美容系

シアバタークリームは手作りできる!材料や作り方を紹介!

2015年9月9日

美容や健康に関心を持っている人なら「シアバター」について関心を持っている人も
多いのではないでしょうか。

シアバターは美容面においてさまざまな効果が期待できるとして注目されていて、
最近ではいろいろなメーカーからシアバタークリームが販売されていますが、

シアバタークリームは手作りすることも可能です。

そこで、ここではシアバタークリームを手作りする際の材料と作り方について
紹介します。

また、手作りしたシアバタークリームの使い方や使用時の注意点などについても
紹介します。

そもそもシアバターとは?

シアバタークリームが美容に良いということは何となく知っているけど、シアバター
がどういうものなのか詳しくは知らないという人も少なくないでしょう。

まずはシアバターとはどういったものなのかを紹介します。

シアバターは天然の植物オイル

シアバターは、シアの木の実の種子から採取される植物性油脂で、原産国はアフリ。
主成分は

・オレイン酸
・ステアリン酸
・リノール酸
・パルミチン酸

といった脂肪酸です。
また、脂肪酸の他にも

・トコフェノール
・カロチノイド
・アラントイン

といった成分も含まれています。

シアバターは常温の状態では固形ですが、36℃くらいでクリーム状に変化する特徴が
あるため人の体温に触れるとちょうど良いクリーム状になります。

また、主成分のオレイン酸はもともと人の皮脂にたくさん含まれている成分なので、
肌にすごく馴染み、浸透しやすいのが大きな特徴です。

シアの木の実はすごく貴重

シアバターがシアという木の実の種子から採取されるものだと紹介しましたが、
シアの木は花が咲くまでに15年くらいかかり、最初の実がなるまでには25年くらい
もの年月がかかります。

また最初の実がなってから次の実がなるまでにも3年くらい年月がかかります。

このように、シアバターの原料であるシアの木の実は短い期間でたくさんできるもの
ではないので、すごく貴重なもです。

シアバターに期待できる効能

シアバタークリームに関心がある人でも、

「シアバターが肌に良いと言われているのは何となく知っているけど
具体的にどのような効能があるかはわかっていない」

という人も少なくないでしょう。
そこで、ここではシアバターに期待できる主な効能について紹介します。

保湿効果

シアバターの効能といえば、何といっても抜群の保湿効果です。

シアバターの主成分であるオレイン酸が肌にしっかりと浸透して、長時間しっかりと
水分を閉じ込めます。

アンチエイジングへの期待

シアバターの主成分のステアリン酸は抗酸化作用に優れていて、肌の老化の抑制やシ
ワの予防などの効果が期待できます。

また、パルチミン酸による美肌効果などによって若々しい肌をつくっていくことが期
待できます。

紫外線予防

シアバターにはリノール酸によるメラニンの抑制効果がありますし、日焼けによる炎
症を抑える効果もあるため、紫外線対策としても使用できます。

傷や火傷の治療

シアバターには炎症を抑える効果があるため、傷や火傷がある箇所に使用することで
治りが早くなることが期待できます。

実際、原産国のアフリカでは昔から火傷の治療にも使用されています。

シアバタークリームはどこに使える?

シアバタークリームは天然のオイルで非常に安全性が高く、人の身体にすごく馴染む
ため、全身どこにでも使用できます。

フェイスケア

目元や唇の周りなど乾燥しやすいところをケアしたり、リップクリームとして使用
したりすることができます。

ボディケア

手、首、肘、膝や乾燥で痒みが出ている部分など、どこにでも使用することが
できます。

ヘアケア

シアバタークリームは髪に使用するのもおすすめです。

髪に使用することで乾燥を防ぐことができますし、ツヤだし効果もあります。
また、紫外線から保護する効果も期待できます。

ネイルケア

手足の爪に使用することで保護効果やツヤ出し効果が期待できます。

メイク直し

マスカラやアイラインを落としたい時に、シアバタークリームを綿棒に少しつけて
落としたい部分に塗ると強くこすることなく簡単に落とすことができるので、
肌に余計な負担をかけずにすみます。

髭剃り後のケア

男性の場合は、髭剃り後に剃った箇所にシアバタークリームを塗っておくのも
おすすめです。

髭剃りはどうしても肌に負担がかかってしまうので、髭剃りした直後はダメージを受
けやすくなりますし、乾燥しやすくもなります。

そこでシアバタークリームを塗ることで、肌を保護したり、乾燥を防止したりする効
果が期待できるようになります。

手作りシアバタークリームの材料

シアバタークリームを手作りするためには必要な材料を揃える必要があります。

材料を揃えるといってもそれほどたくさんありませんし、アロマを取り扱っている
お店や百均ショップ、通販などで簡単に手に入れることができるものばかりです。

シアバター

シアバタークリームの材料のメインとなるのは当然シアバターです。

現在では、いろいろなシアバターが販売されていますが、商品によってはシアバター
が少ししか含まれていないというものもあるので、シアバター選びをする際には、含
有量をしっかりとチェックしましょう。

ミツロウ

ミツロウとはハチが巣を作るために分泌する天然のワックスです。

シアバタークリームはミツロウ無しでも手作りするできますが、ミツロウには
配合成分や油脂を均質化させる性質があるため、シアバターと一緒に混ぜることで安
定した品質のシアバタークリームをつくることができるのでおすすめです。

ミツロウには保湿効果の他にも、殺菌消毒効果、防腐効果など肌にとってうれしい効
果がたくさんあります。

ホホバオイル

シアバターやミツロウだけでも手のひらで温めると柔らかくなりますが、そのまま
クリームとして使用するには固めのテクスチャーで多少使い心地がよくないと
感じる人も出てくるでしょう。

そこで、少しホホバオイルを加えることで、使い心地がよくなります。

シアバタークリームは熱を加えてつくりますが、ホホバオイルは熱に強く、
高温で熱しても品質が変化しないので、そういった点でもシアバタークリーム作りに
向いています。

さらに、ホホバオイルには、

・ビタミンA
・ビタミンD
・ビタミンE

といったビタミン類や17種類のアミノ酸が豊富に含まれているため、肌荒れや乾燥肌
の予防効果や肌のアンチエイジング効果などさまざまな効果が期待できます。

エッセンシャルオイル(お好みで)

必ず入れないといけないというわけではありませんが、せっかく手作りするなら自分
好みの香りのエッセンシャルオイルを少量加えて香りづけするのがおすすめです。

ひとつ購入する場合のおすすめは「ラベンダー」

好き嫌いが少なくなじみやすい香りなのがラベンダー、肌への効果には
保湿・殺菌・消毒・抗炎症等の作用が期待でき、乾燥や肌荒れを感じている場合は
特におすすめです。

肌への潤いや保湿に効果が期待できるのは

ハーブ系:ローマンカモマイル、ゼラニウム
柑橘系:マンダリン
フローラル系:ジャスミンやネロリ

耐熱容器

シアバタークリームを作る際に熱を加えるため、容器は耐熱容器を使用する必要が
あります。

手作りシアバタークリームの作り方

シアバタークリームは販売されている物をそのまま使用するのもよいですが、
手作りするのもおすすめです。

クリームを保存する容器や香りなど自分好みにアレンジしてオリジナルクリームを
手作りすれば愛着も湧いて、クリームを使った日々のケアも楽しくなるでしょう。

そこで、ここではシアバタークリームの作り方の一例を紹介します。

使用量はあくまで目安なので、実際に作ってみて自分の好みのテクスチャーになるよ
うに分量を微調整していきましょう。

仮に好みのテクスチャーにならなくてももう一度湯煎し溶かして作り直すことが
できます。
ちなみに、

・シアバターやミツロウを多めに入れると固めのテクスチャー
・ホホバオイルを多めに入れると柔らかめのテクスチャー

作り方

    1.熱に強い容器にミツロウ4gとホホバオイル4mlを入れて湯煎して
      ミツロウを溶かします。湯煎する際の火は弱火でじゅうぶんです。

    2.ミツロウが溶けたら火を止め、シアバター30gを容器に入れて
     溶かします。

シアバターはミツロウが溶ける温度でじゅうぶんに溶けるので、火を入れてから
入れるのがポイントです。

3.シアバターが溶けたら瓶に移して、氷水を入れたボウルに瓶を入れて
 冷まします冷ましている間は中身をゆっくりとかき混ぜましょう。

4.中身の温度が下がってくると、徐々に白くなり固まってくるので
  固まり始めたらお好みでエッセンシャルオイルを数滴入れます。

エッセンシャルオイルは熱いうちに入れてしまうと香りが飛んでしまうので、
容器の中身を冷ましたタイミングで入れます。

5.エッセンシャルオイルを入れたら、またゆっくりとかき混ぜます。

6.中身がクリーム状になったら、冷蔵庫に入れて1時間くらい冷やすと
  シアバタークリームが完成します。

使用期限は約1カ月、長くて3カ月以内

シアバタークリームの使い方と注意点

シアバタークリームは簡単に手作りできますが、

「どう使用すればいいの?」
「注意しなければならないことはある?」

という人もいるでしょう。
そこで、ここではシアバタークリームの使い方と注意点を紹介します。

シアバタークリームのおすすめの使い方

シアバタークリームの使い方は基本的にケアしたい部分に塗るだけです。

固形になっているシアバタークリームを手のひらで温めるとすぐに柔らかく
なるので、塗る部分に馴染ませるようにやさしく塗っていきましょう。

このようなやり方で普通にクリームを塗るだけでもいいですが、塗る際に
マッサージをしながら塗るのもおすすめです。

マッサージをしながら塗ることで循環器が刺激を受けて、老廃物を体外に排出する
力や、新鮮な酸素や血液が全身の隅々までめぐる力がアップする効果が期待する
ことができます。

シアバタークリーム使用時の注意点

シアバタークリームは天然の植物油脂でできたクリームなので、あまりつけ過ぎる
と油分でべたついてしまうので使用する量には注意が必要です。

また、シアバターは天然由来成分で安全性も非常に高いですが、皮膚トラブルを
起こしているところに使用する場合は、念のため皮膚科医など専門家にきちんと
相談したうえで使用するようにしましょう。

シアバタークリームを手作りする際の材料と作り方、使い方や使用時の注意点など
について紹介しました。

こちらで紹介したようにシアバターは人の身体のどこにでも使うことができ、
いろいろな効果を期待することができるので、

シアバターを使ったシアバタークリームを手作りしておくと万能クリームとしていろい
ろな用途で使用できます。

誰にでも簡単に手作りすることができるので、シアバタークリームを手作りして
自分や家族の人達の肌をケアしてみてはいかがでしょうか。

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