生活一般

部屋を乾燥させる方法には 快適に過ごしたいなら知らなきゃ損!

2015年4月19日

梅雨の季節や雨の多くなる時の湿気、暖房器具や加湿器を使う事で起こる結露

部屋の中で湿気を増やす事には気候から起こる事と生活をしていると起こって
しまう事があります。

湿気の多い場所やカビが発生する場所には、季節はあまり関係がないようにも
感じ、その状態をどうにかしなくてはいけません。

どうにかしたい湿気「するべき対策」と「したほうが良い対策」をまとめています。

湿気の対策

部屋の中で湿気が増える原因は、多くなっている大気中の水分がその場所にとどまって
しまう事で水浸しになってしまったりカビ等が発生します。

昔の日本の建物は日本の高温多湿にあったふすまや障子、木材を使って建物や家を
建てる事で空気が部屋の中にとどまりにくく、

常に空気が移動している状態になります。

そのため水分がとどまりににくく夏は涼しいのですが冬は寒く感じます。
現在の建物のほとんどは隙間風が入りにく密封した建物になり、

空気が逃げにくく高温多湿の気候に対応しにくい造りになっています。

そのためエアコンや暖房器具、空調などの機能を最大限に生かす事ができ
それらを利用していつも快適に過ごす環境は作りやすくなります。

しかし、湿気には「空気の移動」がとても大切です。

空気・風を流す

晴れの日には押し入れやクローゼット、靴箱や物入れ、湿気が気になる場所の空気
を流すようにし、できれば湿度の高い時期は常に扉を開けるようにします。

雨の日や外の湿気が高い時は外の湿気が部屋の中に入るので、窓は開けないように
します。

換 気 扇

トイレや浴室、台所の換気扇を動かして各部屋の扉を開けるようにすると空気が
流れやすくなります。

隣の建物や部屋との距離が近い場合や、隣が換気扇をするとこちら側に音が
聞こえる場合は1日中換気扇をつけたままにすると、

音が気になってしまう場合があるので状況によって時間等の調整をします。
換気扇を1日つけた時の月の電気代は約50円です。

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扇風機を使う

空気を流してくれるのはやはり扇風機。
汗をかいて風にあたるとすっと汗が引くように、扇風機の風は水分を飛ばしてくれます。

換気扇が届かない場所やエアコンのない部屋、奥まった場所の湿気が気になる
場合は大きい扇風機や卓上の扇風機などを利用して風を流すようにします。

何日も連続して使用すると、モーターが熱を持ってしまうので確認しながら使うよ
うにします。

扇風機の電気代は種類等で変わりますが1日約10円です。

エアコンを使う

湿気が増える場所にエアコンがある場合は「除湿」をするとかなり効果があり
隣の部屋も続くようにできる場合は扉を開けて除湿できるようにします。

エアコンの電気代は種類等で変わりますが1日約100~200円です。

部屋の湿度が70%~75%の場合は水分からのカビの発生率が高くなるので、
湿気が特にひどい時期や湿気が原因でカビが発生する時期には、

エアコンが部屋にある場合は「除湿」を使う事をおすすめします。

◎電 気 代

1 日 1 ヶ月
エアコン「除湿」 約100~200円 約6000円
扇風機 約10円 約300円
換気扇 約1.7円 約50円

(注意)電気代は製造日や種類等でで変わります。

部屋の確認

家に帰った時に部屋の湿気を感じる時や外は乾燥しているのに、部屋では湿気を感
じる時には部屋の中に湿気の原因がある場合があります。

観葉植物

部屋に緑があると気分も落ち着き、空気も浄化されている気分になり心地が良いの
ですが、植物は葉から水分を蒸発させるので

葉が大きい物や葉の数が多い場合は観葉植物が部屋の湿度を上げている時が
あります。

植物園に行った時に、温度調整がされているからだけではなくたくさんの植物が葉
から水分を蒸発しているので、じめっとした湿気を感じる事が多いはずです。

もし部屋で湿気を感じる場合は、部屋の大きさと観葉植物の数のバランスや
大きめの葉が多くないか確認をします。

洗 濯 物

独り暮らしだけではなく、夜に洗濯物をして翌朝に洗濯物を外に出す事も多く、
部屋の中に洗濯物がある事が多くあります。

特に梅雨の時期や雨が多い時期には部屋に洗濯物を干すしか方法がありません。

部屋に湿気を増やしてしまわないためにも、洗濯物に扇風機の風をあてたりして
水分を蒸発させるようにします。

浴室に乾燥がある場合は洗濯物を入れてある程度乾燥をさせてから部屋に入れる

洗濯物が多い場合は、コインランドリー等の乾燥機を利用してある程度乾かすと
湿気を防ぐ事ができます。

食事の用意

食事を作る時にお湯を沸かしたり、料理をする事でどんどん部屋の中に水分が
入ってしまいます。

換気扇は必ず回すようにしたり、キッチンと他の部屋に扉がある場合は閉める
ようにします。

扉がない場合は換気扇をしながら空気が動くように窓を開ける等の対策をします。

排水口や換気口

あまりに身近な場所だけに見落としがちですが、常に水がある場所から水蒸気が出
ています。

台所や洗面所、トイレの湿気を感じる場合にはその湿気が部屋に流れて来てる
可能性もあります。

台所の排水溝はふたを洗面所は栓をしたり、浴室やトイレは扉を閉めて換気扇をし
ます。

風呂やシャワー

お風呂やシャワーの後の換気は必ず必要です。換気が不完全な場合湿気が部屋に入
り込み湿度を上げてしまいます。

浴室に換気扇がある場合は換気扇をし、窓がある場合は窓を開けてしっかり換気を
します。

各場所での湿気対策

布団の入れ替えや衣替え、整理整頓をすると下が湿っていたりカビが発生していた
りする場合があります。

その場所は冷えやすく空気が動きにくく湿気が増えやすい場所になります。

押し入れやクローゼット

湿気が増える原因は空気が流れない事、たくさん物が入っていたりほとんど動かし
ていない場合には湿気が増えやすくなります。

湿気が多い時期やカビが発生しやすい時期には、晴れた日には押し入れやクローゼ
ットから物を取り出し空気を移動させて乾燥をさせます。

物を入れる時は壁に隙間(5cm以上)を開けて、下に新聞紙やすのこ、除湿シートを
敷いて湿気を取ってくれる状態を作ります。

できれば出かける前に押し入れやクローゼットは開けたままにしてたり、
1日の内に最低1時間は扉を開けるようにします。

その時に扇風機等を使うと効果的です。

新聞紙やすのこをしたからと言って安心し、たくさん物を入れてしまったり
換気を怠ってしまうとカビや湿気は起こりやすくなります。

空気を流す事は大切になるので必ず換気をするようにします。

下 駄 箱

玄関は部屋の中より温度が低い事が多いので湿気が増えやすくなります。

玄関に湿気が多くなると下駄箱にも湿気は増えやすく小さな箱になる事から
空気もこもりやすくなります。

下駄箱は常に開けておき空気が流れるようにし、靴の下には新聞紙や除湿シート
などを敷いて湿度を取ってくれるようにします。

その日履いた靴は下駄箱に入れないようにし、雨や雪に湿った靴も完全に乾かして
から下駄箱に入れるようにします。

靴を洗ったり綺麗にした場合は下駄箱に入れる前に防カビ剤スプレーをしておくと
靴のカビが発生しにくくなります。

共 通 点

クローゼットや押し入れと下駄箱の共通点に「ベニヤ板」があります。

壁や仕切りに使われているベニヤ板の成分セルロースとベニヤ板で造る時に使う
接着剤はカビが大好きな成分です。

そこに湿度が増えてしまうとカビの大好きな場所になる事からカビが発生
しやすくなります。

ベニヤ板にカビが発生してしまったらキッチンハイター等の塩素系漂白剤を薄めて
使うと消毒と殺菌効果があります。

水と塩素系漂白剤の割合は4:1から始めます。

あまりひどい場合は塩素系漂白剤の濃度を高めて使います。
揮発性になるので使う時は換気に注意してい下さい。

湿気取りを置く

湿気を感じやすい場所には湿気を取る物も一緒に置きます。市販の除湿剤を使った
り手作りの除湿剤を作って置きます。手作りの除湿剤には

重曹(除湿・消臭効果)

用意する物は重曹(カップ1)口が広めの容器、ガーゼ(蓋用)、紐やリボン、
輪ゴム(ガーゼを止める物)

容器に重曹(カップ1)を入れガーゼで蓋をして、リボンや輪ゴム等でガーゼを
止めます。

空気のこもった場所に置く事が多いので防虫・殺虫効果のあるアロマオイル
を2~3滴たらすのもおすすめです。

防虫・殺虫効果のあるアロマオイルには

・ペパーミント
・ハッカ油
・ゼラニウム
・レモングラス
・ラベンダー

などがあります。

ルームフレグランス

コーヒーのかす(除湿・消臭効果)

コーヒーかすはフィルターから出し、必ずしっかり乾燥させてから使います。

(湿っているとカビの原因になります)乾燥をさせたコーヒーかすは
フィルターで包んでだりティーパックやお茶用の袋等に入れて使います。

コーヒーかすは天然肥料なので、役目が終われば土と混ぜて肥料
として使う事もできます。

水分を吸ったあと長くそのままにしてしうまうとカビが発生するので
1ヶ月毎に確認をします。

洗濯用粉末洗剤(除湿・消臭効果)

洗剤を開けるとついている紙をはがさずに、穴を数ヶ所空けて湿気のある場所に
置きます。

洗剤が湿気を吸収し、ふんわり洗剤の香りがします。洗剤はそのまま洗濯
に使えます。

乾燥剤(除湿効果)

お菓子等に入っている乾燥剤。そのままでも使用できますが、ネットや袋に入れて
おくと取り替える時にすぐに見つける事ができます。

フローリング

湿度が高くなると大気中の水分が多くなり、その水分はフローリングにも
落ちています。

フローリングの上に何かを敷いていたり、長い間フローリングに何かを置い
ていると水分は乾燥しにくくなりカビが発生します。

カビを発生しにくい状況を作る事が必要になる事から、換気を良くし食べかすや
ゴミなどのカビのエサになる物はなくすように掃除をし、

その後に乾拭きをしていつも乾燥させるようにします。

カビが好きな成分のワックスの場合もあるので種類にも注意して、綺麗にした後
は必ずワックスやワックスシートでフローリングを拭いてカビを防ぎます。

ワックスをする時はカビのエサが少ない植物性のワックスやカビに効果のある
ワックスを選びます。

カビが発生してしまったら雑巾で拭き取ります。ワックスがある場合は
まずワックスを拭き取り、その後に中性洗剤をカビにかけてカビが浮いて来たら
湿らせた雑巾等で拭き取ります。

乾拭きをして乾燥をさせた後はワックスシート等でワックスをして
カビを防止します。

湿度が高い時期に、畳の表側のイ草部分に湿気からカビが発生する事があります。

畳の上に何か敷いている場合は取るようにし、畳の部屋を閉め切っている場合は
風が通るよう換気を良くし、

天気のいい日には掃除機をかけ乾拭きして畳の湿気を取るようにします。

カビが多く発生してしまう時には下からの湿気の場合があるので畳の下に
防湿シートを敷いたり、最終的には畳の店に相談します。

畳は空気中の水分を吸収したり放出したりする働きがある事から、日本の
高温多湿向きになり昔から使われています。

しかし、湿度が多くなってしまうと水分を吸収しすぎてしまい、湿気が増えて
カビが発生してしまう場合があります。

カビを見つけてしまったら、浮かせながら線にそって掃除機をかけその後線に
そって乾拭きをするを繰り返して取るようにします。

掃除機のファンでカビを撒き散らさないように注意します。

布団やマットレス

湿気が多い季節になるといつの間にか発生している布団やマットレスのカビ。

同じ場所に敷き続けていたり、汗をかきやすい人が寝ている場合に湿度と重なり
カビが発生します。

布団は敷いたままにせず、起きてすぐにたたまないようにします。

場所がある場合は布団を立てかけて置いたり、広げて布団の両面に空気が
流れるようにします。

布団を敷いままが多くなる場合は新聞紙やすのこ、防湿シートを下に敷くように
します。

部屋の空気がこもってしまうと湿気が増えやすくなるので部屋の換気は
こまめに行います。

最近では黄砂の影響で天気が良くても布団を干しにくい時が多くあります。
そんな時は布団乾燥機を使うとしっかり乾燥をしてくれます。

気温が高くなる時期に使うと部屋がむっとしてしまうので、部屋の換気をします。
冬の場合寝る前に使うとほかほかで気持ちが良いです。

カビが発生してしまったら、カバーがある場合はカバーを外しカビを取り除くよう
塩素系漂白剤で洗濯をします。

布団自体にカビが発生してしまったら薄めた塩素系漂白剤を布につけてカビを取り
その後湿らした布でしっかり塩素系漂白剤を取り除きます。

薄めた塩素系漂白剤の割合は水4:塩素系漂白剤1から始めて下さい。

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湿気とは

快適湿度

梅雨の季節になる6~7月、そして台風が多い8~9月の湿度は70%以上です。

湿度が70~75%の場合は蒸し暑いと感じる人もいれば感じない人もいるのですが
75%以上ではほとんどの人が蒸し暑いと感じやすくなります。

人間も過ごしやすくなり、湿気が感じにくいカビが起りにくい気温と湿度は

メモ

「気温25~28℃の場合は室内の湿度55~65%」
「気温18~22℃では室内湿度は45~60%」

湿度が上がればじめっとし、人間は蒸し暑く感じ大気中に水分が多くなりカビが発
生しやすくなります。

冬の湿気

湿気を感じるのは梅雨の季節や雨が多い日だけではなく、冬の暖房器具を使う時期
になると部屋の湿気や結露に悩みます。

湿度が上がるので湿気を感じるのは理解できるのですが、冬の寒い乾燥時期に湿気
がおきやすい理由には「湿度と低い気温」があります。

大気中には水分がありこの水分は常に移動し、温かい空気程水分を多く含み夏の時
期や温かい地域では静電気を感じる事はありません。

空気中の水分が水となって現れるのは気温が低くなった時、空気中にいる事ができなく
なり水になり現れます。

大気中の水分は温かい気温を好み、低い気温が苦手です。

冬の乾燥時期に湿度も普通にありとても寒い部屋の片隅では、水分が空気中にいる
事ができなくなりその場所では水となり現れます。

暖房器具もしていない部屋で朝方に窓に結露が発生してしまうのは、温度が下がり
過ぎてしまった事で空気中に水分がいる事ができなくなり、

水となって現れる事で起こります。

大気中の水分が水となって現れると言う事は大気中の水分が減ってしまう事になり、
空気は乾燥してしまいます。

乾燥をしていない時に温度がぐっと下がる寒い時期は温度が低くなる場所での湿度に
注意が必要です。

結 露

結露が出やすい部屋を観察すると石油ストーブやファンヒーター、加湿器等の水蒸
気を発生させた物を使用している事が多くなります。

もしかなりひどい結露がある場合は加湿器を使わずに、暖房器具は水蒸気を発生し
ないエアコンやオイルヒーターを使うようにします。

結露防止シートや結露防止ヒーター、結露防止スプレー等も販売されています。

断熱効果があるプチプチシート、壊れにくいように商品を包む時に使われるシート
を窓に貼る物なのですが、

完全に結露を防止する事はできないのですが、結露がシートにつく事でたれにくく
なります。

除湿機を使う

梅雨や雨の多い時期、冬にも湿気の問題を抱えている部屋には除湿機が効果的です。

除湿機を選ぶ時には1年中使いやすいデシカント(ゼオライト)式やハイブリット
タイプ、

比較的温度が高めの梅雨の時期や雨の多い夏の時期にはコンプレッサー式
などを選びます。

コンプレッサー式はエアコンの除湿と同じになり、水分を取りこみ冷やして
除湿します。

空気を冷やす事から気温の低い冬よりも気温があり湿気が多くなる時期が
得意です。

デシカント(ゼオライト)式は大気中の水分を吸湿して、吸湿した水分を熱で蒸発
させる事で乾燥した空気を吹き出します。

吸収して蒸発した水分はまた冷やされて水分にしてタンクにたまります。
除湿機を動かす事で熱を出してしまう事から、夏場以外の季節に向きます。

ハイブリットタイプには夏に強いコンプレッサー式と気温の低い時に強いデシカン
ト(ゼオライト)式を合わせた除湿機になり、1年中使う事ができます。

まとめ

湿度の高いベタベタを感じる時に家にいる場合は、できるだけクローゼットや
押し入れ、

下駄箱を開けて空気を流れるように気を付けているのですが開けっぱなしの
部屋はあまり心地の良いものではありません。

だからと言って閉め切ってしまうと、悲鳴を上げたくなる程のカビが発生する場所
もあり私の場合は特に下駄箱がひどく、

スエードの靴が違うスエードに変わった時にはあまりの不気味さに言葉をなくしました。
湿気との戦いは結局は「まめ」が大切になるのではと思っています。

まめな換気、まめに湿気の状態や湿気取りの確認、積み重ねて習慣にしてしまうと
安心して下駄箱を開ける事ができるようになりました。

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