食べ物

生チョコが固まらない!冷凍庫に入れるのはアリ?

2021年12月22日

口の中に入れた時のとろける食感やその際に広がる香りや甘みが魅力の
生チョコを

自分で作ってみようと挑戦したことがある人もたくさんいると思います。

生チョコは材料も簡単にそろえることができますし、最近ではネットで
レシピも簡単に知ることができるので挑戦しやすいと思いますが、
いざ挑戦してみると

「あれ?生チョコが固まらない」
「冷凍庫に入れたら固まるかな?」

といろいろ悩む人も少なくないでしょう。

そこで、ここでは生チョコが固まらない原因や冷凍庫に入れるとどうなるか
などについて紹介していきます。

生チョコと普通のチョコとの違い

生チョコが普通のチョコよりも固まりにくい理由を知るために、
まずは

生チョコと普通のチョコとの違い

を知っておきましょう。

生チョコ

生チョコは水分量と生クリームがそれぞれ全体量の10%以上

であるのに対して

普通のチョコ

普通のチョコは水分量と生クリームがそれぞれ全体量の3%以下

という基準があります。このように

生チョコは普通のチョコと比べても水分量が多いため
一般的なチョコよりも固まりにくいです。

ちなみにローチョコレートと呼ばれるチョコもありますが、

ローチョコレートは原料を焙煎せずに非加熱で作られた生(Law)の
チョコレートで、生クリームを煮立たせて作る生チョコとは全く別物です。



生チョコが固まらない理由

生チョコが普通のチョコと比べてもうまく固まらないことが多いのは事実ですが、
きちんとした方法で行えばうまく固まらせることができます。
では、

うまく固まらないと悩んでいる人の生チョコは
どうしてうまく固まらないのでしょうか。

ここでは考えられる主な理由について紹介します。

生クリームの割合が多い

生チョコの口どけやなめらかさを出すためには生クリームが欠かせません。
しかし、生クリームを入れ過ぎてしまうと

油分が多くなり過ぎてどれだけ冷やしても固まらない

という状態になってしまいます。

ココがポイント

生チョコを作る際のチョコレートと生クリームとの割合は2:1

になるようにするときちんと固まります。

植物性の生クリームを使用している

生クリームの割合を正しい割合で使用していても、

使用しているのが動物性の生クリームではなく植物性の生クリームを
使用していると、うまく固まらない

ケースが多くなります。

植物性の生クリームは水分や添加物が多いため動物性の生クリームよりも
固まりにくいため

おすすめ

生チョコを作る場合は動物性の生クリームがおすすめ

です。どうしても植物性の生クリームを使うという場合は

生クリームの分量を少し減らして冷やす時間も多めに取りましょう。

電子レンジでチョコを溶かした

チョコレートを溶かす工程で電子レンジを使用して溶かした人も
いるかもしれませんが、

電子レンジだとチョコレートの場所によって温度のムラが生じ、
成分が分離して固まりにくくなってしまいます。

電子レンジでササっと溶かしたいと思うかもしれませんが、
チョコレートを溶かす際は

ポイント

湯煎で溶かすようにしましょう。

水が混入している

チョコレートや生クリームを入れるボウルに

水分が付着していたものが混入したり、湯煎の時に水滴が混入したりすると
分離して固まりにくくなります。

「これくらいの水分が入っても大丈夫だろう」

と思わずに水が混入しないように細心の注意を払いましょう。

生チョコが固まらない!にならないために知っておくべきこととは?

スイーツ好きの人であれば生チョコが大好きという人も多いと思います。 そんな生チョコ好きの人のなかには、 「自分で作ってみたい」 と思っている人も多いのではないでしょうか。 生チョコつくりはお菓子作りを ...

固まらない問題が起きやすいもの

生チョコを作っていると固まらない問題が生じやすいですが、
単に生チョコをつくるのではなく

生チョコを使ったスイーツを作ろうとすると
さらに固まらない問題が生じやすくなる

こともあります。

生チョコタルト

参考

生チョコタルトの場合
タルトの場合は大きさにもよりますが6時間程度冷やす必要がある

生チョコの濃厚さはタルトとの相性が抜群です。
しかし、生チョコタルトを作る場合、

生チョコの部分の面積が大きくなるので通常の生チョコを固めるのと
同じ時間ではうまく固まりません。

通常であれば冷蔵庫で3時間くらい冷やせば固まりますが、
タルトの場合は大きさにもよりますが6時間程度冷やす必要があります。

豆腐生チョコ

豆腐生チョコとは

その名の通り豆腐と生チョコで混ぜ合わせたもの

豆腐を使用しているためカロリーが低いのが大きな特徴です。

豆腐生チョコなら生チョコだけで作ったものよりもカロリーを半分くらいに
抑えることができますし、

食べた感じも生チョコとほとんど変わらないため、甘いものが好きだけど
カロリーが気になるという人などに人気となっています。

しかし、
豆腐には多くの水分が含まれているため豆腐の水切りをしっかりとおこなわないと

どれだけ冷やしてもチョコは固まりません。

豆腐生チョコの作り方自体はすごく簡単ですが、水切りの時間はしっかりと
とって余分な水分を取り除きましょう。

参考

豆腐生チョコの場合
・水切りの時間はしっかりととる
・余分な水分は取り除く

生クリームの代替に牛乳

参考

(代替として牛乳を使用する)
生クリーム100㏄必要な場合牛乳は大さじ2杯くらいを目安

生クリームが手元にないということで代替として牛乳を使用することで
生チョコを作ることもできます。

しかし、生クリームの分量と同じ分量で牛乳を使用すると、
牛乳は水分が多いため冷やしても固まりません。

生クリーム100㏄の代わりに牛乳を使用する場合は大さじ2杯くらいを
目安にするとよいでしょう。

生チョコ固まらないけど再利用できる?リメイクやアレンジ方法を紹介

生チョコ作りをしたことがある人のなかには 「生チョコが思うように固まらない・・・」 という失敗を経験したことがある人もたくさんいると思います。 これから生チョコ作りに挑戦する人は生チョコが固まらないと ...

冷凍庫に入れても大丈夫?

生チョコがうまく固まらないという場合、

冷凍庫に入れたら固まるかも

と考える人もいると思いますが、

「本当に冷凍庫に入れても大丈夫?」
と躊躇してしまう人も多いのではないでしょうか。

冷凍庫に入れてもOK!

結論から言えば

うまく固まらない生チョコを冷凍庫にいれるのは問題ありません。

冷凍庫に入れることで生チョコの余分な水分がちょっとずつ飛んでいくため、
冷蔵保存ではうまく固まらない生チョコが冷凍庫に入れることで

うまく固まることもあります。

賞味期限が長くなる

生チョコを冷凍庫で保存すると固まりやすくなるだけでなく
保存期間も延ばすこともできます。

おすすめ

冷蔵庫で保存する場合は3日くらいが保存期限ですが、
冷凍保存であれば2週間くらい保存しておくことが可能

です。

冷凍保存時の注意点

生チョコを冷凍保存すると固まりやすくはなりますが、
急激に冷やすと表面のなめらかさが損なわれてしまいます。
よって、いきなり冷凍庫に入れるのではなく

ポイント

一度冷蔵庫である程度冷やしてから入れる

ようにしましょう。

また生チョコは長時間保存すると全体が固まり過ぎてしまい、
本来の食感を味わうことができなくなってしまいます。

もともと生チョコは冷蔵庫で保存することを前提につくられているため、
生チョコ本来の食感を楽しみたいというのであれば、

冷凍保存ではなく冷蔵保存がおすすめ

です。よって、

冷蔵庫だとうまく固まらないという場合や、
長期保存する必要があるという場合ではない限りは

冷蔵庫で保存するようにしましょう。

ラップを活用しよう!

生チョコを冷凍庫で冷やす場合、ラップをしてから冷やすのがおすすめです。

ラップをしていないと乾燥して表面のなめらかさや全体のしっとり感が
損ないやすくなってしまいます。

また、冷凍庫や冷凍庫に入れている他の食材のニオイも移ってしまいます。

ラップをすることでそうした問題を解消することができますし、
冷えて固まった生チョコを容器から取り出す際もスムーズに取り出しやすくなる
というメリットもあるので、

短時間冷やすだけという場合でもラップを活用しましょう。

まとめ

生チョコが固まらない原因や冷凍庫に入れるとどうなるかなどについて
紹介しました。

生チョコは普通のチョコと比べても固まりにくいですが、
こちらで紹介したような原因を取り除くことで問題を解決することができる
場合もあるので、

うまく固まらないという人はチェックしてみてください。

また、冷凍庫を活用するのも一つの方法なので、状況に応じてうまく活用して
いきましょう。

-食べ物