独自に解釈されています。
以下に、その内容についてご紹介します。

八卦(はっけ)

方角を分ける際の、基本的な概念です。
現在に至るまで用いられている、北・北東・東・東南・南・南西・西・北西という方角に、
自然の要素を当てはめたものです。

古代中国の人たちは、以下の八つの要素が、自然ひいては人間世界を支配するもの
と考えてきました。

天   
地   
山   
沢   
水   
火   
風   
雷   

  

その後、これらの自然が持つ複雑な意味をまとめるため、以下の漢字がそのシンボル
となりました。

天=(けん)   
地=(こん)   
山=(ごん)   
沢=(だ)   
水=(かん)   
火=(り)   
風=(そん)   
雷=(しん)   

  

それぞれに「方角」「動物」「色」「体の部位」など複数の意味が込められており、
方角については以下の内容を指します。

天=乾(けん)=北西   
地=坤(こん)=南西   
山=艮(ごん)=北東   
沢=兌(だ) =西   
水=坎(かん)=北   
火=離(り) =南   
風=巽(そん)=南東   
雷=震(しん)=東   

  

北・南・東・西にすると

この八卦の考え方が根本となり、後に続く概念へとつながります。

十二支(十二支)

動物でご存じの十二支ですが、本来は方角や時刻を指す概念として用いられました。
八卦は方角を表すのに非常に適していましたが、より細かく時間や方位を示すため、
十二のブロックに方角・時刻を区切る方法が編み出されました。

それぞれの干支が示す方位・時間は以下の通りです。

・子=北=23:00〜 1:00 ・丑=北東= 1:00〜 3:00 ・寅=北東= 3:00〜 5:00
・卯=東= 5:00〜 7:00 ・辰=東南= 7:00〜 9:00 ・巳=東南= 9:00〜11:00
・午=南=11:00〜13:00 ・未=南西=13:00〜15:00 ・申=南西=15:00〜17:00
・酉=西=17:00〜19:00 ・戌=北西=19:00〜21:00 ・亥=北西=21:00〜23:00

よく日本でも「艮(うしとら)の方角」などと言われることがありますが、
これは北東の方角に丑・寅の十二支が当たっていることから、そう呼ばれています。

二十四山(にじゅうしさん)

十二支でかなり細かく分かれた方角ですが、風水などではこれをさらに細かく分割
した「二十四山(にじゅうしざん)」という概念が用いられます。

「八卦」「十干(じっかん)の一部」「十二支の概念」を用いて、以下のように方位を
二十四分割します。

・壬=北北西 ・子=北 ・癸=北北東 ・丑=北北東 ・艮=北東 ・寅=東北東
・甲=東北東 ・卯=東 ・乙=東南東 ・辰=東南東 ・巽=東南 ・巳=南南東
・丙=南南東 ・午=南 ・丁=南南西 ・未=南南西 ・坤=南西 ・申=西南西
・庚=西南西 ・酉=西 ・辛=西北西 ・戌=西北西 ・乾=北西 ・亥=北北西

上記において特徴的なのは、北東・東南・南西・北西の真方角を特定し、そこから
さらに東寄りの北東・北寄りの北東などを特定できるようになったことです。

二十四山は、より細かく方位の吉凶を分けて考えることができるため、中国におけ
る占術ではよく用いられています。

反面、日本では十二支と八卦の概念が多用される傾向にあり、九星気学や風水に
おける体系化が進んでいます。

どんなことに用いられるのか

方角は、単純に位置関係を知るだけでなく、人々の生活にも応用されてきました。
以下に詳細をご紹介します。

旅行や移転

平安貴族に「方違え(かたたがえ)」という風習があったことをご存じでしょうか。
これは、外出時の目的地に凶作用があった場合、その前夜に吉効果のある方角で
一泊してから、目的地に向かうという風習です。

さすがに現代では「会社が自宅から見て悪い方角だから今日は休みます」とは
言えず、多くの方が迷信としてとらえているようです。

しかし、引っ越しのようなイベントでは、現代でも風水などを気にする方は一定数
存在しています。

建 築

新しい建物、特に住宅を建てる場合は、建て売りの物件を購入する場合を除いて
気にする方が多いようです。

陽光がリビングに入る「南向き」や、玄関を東南に設けるなどといった話は、
現代でもよく聞かれる話です。

こちらは必ずしも吉凶だけが理由ではなく、西日が入るキッチンだと食べ物が腐り
やすいといった、合理的な理由も加味されているようです。

意外な使われ方

生活習慣とは若干趣を異にする考え方ですが、勝負事や病気の治療によい方角
を用いるという考え方もあります。

勝負事についてご紹介すると「破軍星(はぐんせい)」というものがあります。
一日の時間によって破軍星の方角を計算し、その時間に破軍星の方角を背にして
勝負すれば、必ず勝負に勝つというものです。

病気の平癒には「人道」というものがあり、この方角を用いると病気が治りやすくなる
と言われています。特に、子どもの病気に効果があるとされています。

方角は、世界の事象を中国で表現した「八卦」の概念から進化し、現代にもその
名残があります。

中でも干支は、吉凶だけを示すものではなく、日々の生活にも応用されています。
カレンダーや時計・地図を見る際にちょっと意識して見ると、新しい発見がある
かもしれません。

スポンサーリンク

LINEで送る
Pocket

スポンサーリンク
 

関連記事

干支が持つ意味とは〜十二支に選ばれた動物たちと季節の物語〜

干支と聞くと、やはり思い浮かぶのは戌年・巳年などの動物たちだと思います。 しかし、なぜその

記事を読む

陰陽師とは?陰陽師の現在 干支との関係には

一時期、小説や映画で有名になった「陰陽師」ですが、この陰陽師が用いる呪術・占術 は「陰陽道

記事を読む

干支の順番と理由には!図でわかりやすく解説!

干支は、日本人の日常生活や習慣に馴染みのある動物で語られることが多いため、 日本人にとって身近

記事を読む

干支を使う占い 最強の種類はどれ?選ぶべき占いには!

干支は、さまざまな占いで活用されています。 古代中国の皇帝が活用したものも多く、正しく用い

記事を読む

干支の相性は本当にあるの!?十二支で読み解く相性問題あれこれ

干支と聞いて、相性のことを考える方も多いと思います。 「あの人は辰年だから、私と気が合わな

記事を読む

スポンサードリンク

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

スポンサードリンク

十二直や中段の意味は?吉日 凶日には!

突然ですが、十二直(じゅうにちょく)はご存じですか? 古来よ

干支と方角の関係は!方角を示す違いには?

干支で有名な十二支ですが、現代でも方角や時刻を示すのに用いられ

陰陽師とは?陰陽師の現在 干支との関係には

一時期、小説や映画で有名になった「陰陽師」ですが、この陰陽師が

干支を使う占い 最強の種類はどれ?選ぶべき占いには!

干支は、さまざまな占いで活用されています。 古代中国の皇帝が

干支の相性は本当にあるの!?十二支で読み解く相性問題あれこれ

干支と聞いて、相性のことを考える方も多いと思います。 「あの

→もっと見る

PAGE TOP ↑