靴の臭いを消すには!もう臭わないようにするには!

2015年3月1日

夏のサンダルや冬のブーツ、いつも履いているスニーカーや革靴。強烈な臭いや
じわじわ臭ってくるなんともいえない臭いを感じる時があります。

臭いは綺麗に拭いても洗っても再び臭ってくることも多くなり、そのまま外出し
て臭ってしまう事を考えると、とても恥ずかしくなります。

徹底的に臭いを取り除き、再び臭いを発生させない方法をまとめています。

靴の臭いの消し方

足に汗をかきやすい、汗をかいたときに履いていた、汗は臭いの原因になるのですが
汗には臭いはなく汗と雑菌が結び付くと臭いが発生します。

雑菌の大好きな汗と言うエサと靴の中は温度が高くなる事で高温多湿なり、雑菌に
とってはとても心地の良い環境になる事からどんどん繁殖します。繁殖すると臭い
も激しくなります。

臭いを感じた時にすぐするべき事は臭いの原因「雑菌」を取る、除菌する事が大切
になります。

除菌スプレー

消毒用エタノール

消毒用エタノールを使って除菌スプレーを作ります。スプレー容器に消臭エタノー
ル100mlと水(水道水で大丈夫です)20mlを入れて良く混ぜてスプレーをします。

一度に10回程スプレーをして完全に乾かします。臭いを確認しながら毎日行うと約
6日程で臭いを取る事が出来ます。

消毒用エタノールがなくて無水エタノールがある場合は、無水エタノールで消毒用
スプレーを作ります。スプレー容器に無水エタノール100mlに水(水道水で大丈夫で
す)を30ml~50ml入れて良く混ぜてスプレーをします。

ミョウバン

ミョウバンには除菌と抗菌効果、消臭効果があります。靴や足の消臭で販売されて
いる物の成分にもミョウバンが使われてる物もあります。

空のペットボトル等にミョウバン15g~20gと水道水500mlを入れてミョウバンを溶
かしミョウバン水を作ります。ミョウバンは溶けにくいのでしっかり溶かします。
ミョウバンを完全に溶かすために2~3日暗めの場所で保管をします。

ミョウバン水が透明になったらスプレーボトルにミョウバン水を入れて10倍に薄め
靴にスプレーをして使用します。

保管が出来ないので使う分の量を薄めるようします。ミョウバン水の使用期間は約
1ヶ月。色が変わったり異臭がする場合は新しく作りなおします。

直接除菌

消毒用エタノールを布等につけて靴の中を拭き取り除菌をします。消毒用エタノー
ルをそのままつける方が除菌効果は高いのですが、手が荒れる場合があるので薄め
て使ったり手袋をして使います。

無水エタノールしかない場合は必ず薄めて使用します。無水エタノールを消毒用エ
タノールと同じ濃度にするのは無水エタノール100mlに水(水道水で大丈夫です)
30mlで同じ濃度になります。薄めた物を布等に付けて靴の中を拭き取り除菌をします。

逆性石鹸

石鹸と言う名前ですが洗浄力はほとんどありません。石鹸とは逆の性質をもつため
「逆性」と言われています。逆性石鹸は殺菌やカビの細胞を吸収し破壊します。

逆性石鹸は「オスバン」と言う名前でも販売されています。逆性石鹸を使う時は使う
量の200倍に薄めてから使います。薄めた逆性石鹸を布等につけて靴の内側を拭き雑
菌を取り除きます。

消毒用エタノールや無水エタノール、ミョウバンや逆性石鹸は革靴や合成皮革、布製品に
使う事ができます。

注意ポイント

注意する事

換気と火

消毒用エタノールも無水エタノールも揮発性あるので換気と火には気を付けて、皮膚に
触れると荒れてしまう事があるので手につかないように注意します。

色や柄

色や柄によっては変色や色あせをする場合があります。目立たない所で必ず確認をして
行います。

洗った後にも臭う

洗剤でしっかり洗った後にもまだ「生乾きのような臭いを感じることがあります。

カビのような臭いが、洗濯物の生乾きのような臭いの場合靴が完全に乾いていなか
ったため雑菌が原因臭っています。

布製の場合

靴がつかるくらいの熱湯(40℃~50℃)を用意し、靴を入れて30分~1時間つけます。
その後はしっかり水分を取って完全に乾かします。

それでもまだ臭う場合が熱湯(40℃~50℃)に酸素系漂白剤(ワイドハイター等)
を入れて良く溶かし、靴を入れて30分~1時間つけます。その後はしっかり水分を取
って完全に乾かします。あまりお湯を熱くするとゴムの部分が変形してしまう事があ
るので注意をします。

逆性石鹸

靴を洗う前に薄めた逆性石鹸につけてから洗います。とても臭いが強い場合は薄めた
逆性石鹸にひと晩付けてから洗います。又は洗ってから薄めた逆性石鹸につけてから
ゆすぐと生乾きの臭いを消す事が出来ます。

洗う時に一緒に逆性石鹸を入れてしまうと洗剤と混ざってしまうので、別々に使うよ
うにし、逆性石鹸は必ず200倍程に薄めて使用します。

布製・革靴・合成皮革

濡らす事が出来ない場合や濡らすのが面倒な時には便利な方法です。乾いた靴を袋
に入れて(片方ずつでも2足一緒でもどちらでも大丈夫です。)重曹をたっぷりと振
りかけます。

内側はしっかりと外側にもかけるようにします。そのままひと晩置いてから靴を取
りだし重曹を払います。ひと晩で取れない場合は1週間程置きます。途中臭いを確認
して取れている場合は重曹を払います。

足の汗と雑菌からの臭い「腐敗臭」は酸性になる事からアルカリ性の重曹は臭いを
中和しやすくなります。この方法は靴だけではなく鞄等でも使う事ができます。

軽い臭い

重曹の吸湿脱臭剤

軽い臭いの場合は重曹を袋に詰めて靴の脱臭剤を作ります。重曹をガーゼや古いパ
ンティストッキングや布等に入れます。履いた後や保存の時に靴の中に入れておく
と臭いを取る事が出来ます。重曹は除湿効果もあるので1日履いた汗や湿度をしっか
りと取ってくれます。

水に濡らさずシミの心配もないので色や柄物でも安心して使う事ができます。重曹
そのものの臭いもなく臭い・悪臭の元を吸収し取る働きがあります。

ミョウバン

出かける前に靴の内側に振りかけて、履いて行くと臭いを防ぐ事ができます。ミョ
ウバンは湿気等の水分が加わるとベタベタする場合があるので、ミョウバンにベビ
ーパウダーを混ぜて使います。

ミョウバンが粗い場合はすり鉢等で潰してから使うと粉になります。成分にミョウ
バンとタルク(ベビーパウダー)が入っている消臭効果のある商品も販売されています。

10円玉

10円玉の銅に消臭効果と雑菌を除菌してくれる効果ある事から、靴の中に10円玉を
入れて置くと臭いをなくす事ができ、10円玉は多いとその分効果は上がります。

新しい靴の臭い消す

購入したばかりの靴の臭いがどうしても気になる場合があります。その場合臭いの
原因は雑菌ではなく材料の臭いになり、履いているうちに臭いを薄くさせる事で取
る事になります。

早く薄くさせる場合は、密封した場所ではなく風通りの良い乾燥している場所に陰
干しをして臭いを取ります。外に干す理由には「紫外線」紫外線は臭いを分解する
作用がある事から、臭いを薄くしていくれます。

それでも臭いが気になる場合は、重曹をたっぷりと振りかけて袋に入れる方法で臭
いの元を出来るだけ取り除きます。 ☞(布製・革製・合成皮革)

革靴の臭いを消す

製品によっては革の臭いを強烈に感じる事があります。革を使っている証拠になる
のですがあまりに臭いがきつい場合少し薄くしたい時があります。

靴の材料から出る臭いはやはり、密封した場所ではなく風通りの良い乾燥している
場所で陰干しをする方法です。紫外線を利用して少しでも臭いを薄くします。

革製品の臭いに差があるのは、革を使いやすくする整えるために使う「なめし剤」
革の使い方や種類によって使い分けて使われます。なめし剤の臭いを抑えるように
革の種類にあった保革剤(クリームタイプ)やスプレーを上から付けて臭いを抑え
ます。

その他には靴用の消臭スプレー等でも少しは臭いを抑える事が出来ます。
新製品も革製品も履いていて鼻まで臭う場合もあり、どうしても消したいと思うの
ですが外で履いている内に臭いは薄くなります。

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靴の臭い対策

毎日同じ靴を履かない:最低でも2~3日ごとのサイクルします。
履いた後の靴は外や風通りのに良い場所に出して乾燥させます。

乾燥をさせる時には消毒用エタノールや無水エタノール、ミョウバンで作った除菌
スプレーをして完全に乾燥させると殺菌しながら消臭をしてくれます。

靴を履いて出かける前にミョウバンとベビーパウダーを合わせた物を内側に振りか
けて履いて行くと臭いの防止になります。

臭いを消す場合は重曹水スプレーをして消臭をします。重曹水スプレーは水300mlに
重曹大さじ1の割合で作ります。その後にクエン酸水をスプレーすると抗菌効果があ
ります。クエン酸水は水200mlにクエン酸小さじ1の割合で作ります。

靴を保存する時は重曹で作った吸湿脱臭剤や10円玉、販売されている防臭剤を利用
して靴の中に雑菌が繁殖しないようにします。

重曹_2_150

拭いても拭いても臭いが出てくる革のサンダルがありました。しっかり拭いて箱に
しまっていたのですが必ずふんわり臭います。

その時に掃除で使っていた重曹が良い事がわかり、袋にサンダルを入れて重曹を思
いっきりかけ1週間、実は1週間以上2週間は置いていたと思います。

また臭いでうんざりするのが怖くて長く置いてしまったのですが、見事に臭いは取
れかなり嬉しかったです。もし重曹が家にあって色々試して効果が無かった場合重
曹の威力や記事内の他の方法を是非試してみて下さい。

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