生活一般

米の虫除けにおすすめのグッズは 効果で選びぶおすすめには

2020年8月16日

我々が口にする食品は、安心して食べるためにも管理をしっかりとおこなっていく必
要があります。

野菜やお肉、魚といった食材の管理は日頃からきちんとおこなっているという人で
も、意外に見落としがちなのが、お米の虫除け対策です。

お米の管理は特別意識したことがないという人も少なくないと思いますが、お米は虫
が発生しやすいので注意が必要です。

そこで、ここでは米の虫除けにおすすめのグッズや対策を紹介します。

お米に発生する虫

お米に発生する虫で代表的なのが

・コクゾウムシ
・ノシメマダラメイガ
・コクヌスモドキ

などです。
見た目などの特徴はそれぞれ異なりますが、どの虫も高温多湿の環境を好みます。
虫の参考は是非こちらもご覧ください。

お米の虫除けおすすめは 効果で選ぶ保存容器 場所には

米を購入する際には使う量だけ購入するのではなく、多くの人が数週間分の米を購入 することになると思います。 そうなると、残った米を長期間保管することになりますが、その際に気を付けたいの が米に発生する虫 ...

また、これらの虫は米だけを食べる虫というわけではなく、菓子類やインスタント麺
などの食品も食べますし、こうした食品や米のニオイを嗅ぎ付けて外から侵入します。

炊いた米に虫が発生していたらどうする?

・虫を取り除いて食べれば問題ない

お米に発生する虫は炊く前に気付いて対処するのが望ましいですが、虫は小さいです
し、米と似た色もいるため米を炊く前に気付かず、炊いてから虫がいるのに気付くと
いうケースもあるでしょう。

ご飯を食べようとして虫が出てきたら、そのご飯は食べることができないのではない
かと思う人もいるかもしれませんが、米に発生する虫に毒性はないので、虫を取り除
いて食べれば問題ありません。

仮に気付かずに食べてしまったとしても、健康被害を起こすことはありません。

虫はどこから侵入する?

米に突然虫がいるのを発見したらビックリすると思いますし、この虫はどこから発生
したのだろうと思う人も多いと思いますが、米に発生する虫の侵入経路はいろいろあ
ります。

ここでは米に発生する虫の主な侵入経路について紹介します。

稲刈り時に既についている

稲刈り前の時点ですでに卵が産み付けられていたものが孵化して米のなかに虫が発生
するケースもよくあります。

虫は卵を米に穴を開けて中に産み付けるので割れやすく、精米機で精米する時点で多
くの米が砕けますが、精米機で必ず全部砕けるというわけではないので、卵が産み付
けられた米が混入してしまう可能性があります。

米袋内に侵入

米袋を開封していない場合でも、米袋の通気穴から侵入するケースがあります。

米に発生する虫は非常に小さく、嗅覚も優れているため、米のニオイを嗅ぎ付けて通
気穴から侵入ができます。

最近では、虫除け対策で虫が侵入できないくらい通気穴を小さくしたり、逆止弁をつ
けたりしている米袋もありますが、通気穴から侵入できない米袋の場合でも、虫は米
袋を破って侵入する場合もあります。

米に発生する虫は非常に顎が強いので、米袋も破って侵入することができるのです。

保管容器に侵入

米を保管している容器に虫が外から侵入してくるケースも非常に多いです。

外部から容器内に侵入している場合、保管している容器に虫が侵入しないように、容
器や保管する場所を工夫する必要があります。

白米と玄米で発生率は違う?

最近では美容や健康のために、白米の代わりに玄米を食べている人もいると思います
が、玄米は白米よりも虫の発生率が高くなるので注意が必要です。

白米と玄米の違いは、胚芽と糠がついているかどうかで、白米が胚芽と糠が取り除か
れていて、玄米は胚芽と糠がそのままついています。

玄米の胚芽と糠には食物繊維やビタミンを始め栄養が豊富なため、虫もその栄養を目
当てにやってきます。

米の虫除けにおすすめグッズ

米に発生する虫はお米を炊いてから気が付いたとしても取り除けば問題ありません
が、炊いて食べようとする時に虫がいると気分的に良くないと思うので、やはり米を
保管する時点でしっかりと虫除け対策をおこなうべきです。

その虫除け対策におすすめなのが専用グッズを活用することです。
ここでは、米の虫除けにおすすめのグッズを紹介します。

エステー「米唐番」

天然唐辛子パウダーが入った米びつ用防虫剤で、唐辛子のかわいいフォルムが特徴です。

5kgから10㎏の米に対応なので、一人または少人数の家庭におすすめです。
米の上に置いたり、さしたり、容器につるしたりといろいろな設置方法が可能です。

アース「本格炭のチカラ」

アースの本格炭のチカラは、炭の脱臭効果によってお米のニオイを抑えて、虫を寄せ
つけないタイプの防虫剤です。

15㎏までの米に対応で半年間効果が期待できます。

キンチョー「お米に虫コナーズ」

防虫剤に特化しているメーカーであるキンチョーのお米に虫コナーズは、炭のパワー
で虫を寄せつけないのが特徴です。
10㎏の米に対応で半年間効果が期待できます。使用方法は保管容器の蓋に貼るだけです。

紀陽除虫菊「米びつ番長」

虫を寄せ付けない天然わさび成分が配合されている防虫剤で、わさびのフォルムをし
ているのが特徴です。

「米に置くタイプ」「蓋に貼るタイプ」効き目も「半年タイプ」「1年タイプ」
で選べます。

アラミック「米びつ先生」

アラミックの米びつ先生は独自の研究によって厳選された虫を寄せつけない6種類の植
物成分が配合された防虫剤です。

植物由来の成分で安心ですし、ニオイもお米につきません。また、米びつ35㎏までに
対応していて1年間も効果が持続します。

使用方法

米びつなどの容器に取り付けるだけです。

キハダの木内皮(黄柏)「キハダスティック100g」

キハダスティックとはキハダの内皮を乾燥し、カットされたものです。

キハダとはミカン科キハダ属の木で、内皮が黄色のためキハダ(黄肌)と言われてい
ます。

キハダには防虫効果があるため、大昔は貴重品を包む布の染色や、経文用紙の染色な
どに使用されていました。
そんなキハダの防虫効果を利用して米の虫除け用に作られたのがキハダスティックです。

米に発生する虫はキハダスティックのニオイを嫌うため虫除け効果が期待でき、1年間
くらい効果が持続します。

使用方法

キハダスティックをガーゼやお茶パックなどに入れて、米の容器に入れる
だけです。

お米に虫を発生させない対策

米の虫除け対策は、専用の対策グッズの他で代用できるものもありますし、普段の米
の管理を工夫することでも対策ができます。

ここでは、お米に虫を発生させないための対策で、専用のグッズ以外のおすすめ対策
を紹介します。

購入する米の量を調整する

お米を購入する際に

「特売していてすごく安かったから」
「毎回買いに行くのは面倒だから」

といった理由で一度にたくさんの量の米を買ったことがある人も少なくないと思います。

しかし、米を多めに購入してしまうと、それだけ米を大量保管することになり、保管
する期間が長くなってしまいますし、保管する期間が長くなれば虫が発生する可能性
も増えてしまいます。

米に消費期限に記載は特にありませんが、長期間経過すると味は落ちてしまいます
し、虫除け対策の点から考えてもできるだけ短い期間で食べきれる量をこまめに購入
するのがおすすめです。

期間の目安としては、長くても1カ月くらいで食べきれるくらいの量を購入するように
しましょう。

また、梅雨の湿度が高くなる時期や夏の暑い時期は2、3週間くらいで使い切る量にす
るのがおすすめです。

赤唐辛子、ニンニク、竹炭を入れる

米を保管している容器に

・赤唐辛子
・ニンニク
・竹炭

などを入れることで虫除け対策をおこなうことができます。

赤トウガラシはカプサイシンという辛み成分に虫除け効果があり、ニンニクはニオイ
成分のアリシンに虫よけ効果があります。

また、竹炭には脱臭効果があり、米のニオイをとることで、ニオイを嗅ぎ付けてやっ
てくる虫を防止することが期待できます。

容器をきれいに洗う

お米に虫がついていたとしても米をきれいに洗って虫を取り除けば食べることができ
ますが、米をきれいに洗うだけではなく、米を入れた容器もきちんと洗うことが大切
です。

米に虫を発見した場合、容器の中にまだ虫がいる可能性もありますし、虫が確認でき
なくても卵が残っている可能性があるので、容器もきれいに洗うようにしましょう。

容器を洗った場合に水気が残っているとカビの原因になってしまうので、きちんと乾
燥させてから米を入れるようにしましょう。

湿気取りグッズを活用する

お米に発生する虫は高い湿度を好むので、湿度が高くならないような場所で保存する
のが基本でますが、それに加えて湿気取りのグッズを使用して湿度管理するのもおす
すめです。

米の虫除けにおすすめのグッズや対策を紹介しました。
米に発生する虫の発生率は温度や湿度も大きく関係してきます。

最近の住宅は気密性が高いため温度や湿度が安定しやすく快適に過ごすことができま
すが、米に発生する虫にとっても快適な環境になってしまうため、しっかりと虫除け
対策していく必要があります。

米に発生する虫を何とかしたいという人は、こちらで紹介したような対策グッズなど
を参考にしてみてください。

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