たけのこ

たけのこアレルギー症状は!アレルギー反応には

2015年2月26日

たけのこを食べた時にアレルギーの症状が出る場合があります。
たけのこのそのものは悪い食べ物ではなく、たけのこに入っている天然の成分に
反応してしまいアレルギーが起ります。

たけのこに入っている天然の成分「アセチルコリン」「ノイリン」
 食べた人にとって悪い食べ物
 アレルギー体質の人
体が反応してしまい、アレルギーとなって現れます。

たけのこのアレルギーの症状

山芋を手で触ると痒くなる、トマトの汁が付くと赤くなる等
触れてしまう触ってしまうと反応が出るアレルギーと同じになる事から
たけのこを食べて飲みこむ、喉を通る事で

「喉のイガイガ」「喉の痒み」時には「口の周りが赤くなる」

今までたけのこにアレルギー反応がなかった人でも、その時体調が悪い、ストレス
が多い時期、体が弱っていたりいつもと違う状態でもアレルギーとして反応する場
合があります。

もともとアレルギー体質の場合、体調の状態と重なるといつもより強く感じる事も
あります。

たけのこに含まれている天然成分

アセチルコリンは神経伝達物質になり、神経伝達物質の自律神経系になる副交感
神経を刺激します。

副交感神経の働きは
「体を休める」「体を修復する」「リラックスしている状態」

体を良い状態にする役割があります。
アセチルコリンは体の中でも作られている成分になるのですが、たけのこのアセ
チルコリンに過剰に反応してしまうのは、副交感神経が過剰に反応しやすい体質
になる場合が多くなります。

副交感神経が過剰に反応してしまうと、粘膜や分泌物を多く出し体を必要以上に
修復・守ろうとします。

例えば花粉症の症状では鼻(鼻水)目(炎症)喉(かゆみ・痛み)
胃腸では消化液(胃潰瘍等)

副交感神経が過剰に反応しやすい体質の多くはアレルギー体質だと言われています。
そして、ノイリンは出てしまったアレルギー反応を大きくしていしまう性質があり
ます。

たけのこを食べてしまうと副交感神経が過剰に反応してしまい、アレルギー反応が
大きく出やすくなる事で

 ◎自律神経失調症
 自立神経のバランスが崩れる事で体調不良、めまい、眠れない等

 ◎心拍数の低下
 アセチルコリンの代表的な性質

 ◎胃痛
 たけのこを食べると、食べた日の翌朝に胃痛を感じる事があります。
 胃痛になる場合のほとんどはたけのこをもらう機会が多かった、たけのこ狩りに
 行った たけのこの時期に気づかないうちにたくさん食べると起こりやすくなり
 ます。

 新鮮なたけのこ、あくが少ないからと言ってたくさん食べてしまうと急性胃炎
 なる事もあります。 

 ◎かゆみ(発汗)・皮膚の赤み
 アセチルコリンは汗腺を刺激します。「体温が高くなる」「汗が出る」
 過剰に反応してしまうと部屋の温度が上がったり、ストレスで体温が上昇したり
 運動や入浴をする事で体中にかゆみが現れる事があります。

体を守ろうと炎症も起こしてしまうと

 ◎気管支喘息
 たけのこを食べると喉を通ります。喉を通る事でたけのこが触れるた場所が炎症
 を起こしてしまい「空気が通りにくくなる」「気道が狭くなる」
 息がしにくくなり気管支喘息になりやすくなります。

 喉のイガイガ・喉の痒みに加え「喉のつまり」もある場合
 喉が炎症を起こしている可能性があります。

 ◎今持っているアレルギーも悪化
 喉の気道や鼻の炎症は鼻炎・花粉症、喘息等の症状も悪化させてしまいます。

アレルギー体質

何かのアレルギーがある、アレルギー反応が出やすい、アレルギー体質の人には

 ◎蕁麻疹・湿疹
 アレルギー体質ではない人は蕁麻疹が出る事はほとんどありません。
 たけのこ以外の食べ物や量はあまり関係はなくアレルギー反応として蕁麻疹が出や
 すくなります。
 食べ物から蕁麻疹や湿疹が出た場合、何週間も続く、毎日出続ける事はありません。

 ◎咳
 アレルギーを持っている、副交感神経が過剰に反応、体を守ろうと炎症を起こして
 しまい気道が狭くなり咳が出やすくなります。特にアレルギーを持っている人は気
 道の炎症を起こしやすくなります。

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たけのこのあく

 ◎吹き出物・ニキビ、肌荒れ
 吹き出物やニキビは「皮脂のバランスが崩れる」「ホルモンのバランスが崩れる」
 思春期だけではなく、大人になっても悩まされるのは何かが過剰に分泌されて
 吹き出物やニキビ等の肌荒れとなった現れてしまう体質になります。

 あくは体に悪いのかと言うと悪くはないのですが、体に必要な栄養でもありませ
 ん。いつもより多くあくが体内に入る事で、体から出そうとして吹き出物やニキ
 ビ等の肌荒れが起ってしまいます。

 特に吹き出物やニキビが出やすい、肌荒れしやすい体質の場合
 あく抜きをしていても注意が必要です。

 ◎腹痛・下痢
 たけのこを食べると腹痛や下痢になる事があります。
 たけのこは繊維が多い食べ物になる事から症状がおこりやすくなります。

 他の根菜類では起らないのにたけのこだけに起る場合は
 もともと腸が弱い、たけのこの繊維に弱い
 そしてたけのこに反応しやすい体質

 「アセチルコリンによる副交感神経の過剰な反応」
 「あく」

 体に良くない物、体の外に出そうと反応してしまい腹痛を起こす事があります。
 あくの成分「シュウ酸」体内のカルシウムと結合する事で「結石」の原因にもな
 ります。
 
 今たけのこを食べたからと言ってすぐに結石になる事はなく、過剰に摂取したり
 体質的に結石になりやすい場合があります。
 たけのこの時期に腹痛が起る場合、いつの間にかたけのこを多く食べているかも
 しれません。

 ◎吐き気
 比較的たけのこを多く食べてしまった時、実は体調が良くない、ストレスが溜ま
 っていた、少しでもいつもと違う体調の時に食後吐き気、むかつきを感じる事が
 あります。

 吐き気、むかつきの原因もあくの成分「シュウ酸」シュウ酸が血液の中のカルシ
 ウムイオンと結合してしまう事で起ります。

 

症 状
すぐに現れやすい 喉のイガイガ
喉の痒み
口の周りが赤くなる
吐き気
時間がたってから現れやすい 胃痛
腹痛・下痢
かゆみ(発汗)・皮膚の赤み
体質によってなりやすい 蕁麻疹・湿疹
吹き出物・ニキビ、肌荒れ
気管支喘息
症状が重くなるとなりやすい 気管支喘息
自律神経失調症

たけのこアレルギー幼児では

幼児のアレルギーの原因になる食べ物に「たけのこ」があります。
内臓や消化器官、体自体もまだまだしっかり成長していない時にたけのこを
食べてしまうとアレルギーの症状が出る事があります。

アレルギーの症状には
 口唇のはれ、蕁麻疹、結膜やまぶたの腫れ
 吐き気、嘔吐、下痢、腹痛
 喘息、呼吸困難 

一番多い症状は蕁麻疹、結膜やまぶたの腫れ、口唇のはれ 皮膚が赤くなる症状。
内臓や消化器官、筋肉や骨、体全体の発育は2~3歳くらいまでになります。
具に少したけのこが入っていただけでもアレルギーの症状が出る事があります。

アレルギー症状が出やすいたけのこを与える時は発育後少しづつ様子を見ながら
与えます。

 両親がどちらもアレルギーがある
 両親のどちらかがアレルギーがある
 他の食べ物にアレルギーがある

両親にたけのこのアレルギーがあるから子供がたけのこアレルギーになると言う
のではないのですが、こどもがアレルギー体質になる可能性が高くなります。

発育と共にたけのこのアレルギー症状が出なくなるかもしれませんが
基本的にはたけのこにアレルギーを持っている事になります。

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たけのこアレルギーの対処法

たけのこを食べる時には必ずあく抜きをします。
アセチルコリンは仮性アレルゲンと呼ばれ熱に弱い性質があり、あくは水に流れ
やすなります。

たけのこをあく抜きする事で可食部100gに対して約645mgのあくの成分シュウ酸は
茹でると138mgになると報告がされています(約78%減)

たけのこにアレルギーを持っていると感じた場合、何かのアレルギーがある場合
あく抜きをしていても「量を調整する」時には「食べない事」が一番大切です。

◎喉のイガイガ・痒み
たけのこを食べると感じる事が多い
「喉のイガイガ」「喉の痒み」時には「口の周りが赤くなる」症状は
一時的なアレルギー反応になる事から1時間~2時間程で治まる事が多くなります。

たけのこのアレルギーの多くは「遅延型アレルギー」
食べてから6時間から24時間以内に反応が出やすくなります。
 咳・喘息
 胃痛・腹痛
 かゆみ・蕁麻疹・湿疹・ニキビ

炎症が起る事で症状が現れる事から抗炎症剤・抗ヒスタミン薬・抗アレルギー剤
蕁麻疹や湿疹等の場合には漢方薬では香蘇散などがあります。

薬局やドラッグストアの薬剤師の方に今の症状を伝えると症状にあったお薬を
選んでくれるのですが、一度病院に行き診察をしてもらう事をおすすめします。

病院

アレルギーが出た場合、始めてアレルギーの反応出た時には何が起っているのか
分からないはずです。

 かかりつけ医
 かゆみ・蕁麻疹・湿疹・ニキビでは皮膚科
 咳・喘息、胃痛・腹痛では内科
 医療関係者に相談をする

病院から適切な病院を紹介されたり、処方された薬が症状にあう場合もあります。
アレルギーだと感じた場合には
アレルギー専門医がいる病院(大学病院や大きな病院)に行きます。

病院によってはアレルギー科ですがアレルギー専門医ではない事もあり
ホームページ、電話やメール等で確認すると確実です。

日本アレルギー学会のホームページではアレルギー専門医がいる病院を紹介して
います。☞日本アレルギー学会

◎アレルギー検査
今後のためにも自分のアレルギーを調べたい場合
アレルギー体質かどうかだけの場合は
 内科
 総合病院(皮膚科、内科、アレルギー科がある)
何のアレルギーなのか知りたい場合は「アレルギー科」に行く方が確実です。

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