クリスマスツリーの由来には!モミの木がクリスマスツリーなのは


12月が近づく頃、クリスマスの雰囲気を感じる時期になると
今年のクリスマスツリーはどうしようか?出すべきか出さないべきか悩むことが
多いのですが、よく考えると不思議に感じる「家の中に木を入れて飾りを飾る」事

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日本で植物を使う行事にはお正月の門松・しめ飾り、七夕の笹などがあります。
飾りは飾るのですが部屋の中に入れる事はなく、何日もそれを眺めて囲んで過ごす
事はありません。

日本でも使う植物の種類は決められ意味が込められ、付けられた飾りを飾るように、
クリスマスツリーにもモミの木や飾り、時期にはどういった意味があったのか
調べてみると意外に複雑で、興味深い理由や意味がありました。

目 次
クリスマスツリーの起源
クリスマスツリー「モミの木」
クリスマスツリーを飾る意味
クリスマスツリーを出す日・しまう日

クリスマスツリーの起源

 ◎ヨーロッパ(ローマ帝国)の樹木に対しての慣習
 ◎キリスト教をヨーロッパ(ローマ帝国)に広めた事


クリスマスに欠かすことができないクリスマスツリー、実は聖書に出てくる事は
ありません。聖書にないクリスマスツリーが、クリスマスになくてはならない物に
なってしまったのは、

キリスト教がキリスト教を広めようとしたヨーロッパ(ローマ帝国)で以前からあ
った慣習が人々をキリスト教に改宗させた後も続いた事で、キリスト教となった時
にも残ります。人々にとってクリスマスツリー(木)を飾る事はとても重要でした。

以前からあった「樹木崇拝」

ヨーロッパ(ローマ帝国)でキリスト教を広めるかなり以前からあった「樹木崇拝」
キリスト教がキリストを尊いものとして信頼するのに対して、樹木崇拝では樹木や
木立に対して尊いものとして信頼する、大切なものとして礼を尽していました。

樹木崇拝の慣習はその後に行う祝祭や様々な事に影響します。

キリスト教を広めようとした時にすでにローマで広がっていたのは「ミトラ教」
ローマでは大きな勢力を持っていました。

ミトラ教は太陽神ミトラを崇拝し、太陽が一番弱まる冬至にあたる「12月25日」を
この日が過ぎれば太陽が復活する日としてお祝いとして徹夜でお祭りの儀式を行っ
ていました。

ローマで広がっていたミトラ教では「太陽」に対して
 ▪信仰する、大切なものとして礼を尽くす
 ▪作物を育ててくれる
 ▪人を育ててくれる

人々にとって太陽は最も尊いものでした。
このような考えはキリスト教でもイエスに対し考えられ、ミトラ教での冬至の頃の
暗い冬の希望の「太陽」は、キリスト教では闇の中で光輝く存在であるイエス、
イエスはこの世界を創造し救済に関わると言う考えがあった事から

 ◎太陽 = イエス
 ◎太陽が作物を育てる、人々を育てる=イエスが世界創造する
 ◎太陽がある事で人々を助けてくれる=イエスは人々を救済する

ミトラ教での考えと同じような考えはすでにキリスト教に存在していたのですが、
キリスト教にないのは「樹木崇拝」と祝祭の「日付」

樹木崇拝において神は樹木や木立、キリスト教にとっての神、崇拝するのはイエス
キリスト教にとって自然崇拝は人間の精神を含まないので価値があるものでない、
意味をもたない慣習でした。

しかし、はるか昔からある慣習をなくす事が難しいと言うより、無くすことができ
ない、無理だった事からキリスト教にとって意味のある樹木にし、樹木崇拝を基準
としていた人々にとっては
 
 ▪今までの慣習を引き続き続けることができる
 ▪今までの信仰を変える必要はない

キリスト教には
 ▪キリスト教としての木にすることでキリスト教化する
 ▪イエスを崇拝する
  
キリスト教にとってイエスに敬意を表すことがとても大切だったはずですが、
キリスト教を広める一歩として今までの慣習をキリスト教に移行していく事の方が
重要になり

樹木崇拝を基準にしていた人々にとって樹木や木立は、太陽、大空、雨、雷・稲妻
の神、キリスト教でのイエスは光であり太陽。

人々がキリスト教に改宗したとしても、神がひとつ増えたというイメージだった事
から受け入れやすかったのではないかと言われています。

クリスマスツリー「モミの木」

キリスト教が崇拝する樹木として挙げたのが「モミの木」
キリスト教でのモミの木の意味には横から見える三角形の形は「三位一体」
である事

三位一体はキリスト教の教えのひとつ父なる神が頂点、子(イエス)と聖霊が
底辺の両端。

父は神であり神が作ったのが子(キリスト)父なる神はキリストの父、
一番初めの人間はイエス、すべての人間は神の子。
聖霊は父なる神から出た霊、神の意思、神の力、エネルギーを表現しています。

キリスト教が特に好む木は「常緑樹」不変の緑色が不滅(永遠)を象徴し、一年
で一番暗い季節になる冬でも春や夏のように自然が蘇る木、ツゲやビャクシン特
にモミの木が好まれます。

モミの木は材質に優れ、丈が高く、香りがある事から主に木リス教での神殿の建
物に使われ板や厚板、扉、大きな建物の柱、船、楽器などに使われていたと聖書
に書かれています。

キリスト教にとってモミの木は身近な樹木にもなり、イエスの生誕の地と言われ
ているベツレヘムはパレスチナの西側で、そのパレスチナの北側に位置するレバ
ノンではモミの木が自生しています。

そしてクリスマスツリーを飾る意味として、聖夜の降誕祭に教会の玄関の前で行
われるアダムとエヴァの神秘劇、失楽園の物語があります。

劇の中で果実を付けた木が立てられ、聖書でその木の種類について書かれてはい
ないのですが、各地域で用意しやすい木が使われていました。

ドイツではりんごの木が用いられ、12月25日に花の咲いているりんごの木を探す
のはとても大変だった事からモミの木が使われるようになります。

ドイツではクリスマス以前から樹木崇拝としてモミの木に色とりどりのリボンや
布片などを飾ることがあり、常緑樹でキリスト教が好む木モミの木は、選びやす
かったのではないかと言われています。

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ヨーロッパ(ローマ帝国)の樹木崇拝の対象となるのは「オーク(樫の木)」
ヨーロッパ(ローマ帝国)の原生林の樹木の中で最も多かったのが
オーク(樫の木)でした。

オーク(樫の木)で火をおこし、建物を建て、カヌーや道路を作り、耕作をする
以前からどんぐりは人々の食料だけではなく豚の飼料としても使われる。
オーク(樫の木)は人々にとって生活になくてはならない木でした。

人々にたくさんの恵みを与えてくれるオーク(樫の木)が崇拝する対象となるの
はとても自然なことでした。

キリスト教でもオーク(樫の木)は使われていなかったかというわけではなく、
巨大な樹木を指すときや夢の中にオークが使われ旧約聖書では時々登場しています。

聖書時代やそれ以前の樹木を知ることは難しく、シリアには3種類のオークは見つ
かってはいるのですが、イエスが生誕したと言われるパレスチナではオーク(樫の
木)は見られず、現在も見つけるの難しいと言われています。

レバノンなどの近くの地域ではオークが見られる場所もあるのですが、大きなオーク
はごく稀にある程度、この辺りのオークはヨーロッパと違い低い木の部類に
なります。

キリスト教にとってオーク(樫の木)は
どちらかと言うと身近ではなく、ヨーロッパのほとんどのオーク(樫の木)は落葉
樹であったので特別好むタイプの木ではなく「毎年飾る木」ではなかったのではと
感じています。

ヨーロッパ(ローマ帝国)での主な崇拝の樹木はオーク(樫の木)や特定の木でも、
樹木崇拝の人たちにとって崇拝の対象は基本的には「樹木や木立」

モミの木ももともと崇拝の対象となる木でもあり、キリスト教がクリスマスにモミ
の木を選び、オーク(樫の木)ではなくモミの木にするように言ったとしても、

樹木崇拝の人々にとってオーク(樫の木)はオーク(樫の木)、モミの木はモミの
木として樹木崇拝的には変わらなかった

樹木崇拝では樹木や木立には「神」「精霊」「霊魂」が宿っていると考えられ
言葉では言い表せない神秘的な存在や物事にある「精霊」と
キリストの三位一体を表す神の力を言う「聖霊」は

厳密にいうと違いはあるのですが、樹木崇拝の人たちにとって「聖霊」と「精霊」
は通じやすい、どちらも目に見えない存在として受け入れやすかったのではないか
と言われています。

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12月25日

キリスト教ではキリストの誕生日を知る事はなく、日付が残っている資料もないの
ですが、キリスト教にとってはそれはあまり重要なことではありませんでした。
キリスト教の中では独自に1月6日や12月25日祝う所もありました。

ミトラ教の人たちにとっては冬至の頃「12月25日」は太陽の復活をお祝いする日と
してとても重要であった事、太陽の崇拝とキリスト教を結びつける目的として

キリスト教でも1月6日や12月25日にキリスト教の誕生日を祝っていた場所もあった
事から、キリスト教での祝祭を「12月25日」と決めます。

クリスマスツリーは

キリスト教を広めようとしたヨーロッパ(ローマ帝国)で慣習としてあった樹木崇
拝を無くすことができないので、無くせないならキリスト教化する、キリスト教と
して意味を持たす、キリスト教が好むモミの木(常緑樹針葉樹)にしクリスマスに
モミ木を飾ります。

そしてキリスト教で各自で行っていた祝祭とヨーロッパ(ローマ帝国)で行ってい
た祝祭から「12月25日」がイエスが現れた日としてクリスマスの日に選ばれます。

モミの木をクリスマスに飾るのは、もともと樹木崇拝があった人々に対して
木を飾るのであればキリスト教にとって意味があるモミの木にしてください。
と言う事になるので

キリスト教としては基本的にはクリスマスに樹木を飾る事は進める事はなく、
非難する人々も多かったようです。現在でも教会によってはクリスマスツリーは
飾られる事はありません。

モミの木はすべての地域で取れやすいわけではないので、地域でとりやすい樹木
が基本的には使われています。その時に選ぶべき木は常緑樹、そして針葉樹
実際にヨーロッパではモミの木ではなくドイツトウヒが使われています。

モミの木は1900年以降アメリカにクリスマスツリーが広がると、バルサムモミが
一番使われるようになり、ダグラスモミ、ストローブマツが多く

ヨーロッパではアカマツ、フレーザーモミ、カナダトウヒ、ノルウェーではマツと
トウヒが好まれています。

今年は本物のモミの木飾りたい時にはネットショッピングやホームセンターでモミ
の木を購入することができます。

クリスマスツリーを飾る意味

キリスト教ではアダムとエヴァの失楽園の物語でモミの木にりんごやホスティア
(聖餐式の丸いウエハースのようなパン)が飾られ、これがキリスト教でのクリス
マスツリーと飾りの始まりだと言われています。

クリスマスツリーとして飾る時にも、アダムとエヴァの失楽園の物語
  旧約聖書「失楽園の物語
 
 アダムとエヴァが犯した罪、人間の堕罪
 善悪の知識の木
 生命の木
 悪魔(蛇)
 人の罪をつぐなうためにやってきたイエス

クリスマスツリーの飾りには必ず飾られたりんごとホスティア(聖餐式の丸いウエ
ハースのようなパン)には

 りんご  :アダムとエヴァを連想させる木の実、人間を死に導いた実
 ホスティア:罪の許しのためにささげられたキリストの体

普段の生活の中に広がっている罪(悪や苦しみ)、犯してしまった罪、
自分自身の心、そして神(イエス)これらを結びつける、思い出す事が大切でだと
言われています。
xmas-tree-apple-420 樹木崇拝の人たちにとって樹木は生きていく
生活する上でとても身近な存在になり

 太陽を照らす
 雨を降らせる
 家畜を増やす
 子宝や安産、出産を和らげる
 人々を助けてくれる

樹木や木立は「希望のしるし」
森林や立っている樹木に対して人々は「願い事をする(お願いを聞いてもらう)」
「お告げをもらう」「機嫌を取る」供え物、生贄、祝宴などを行い、

問題があると樹木に対して扱いをおろそかにした事で起こってしまうと考えられま
す。木には生命があると信じられていたので崇拝する木は伐ってないけない、枝を
折ってもいけなかったのですが、

木そのものが精霊や霊魂と言う考えから自由に動く事ができる、木は精霊や霊魂の
住んでいる場所になる、精霊や霊魂を擬人化して考えられるようになると

木を伐って村や扉の前に飾ったり、枝を扉や窓、天井に吊るしたりするようになり
ます。枝に宿っている精霊や霊魂も穀物、作物の成長(実として成長、雨を降らせ
て成長させる)子宝や安産の願いが込められます。

枝の場合邪悪な連中の侵害から家畜や家族を守る、家畜や人々を助けてくれる
「守護」の意味が強くなり、植物の精霊や霊魂は豊作と幸運を家にもたらすと考え
られていました。

ローマの人たちにもっとも愛された農耕の神様サートゥルヌスを讃えて行われた
サートゥルヌス祭ではヒイラギは魔法を防ぐものとして、豊穣を祈願して使われて
いました。

この枝や木にも飾りをすることがあるのですが、飾りは木に対して行う、木への
供物と言う意味になります。

生活に密接している習慣は、キリスト教での祝祭を素晴らしいもの、さらに意味の
あるものにするために、信仰や敬意を表す意味でも人々は樹木を飾るべきだと判断
したはずです。

家の中に枝を吊るしていたのが、上流階級の人々によって木が家の中に入れて飾ら
れるようになり、やがて庶民にも広がります。

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クリスマスツリーを飾るのは

キリスト教にとってはイエスの降誕をお祝いすると同時に、私たちの罪を背負って
死んでしまったイエスを表し、イエスを信じる事の重要性と大切さ、飾られる飾り
はキリスト教、イエスの意味、飾り物としての意味が込められ飾られます。

  クリスマスの飾りの意味は
  「クリスマスツリー飾りの意味は!オーナメントの意味には

樹木崇拝の人たちにとってはキリスト教としてしての意味と
邪悪な連中の侵害から家畜や家族を守る、家畜や人々を助けてくれる「守護」
豊作を意味するたくさんの幸福を家にもたらしてくれるように飾ります。

クリスマスツリーを出す日・しまう日

 ◎出す日は11月30日に一番近い日曜日
 ◎しまう日は次の年の1月7日


日本でクリスマスツリーを準備しだすのは早くで12月初旬、遅くても12月中頃に
は準備を終えている事が多くキリスト教として行う事が多い海外では

クリスマスツリーと飾りするのは11月30日に一番近い日曜日

11月30日に一番近い日曜日に必ず飾らなければならないと言う事ではなく、
クリスマスツリーを出して飾りを飾るのは待降節(たいこうせつ)アドベントから
クリスマスまでの期間中に行います。

この日待降節(たいこうせつ)アドベントと言い、キリストが現れる準備をする
期間の始まりの日になり、日ごろの行いを反省する厳粛な日、教会によっては結婚
式も行わない日になります。

クリスマスツリーを本物の樹で飾る事が多いヨーロッパではクリスマスツリーは
12月23日まで外で保存し、12月24日に部屋の中で入れて飾られる場合もあります。

玄関の扉に飾る事が多いクリスマスリースもクリスマスツリーと同じ11月30日に
一番近い日曜日から飾り始めます。

クリスマスツリーやクリスマスリースの飾る時期はそれぞれ少しずつ違っても
しまう時期は同じ公現日(エピファニー)1月6日の次の日「1月7日」
公現日(エピファニー)は賢者達が星に導かれキリストに会い日に行った日になり
ます。

(参考文献)
 O・クルマン(著)クリスマスの起源
 J・C・フレイザー(著)金枝篇第二巻
 ジュエリー・ボウラー(著)クリスマス百科事典
 ウイリアム・スミス(著)聖書植物大事典


私が住んでいる場所は森や林が多く、街に出ていくのにグネグネ道を通る程の山な
ので、樹木や木立が身近で、怖い雰囲気、機嫌がよさそうな感じ、調子が悪いよう
な様子

完全に想像しているだけなのですが、時には枝が手に幹に顔があるように見えたり、
木は生き物としてみる、人間に近い生命があると考える樹木崇拝の人たちの気持ち
を少しは理解できるような気がしました。

クリスマスツリーの意味を知る事で、樹木崇拝の意味が基本となる木や枝、葉や植
物は本物に意味があるのではと感じずにはいられませんでした。

いつもは自分で作った布製のツリーや100円ショップで購入したプラスチックの
クリスマスの小物を飾るのですが、今年は家族にたくさんの幸福が訪れるように
本物の木や枝、葉も一緒に飾りたいと思います。

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