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たけのこの塩漬けで起こる失敗と失敗しないためのポイントとは?

2022年12月21日

たけのこと言えば春に収穫される食べ物ですが、塩漬けにすると
1年中いつでも食べることができるようになります。

たけのこの塩漬けはこれまでやったことがない人でも
簡単におこなうことができますが、

失敗してしまうこともあるので注意が必要です。

そこで、ここでは
たけのこの塩漬けで起こる「失敗したかも」という場合の
対処法を紹介します。

また失敗しないためのポイントも紹介します。

たけのこを塩漬けする理由

これまでたけのこの塩漬けをしたことがない人のなかには

「そもそも塩漬けするとどんなメリットがあるの?」
という人もいるかもしれません。

そこで、まずはたけのこを塩漬けする理由について紹介します。

塩漬けすると1年保存が可能

たけのこの水煮は、水に入れて冷蔵保存すると
5日くらいしかもちません。

入れている水をこまめに新しい水に交換すると
保存期間を延ばすことができますが、

それでも長くて10日くらいしかもちません。

しかし、たけのこを塩漬けにして袋や容器に入れて密閉し、
涼しいところで保存すれば

1年くらいもたせることができるようになります。

塩漬けで長期保存すれば、たくさん買った(もらった)時でも
困りませんし、旬の時期以外でも美味しいたけのこを食べることが
できます。

また、常温保存できるので冷蔵庫がかさばることもありません。

塩漬けすると長期保存できる理由

たけのこを塩漬けすると1年くらいもの間保存できる
ようになる理由は、

塩にはたけのこが腐るのを防ぐ働きがある

からです。

たけのこは時間が経過すると
カビや雑菌がたけのこの水分を餌にして繁殖していきますが、

塩漬けすると

塩が餌となる水分をたけのこの外に排出して、
カビや雑菌が繁殖していくのを防いでくれるのです。

こうした働きは砂糖にもあるので、

塩漬けと同じような要領でたけのこを砂糖漬けすることでも
1年くらい保存できます。

味や食感は大丈夫?

これまでたけのこの塩漬けを試したことがない人のなかには、

「塩漬けで長期保存したたけのこって味や食感は落ちないのだろうか?」

と心配する人もいるかもしれません。

特に塩漬けするとたけのこのあのシャキシャキとした食感が
損なわれるのではないかと思う人もいるかもしれませんが、

塩漬けしたたけのこでもきちんとした方法で保存していれば
きちんとシャキシャキとした食感は残っています。

また、味も大きく落ちることはありません。

しかし、塩漬けしたたけのこを食べる際はそのまま食べようとしても
辛すぎて食べられないので

水に半日くらいつけて塩分を取り除く必要があります。

よって、塩漬けしたたけのこを使う時は、食べる時間から逆算して
塩漬けしたたけのこを水につけて準備しておきましょう。

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たけのこの塩漬けで起こりがちな失敗

たけのこの塩漬けは長期保存できるのですごくおすすめです。

しかし、たけのこの塩漬けの際に失敗してしまうこともあるので
注意が必要です。

そこで、まずはどんな失敗が起こりうるのかを紹介します。

カビが生える

たけのこの塩漬けの失敗で多いのが、

カビが生えてしまったという失敗

塩漬けの方法や保存方法が良くないと発生しやすくなります。

また、きちんと塩漬けしても完璧に雑菌を死滅させるわけではないので、
たけのこを取り出したりする時などに付いてしまった雑菌が繁殖して

一部分にカビが生えてしまうことがあります。

カビが生えていたら食べられない?

カビがたけのこ全体に発生してしまっている場合は
食べられないので失敗

として諦めましょう。

しかし、一部分だけ発生しているのであれば
その部分だけ取り除けば問題なく食べることができます。

カビではなくチロシンの場合もある

たけのこに発生するカビには
・アオカビ
・緑カビ
・白カビ

がありますが、白カビだと思ったものが、
たけのこに含まれているチロシンという成分の場合もあります。

チロシンとは白い粒のような見た目なので白カビと間違われることが
ありますが、食べても問題ありません。

チロシンはアミノ酸の一種でバナナやリンゴにも含まれていますし、
代謝や脳の働きが上がる働きや自律神経のバランスを整える
働きを持っているので、

むしろ栄養素として積極的に摂取していきたい成分なのです。

たけのこをカットすると中にある白いブツブツのようなものが
チロシンなので、

事前に確認しておくと白カビと区別することができるでしょう。

臭いがする

カビの発生の他に起きうる失敗が

異臭の発生

異臭がした場合、

・ツンとした臭い
・酸っぱい臭い

かによって対処法が異なってきます。

ツンとした臭いは腐っている可能性大

ツンとした臭いがする場合は

腐っている可能性が高く食べることができないので失敗

として諦めましょう。

ツンとした臭いがする場合、たけのこの穂先がピンクや赤に変色していたり、
たけのこの固さが柔くなっていたりといった変化も起こっている
可能性が高いので、

臭いだけで判断できない場合は、見た目や固さもチェックしましょう。

酸っぱい臭いは食べられる?

異臭でもツンとして思わず顔をそむけたくなるような臭いではなく

「なんか酸っぱい臭いがするという場合」

は腐っているのではなく、アク抜きがよくできていない可能性が
考えられます。

アク抜きする際に、
・米ぬかの量が足りていない
・茹でる時間が足りていない

といったことが原因でアクをじゅうぶんに取り除くことができていないと
酸っぱい臭いが発生します。

この場合は、腐っているわけではないので食べることができます。

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たけのこの塩漬けで失敗しないためのポイント

たけのこの塩漬けでカビや異臭が発生することがあることを
紹介しましたが、

ではどういった点に気を付ければ良いのでしょうか。

塩をきちんとまぶす

塩の腐敗防止効果を利用するため塩漬けするわけなので、

注意ポイント

塩をきちんとまぶしていないと塩が付着していないところは
腐敗しやすくなる

ので注意が必要です。

空気に触れさせない

たけのこに限ったことではなく食材全般に言えることですが、

空気に触れている状態で時間が経過すると
どんどん腐敗が進んでいってしまいます。よって、

注意ポイント

たけのこが空気に触れるのを極力避けることや
容器や袋に入れて保存する場合に空気が入ってこないようにして
密閉すること

などが大切になります。

まとめ

たけのこの塩漬けで起こりがちな失敗や対処法を紹介しました。
また、失敗しないためのポイントも紹介しました。

「せっかく塩漬けして保存しておいたたけのこが食べられなくなってしまった」

ということにならないためにもこちらで紹介した失敗例や対処法、
失敗しないためのポイントなどをしっかりとおさえておきましょう。

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