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犬のブラッシングスプレー手作りには おすすめの方法を紹介

犬の毛並みの維持や健康管理のためにブラッシングは欠かせませんが、
ブラッシングをする際にブラッシングスプレーを使用すると、

・ブラシの通りがよくなる
・静電気を防止できる

などができます。

現在では、いろいろなブラッシングスプレーが販売されていますが、

「もっと自分のワンちゃんに合ったスプレーが欲しい」
「もう少し安いスプレーはないだろうか」

と思っている人も少なくないでしょう。

そんな人達におすすめなのがブラッシングスプレーを手作りすることです。
そこで、ここではブラッシングスプレーを手作りする際の材料や作り方について
紹介します。

犬のブラッシングスプレーを手作りするメリット

現在では、いろいろな犬のブラッシングスプレーが販売されています。
ブラッシングスプレーを手作りするというと

「どうしてわざわざ手作りするの?」

と思う人もいるかもしれませんが、手作りすることにはいろいろな
メリットがあります。

ここでは、犬のブラッシングスプレーを手作りするメリットについて紹介します。

自分好みのスプレーができる

・自分の好きな材料を選ぶことができる
・自分の好きな配合でスプレーを作ることができる

手作りする大きなメリットです。

自分のお気に入りの香りがするエッセンシャルオイルなど選ぶこともできますし、
どのような成分が含まれているかも自分が選んだものばかりなので、
全て把握ができます。

費用が安くすむ

市販されているブラッシングスプレーと同じような材料で手作りした場合、
ほとんどのケースで市販のスプレーを購入するよりも安くすませることができます。

市販のブラッシングスプレーで試してみたいものがあるけど、価格が高くて諦めて
いたという人でも、手作りなら手が出せるかもしれません。

ブラッシングが楽しくなる

自分が選んだ材料で、自分で作ったブラッシングスプレーだと愛着が湧きますし、
そのブラッシングスプレーを使ってブラッシングをするのが楽しみになります。

飼い主さんが楽しい気分でブラッシングをすれば、ワンちゃんも楽しい気分になるで
しょう。

手作りブラッシングスプレーに必要なもの

ブラッシングスプレー作りに必要なものは、

・100円ショップやインテリアショップ
・バラエティーショップ
・アロマ専門店

などで簡単に手に入れることができるものばかりです。
ここでは、手作りブラッシングスプレーの材料について紹介します。

必要なもの

・スプレーボトル
・使用するエキスやエッセンシャルオイル
・ビーカー

必須ではないけどあった方がいいもの

・無水エタノール
なくても問題ありませんが、あるとオイルやエキスが混ざりやすくなるので
おすすめです。

・精製水
精製水とはミネラルウォーターや水道水から不純物を取り除いた水で
ワンちゃんの毛や皮膚に使用するのにおすすめですが、水道水でも問題ありません。

・マドラー
材料をかき混ぜる時にあると便利です。

・スポイト
オイルやエキスを入れる時にあると便利です。

おすすめのエッセンシャルオイルやエキス

ブラッシングスプレーを手作りする際には、安全面に配慮して
天然由来のエッセンシャルオイルやエキスを使用するのがおすすめです。

現在では、たくさんの種類が販売されているので、どれにしようか迷ってしまう
人もいるでしょう。

ここでは、おすすめのエッセンシャルオイルやエキスと期待できる効果について
紹介します。

レモングラス

レモンのような爽やかなレモングラスの香りが好きな人も多いと思いますが、

・抗菌効果
・虫よけ効果
・消臭効果

などが期待できます。
同じような効果が期待できるもので、ヒバ、シトロネラなどもおすすめです。

スイートアーモンド

化粧品にも使用されることがあるスイートアーモンドオイルは

・植物性保湿効果
・洗浄効果

があり、しっとり艶のある被毛に仕上がります。
同じような効果が期待できるもので、アロエベラもおすすめです。

ラベンダー

ラベンダーオイルはアロマでもリラックス効果があるとして人気のオイルですが、
ブラッシングスプレーに使うことで、

・毛がサラサラになる
・抗菌効果

などが期待できるのでおすすめです。

毛がサラサラになる効果を期待するなら「カモミール」
リラックス効果、抗菌効果なら「ローズマリー」

などもおすすめです。

手作りブラッシングスプレーの作り方

ブラッシングスプレーの作り方はすごく簡単です。

ビーカーなどの容器に
無水エタノールを5ml(無水エタノールは無くてもOK)と
エッセンシャルオイルやエキスを10滴と精製水または水道水を50ml入れて、
マドラーなどでかき混ぜます。

そして、スプレー容器に入れたら完成です。

ブラッシングスプレーを手作りする際の注意点

ブラッシングスプレーの作り方で紹介したように、すごく簡単に作ることができます
が、作る際や使用する時に注意すべきことがあります。

ここでは、ブラッシングスプレーを手作りする際の注意点について紹介します。

濃度に気を付ける

手作りブラッシングスプレーはエッセンシャルオイルやエキスを使用しますが、
エッセンシャルオイルやエキスの濃度を濃くし過ぎてしまうと、
皮膚トラブルの原因となる可能性もあるので、入れ過ぎには注意が必要です。

香りを嫌がっていないかチェックする

自分好みの香りを選んだりするのもブラッシングスプレーを手作りする楽しみの
一つかもしれませんが、その香りをワンちゃんが嫌がらないかを使用時にしっかり
とチェックしましょう。

犬は人よりも嗅覚が優れていますし、同じ香りであっても平気な犬もいれば、
嫌がる犬もいます。

せっかくのブラッシングスプレーがワンちゃんにとってストレスとならないように
注意しましょう。

なるべく早く使い切る

手作りしたブラッシングスプレーはできるだけ早く使い切るようにしましょう。

ブラッシングスプレーに使用するエッセンシャルオイルやエキスなどの
天然由来成分は時間の経過とともに劣化したり変質したりしてしまいます。

使用期限はオイルやエキスの種類によって多少異なってきますが、

1カ月以内を目安

できるだけ早めに使い切りましょう。
また、精製水を使用してブラッシングスプレーを作った場合は

1週間以内に使い切る

ようにしましょう。

体拭きスプレーも手作りで

手作りのブラッシングスプレーについて紹介しましたが、
体拭きをする際にも手作りのスプレーを使用するのもおすすめです。

ここでは、おすすめの体拭きスプレーの作り方を紹介します。
また、体拭きの基本的な手順や注意点についても紹介します。

体拭き用スプレーの作り方

ティーツリーオイルスプレー

抗菌、抗ウィルス作用のあるティーツリーオイルを使ったスプレーです。

水100mlを入れたスプレー容器にティーツリーオイルを10滴くらい入れて
混ぜるだけです。

スプレーでなくても体拭きに使う蒸しタオルにティーツリーオイルを1滴垂らすだけ
でもOKです。

ただし、ティーツリーオイルは薄めずにワンちゃんに使用すると
中毒症状や皮膚トラブルを起こす可能性があるので、必ず薄めたものを使用し、
体に直接スプレーしないようにしましょう。

ハッカ油スプレー

虫よけ効果、消臭効果が期待できるハッカ油を使ったスプレーです。

水100mlを入れたスプレー容器にハッカ油を10滴くらい入れて混ぜれば完成です。
これもティーツリーオイルと同じく、蒸しタオルに1滴垂らすだけでもOKです。

ただし、ハッカ油は香りが苦手なワンちゃんもいるので、使用する前に香りを嫌がら
ないかどうか試した上で使用するようにしましょう。

体拭きの手順

体拭きをする前にまずブラッシングで毛並みを整えます。

そして、蒸しタオルに手作りした体拭きスプレーを吹きかけて、
撫でるように背中の方の全体を毛並みに沿って拭いていきます。

次に顔まわりを拭きます。

顔まわりを拭かれるのを嫌がるワンちゃんもいますが、目、耳、口の周りなどは
汚れやすい箇所なので丁寧に拭いていきましょう。

顔まわりを拭いたら、足裏を拭きます。

足裏は地面に触れる場所なので指や肉球の間も丁寧に拭いていきましょう。

次にお腹の方を拭いていきます。

お腹の方を拭くときにお腹と後ろ脚の間も忘れずに拭きましょう。

最後にお尻周りを拭きます。

お尻周りは排泄物などで汚れやすいですが、デリケートな場所なので
タオルでポンポンとやさしく当てるようにして汚れを落としていきます。

全部拭き終わったら、もう一度仕上げのブラッシングをして終了です。

ブラッシングスプレーを手作りする際の材料や作り方について紹介しました。

手作りというと難しそうと思う人もいるかもしれませんが、
こちらで紹介したようにブラッシングスプレーは作り方も簡単で材料も安く
集めることができます。

手作りしたブラッシングスプレーを使ってブラッシングすれば、
愛着が湧いてブラッシングも楽しくなると思います。

これまでブラッシングスプレーを使用していなかった人や市販のブラッシング
スプレーで満足していなかった人は、ブラッシングスプレーを手作りして
ブラッシングの時に使ってみてはいかがでしょうか。

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