クリスマス

クリスマスツリー飾りの意味は!オーナメントの意味には

2015年9月12日

11月も後半になると「そろそろクリスマスツリーを飾る時期かな?」と
クリスマスツリーを飾るタイミングに悩み始めます。

クリスマスツリーの飾りにはクリスマスらしい物を飾っている方ですが
海外では意味が込められて、もしくは意味があって飾る事が多く
クリスマスツリーに付属している飾りにも実はちゃんとした意味がありました。

クリスマスに樹に飾りをするようになったのは、クリスマスを行う以前からの風習
が残りクリスマスツリーや飾りを飾ります。

ヨーロッパではもともと樹を崇拝の対象とし精霊が宿っていると信じられていまし
た。樹は秋になると葉を落としまう、精霊が樹からいなくなる、樹を見捨ててしま
ったように感じていました。

  精霊と言ってもあまりピンと来なかったのですがまっくろくろすけ(トトロ)
  も森の精霊。まっくろくろすけがいなくなったら不安になってしまいます。

春になると精霊が必ず戻ってくるように、精霊が見つけやすいように色を塗った石
や華やかな布などを飾っていました。春になると樹は葉をたくさんつけて人々を喜ば
せ安心をさせていました。

室内にクリスマスツリーを置くようになってもこの風習が残り飾りを飾るように
なります。

クリスマスツリーの飾り

クリスマスツリーには必ず飾られる飾りがあります。
飾りは住んでいる場所が違ってもほとんどの場合は同じで、同じ飾りには飾るべき
意味があった事で飾られています。

トップスター りんご・ボール(飾り玉)
ガラス玉
ベル・鐘・鈴
クリスマス 飾り 星
「ベツレヘムの星」
キリスト生誕の知らせ
クリスマス 飾り ボーる
「豊かな実り」
「永遠の命」「邪視除け」
クリスマス 飾り ベル_2
「喜びと希望」
「魔よけ」

トップスター(一番上の星)

キリストがこの世にあらわれた事を博士(賢者)達に知らせるた星。
幼子キリストとその家族がいるユダヤの地(現在のイスラエル)にあるベツレヘ
ムの街に博士(賢者)達を導いた星です。

トップスターと言われる星はどんな星だったのか検証が行われ惑星接近説、
惑星と彗星の説などがあるのですが現在もはっきりした事はわかっていません。

民話では当時ローマ帝国であったユダヤの地(現在のイスラエル)の総督ヘロデ
王(領主)から逃れる事ができるように、

星の姿をした天使が博士(賢者)達に幼子キリストとその家族の場所を知らせ、
博士(賢者)達の夢の中ではヘロデ王の邪悪な行いを知らせる事で各自の国に
ばらばらになって帰る事ができたと言われています。

博士(賢者)達は幼子キリストとその家族と出会えただけではなく、博士(賢者)
達の安全も手に入れ、導いた星は実は天使だったという事です。

星の形はキリスト教やユダヤを意識した六芒星(ろくぼうせい)ヘキサグラムと
言われる角が6つの星だと言う決まりはなく、日本で良く使われる角が5つの星でも
問題はありません。

りんご・ボール(飾り玉)・ガラス玉

室内でクリスマスツリーを飾るようになったのはドイツ。ドイツではクリスマスに
受難劇「アダムとエバ」の物語を上演し、エデンの園の場面では最初は本物のりん
ごの木を使っていたのですが、後にモミの木を使いりんごを飾っていました。

アダムとエバの物語ではりんごを食べた事で堕落し楽園を追放される、受難の意味
をさしているのですが、聖書ではりんごやりんごの木だという記載はなく実際は
どんな木だったのかは書かれていません。

りんごになってしまったのはラテン語の「悪」を意味する言葉「ラルム」と
「りんご」を意味する「マールム」が同じ「malum」だった事で混合されてしまい、
りんごが悪い食べ物のようになってしまいました。

ヨーロッパでは寒い冬でも栽培する事ができるりんごは貴重な保存食。
永遠の命をもたらす果実りんごは

「豊かな実り」「生きる喜び」
「慈しみといたわりが、太陽のように永遠に輝くように」
「神」

などの意味が込められています。
クリスマスツリーに飾られたりんごは、クリスマスツリーの飾りが初めて売られる
ようになる1840年頃にはガラス玉が使われるようになります。ガラス玉はドイツで
は球の意味になる「クーゲル(Kugel)」と呼ばれています。

実はこのグーゲルを飾る事にも迷信にはなるようですが意味があり、ガラス玉は
聖霊玉(神の活動する力)と呼ばれ、ガラスの性質「反射する作用」がどの方向か
らガラスを見ても邪視(じゃし)が映る。

悪意や呪い等の魔力になる邪視(じゃし)がガラス玉のそばを通ると、自分の目
(邪視)を見ることになる。

邪視(じゃし)と邪視(じゃし)が見つめ合う事で邪視(じゃし)を除ける、
悪意や呪いや良くない事が入ってこないようにすると言う意味を持ち、家の玄関な
どでも飾られるようになります。

重かったガラス玉は技術の発達とともに薄く作る事ができるようになり、1870年頃
には世界でクリスマスツリーに飾られるます。

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ベル・鐘・鈴

「喜びと希望」
「キリストが現れた事をみんなに知らせる」
「迷子になった道を正しい道(場所)に導き正しい道(場所)につれて行く」

ベルは鳴らす事でみんなを行くべき道(場所)に導きます。
古代ヨーロッパでは、冬至の魔よけのおまじないの名残として使われるように
なります。

現在でもドイツやオーストラリアの一部ではクリスマスのお祭りの時には
まず大きなベルを鳴らし、悪霊を追い払ってからクリスマスお祭りが始まります。

鐘は400年頃にはキリスト教の礼拝式の一部になります。信者達を礼拝に招く時に
鐘を鳴らす行いがクリスマスと結びつき「一組の鐘を鳴らしクリスマスを迎える」
と言う考えが生まれます。

▪イギリスでは12月21日の聖トマスの日は鐘を鳴らしクリスマスを迎える
▪北欧では鐘を鳴らす事で仕事の終わり、祝祭シーズンの始まりを知らせる

▪プレゼントが到着したときに聞こえるのは鐘の音
▪プレゼントをしようと煙突を降りてくる時に聞こえるのは鐘の音

サンタクロースのモデル聖ニコラウスはハンドベルを持ち訪れる事は有名でした。
ハンガリーではプレゼントの到着を知らせるためにエンジェルベルを鳴らして
歩くという事です。

靴 下 天 使 キャンディ・ステッキ
クリスマス 飾り 靴下_2
「プレセントはこの中に」
クリスマス 飾り 天使_2
「神様の使い」
「守護天使」
クリスマス 飾り キャンディ_2
「硬い信条」
「神からの贈り物」
「イエス(Jesus)」の
頭文字

靴 下

サンタクロースのモデルになった聖ニコラオス(ニコラウス)の伝説で

ある家族は貧しいあまりに3人の娘を過酷な仕事に出さなければならなくなってい
ました。
それを知った聖ニコラオスはその家に金貨の袋を投げたのですが、投げた金貨の
袋は干していた靴下の中に入ってしまいます。

この伝説が伝わり子供達はベッドや暖炉に靴下をぶら下げるようになります。
フランスやドイツでは靴下ではなくピカピカに磨いた靴を暖炉の前に置いています。

クリスマスの時期に販売されているクリスマスブーツ。ブーツの中にお菓子が入っ
ている様子がとてもクリスマスらしいのですが、お菓子が入ったクリスマスブーツ
は日本だけの風習。

クリスマスブーツが販売されたのは戦後すぐ、誰もがクリスマスケーキを購入する
事できなかった時期にクリスマスケーキの代わりになったのがクリスマスブーツ。

価格や大きさがたくさんあったクリスマスブーツは良く売れ、現在も販売されて
います。

天 使

キリストが現れた事をみんなに知らせる役目であった「天使」
クリスマスの飾りの一つとして選ぶことが多い天使は妖精としても使われるように
なります。

17世紀頃のドイツで天使はクリスマスツリーに好んで飾られます。
キリストの赤ちゃんの人形を作る際に使われた型が天使の型だった事から、天使は
キリスト教を意味する事にもなり、天使の蝋人形はクリスマスツリーに欠かすこと
ができない飾りです。

その後幼児期キリストを表現する大きめの人形(天使)翼を広げている天使などが
クリスマスツリーのトップに飾られるようになります。

19世紀になるとキリストを表現していた天使は守護天使となりイギリスにも伝わり、
この天使は普通の人形と変わらない大きさだった事からクリスマスが終わると人形
遊びとして使われていました。

そして1837年頃には人々が好んだ演劇の中のひとつに、妖精の杖のひと振りで悪い
人達から救う「良い妖精」が使われるようになります。

 赤ちゃんのキリスト(天使):飾りのひとつ
    ↓
 乳児期のキリスト(大きめの天使):クリスマスツリーのトップ
    ↓
 守護天使:クリスマスツリーのトップ
    ↓
 守護妖精:クリスマスツリーのトップ
    ↓
 妖精  :飾りのひとつ

当時は天使ではなく妖精を好んで使っていたようですが、今では妖精も天使も飾り
に使わています。

日本では天使も妖精もクリスマスツリーのトップに飾る事はほとんどないのですが
人々を守ってくれる天使をトップに飾るのは、クリスマスらしい飾り方のように
感じます。

chiristmas-tenshi-180

キャンディーケーン

1970年頃ケルト大聖堂の聖歌隊の指揮者が、教会にあった幼子キリストの周りに
子供達が近づきうるさくしてしまうので、その子供達を静かにさせるために羊飼い
の杖の形をしたキャンディを与えたことが始まりではないかと言われています。

杖の形をしたキャンディはもともとお菓子をクリスマスツリーに飾っていたドイツ
ですぐにクリスマスツリーの飾りとして使われるようになり、杖「ケーン(Cane)」
の形にした飴「キャンディーケーン」と言われるようになります。

キャンディーケーンはキリストを最初に見つけた羊飼いの杖の他に、サンタクロース
のモデルだと言われている聖ニコラウスの持つ司教杖を表現したとも言われています。

ドイツでは白いキャンディを杖の形にしてクリスマスツリーに飾ったり、食べたり
していました。キャンディーケーンの硬さは私たちの「人生を守ってくれる硬さ」
キリストへの「硬い信条」を表し、清らかさを意味する白だけで作られていました。

キャンディーケーンを見たアメリカのキャンディ製造業者が20世紀初めにキリストを
象徴するキャンディとしてストライプ柄にして作ります。

赤いストライプは
3本はローマの兵士に鞭で打たれたときの傷、1本はキリストが十字架で流した血

緑のストライプは
キリストは神からの贈り物である事忘れないため、永遠の生命などの意味

杖を逆さにするとイエス・キリストをさすJesus(ジーザス)の「J」になる
キリストと結びつける意味が後から付けられます。

リボン ジンジャークッキー キャンドル・クリスマスライト
クリスマス 飾り リボン_2
「永遠に結ばれる」
クリスマス 飾り ジンジャー_3
「無病息災」
「幸運の祈り」
クリスマス 飾り イルミネーション
「空に輝く星」
「世を照らす光」
「キリストの象徴」

リ ボ ン

お互いがお互いに愛情を持って永遠に結ばれる、結んだ紐には
「人との縁や和」「夢の実現」「努力の成果」等の意味もあります。

ジンジャークッキー

ジンジャーマンクッキー、ジンジャーブレッド・クッキーとも言われ、
ジンジャー(生姜)の入っている男の子のクッキー。

クリスマスツリーにジンジャークッキーを飾るようになったのは、クリスマスに
受難劇「アダムとエバ」の物語のエデンの園の場面で使われた本物のりんごの木が
モミの木とりんごになり、罪の許しの象徴になる聖餐式(せいさんしき)の時の
パンも一緒につるすようになります。

パンは私達がイメージしやすいふんわりしているパンではなく、薄い平たいウエハ
ースのような物。このパンがやがてクッキー(小麦粉を焼いたもの)になったのは

クリスマスに豚を食べる習慣があったヨーロッパで豚を食べる事ができない貧しい
家の人達はクッキーを豚の形に焼いてクリスマスツリーに飾ったり、食べたりした
事が始まりではないかと言われています。

豚の形のクッキーが男の子になった理由はわかっていないのですが、ペストの大流
行した16世紀にヘンリー8世が生姜が予防になると生姜入りのパンを広め、そのこ
とからヘンリー8世に似せたクッキーになったのではないかと言われています。

現在でもジンジャークッキーは男の子の形をしたジンジャーマンクッキーだけでは
なく、家の形をしたジンジャーブレッドハウス、うさぎやハートの形などがあります。

キャンドル・クリスマスライト

クリスマスツリーに巻かれているライト、クリスマスライト・ペッパーランプ、
イルミネーション等と呼ばれています。

クリスマスを行う前の風習でクリスマスの時期になる冬至の時期の祝祭「冬至祭」
冬至祭で太陽の復活をお祝いして火を燃やし続けた儀式とキリスト教の「世の光」
が合わさります。「地の塩、世の光

この世を照らす光になるキリストと長い夜が終わり太陽と春が戻ってくる冬至祭
クリスマスには光がとても重要です。
  
キャンドルには「自分自身を犠牲にして(削って)光(火)をともす」と
言う意味があります。

クリスマスツリーにもキャンドルを飾っていたのですが、火事などが起こりやすく
とても危険でした。19世紀終わり頃アメリカの電話会社の職員が、電話交換機に
使われた電球を見てクリスマスライト・イルミネーションを作ります。

安全で購入しやすい、使いやすい、クリスマスの火事を減らすクリスマスライト・
イルミネーションは1936年以降本格的に広がり始めます。

松ぼっくり 柊(ヒイラギ) リース
クリスマス 飾り まつぼっくり_2
「実り豊かな穀物」
「収穫」
クリスマス 飾り ひいらぎ
「魔よけ」
クリスマス 飾り リース
「永遠」「永遠の命」
「幸運の祈り」
始まりも終わりも無い

松ぼっくり

松は
「不滅性(ふめつせい)」:死のない事
「不老長寿(ふろうちょうじゅ)」:長生きする事
「豊穣・繁栄」

縁起の良い木と言われています。

柊(ヒイラギ)

キリストがすべての人の罪を背負い、十字架に架けられる時にかぶせられたのが
「いばらの冠」
赤い部分「キリストの血」「太陽の炎」緑の部分「永遠の命」

キリスト以前から柊(ヒイラギ)は好まれて飾りに使われていました。
柊(ヒイラギ)には神秘的な力を宿している、超自然な力があるとされさまざまな
言い伝えがありました。

 ▪女の子は魔よけのために柊(ヒイラギ)をベッドにくくり付けていた
 ▪柊(ヒイラギ)の実は悪魔の目や稲妻から守ってくれる
 ▪柊(ヒイラギ)の葉は魔女や悪霊を刺して退治する
 ▪クリスマスに柊(ヒイラギ)の枝を暖炉に投げ入れると厄介事が解決する
 ▪柊(ヒイラギ)は男性を表し、男性を守り幸運をもたらす

柊(ヒイラギ)の効力が生かされるのは教会の飾りとして使われていたものに
限り、薬としても使われた柊(ヒイラギ)はリューマチ、喘息、咳、悪夢などの痛み
や苦痛を和らげる癒しの効果があると信じられていました。
  
日本でも「邪気の侵入を防ぐ」と言う意味で節分に使われています。

リース

リース(wreath)は「花輪 花冠 冠 輪状の物」の意味ですが、円と本物の愛は
決して終わらないものである事から「永遠に終わらない愛」と言う意味もあります。

もともとリースは古代ローマ人の風習、新年の祝賀の祭での贈り物の交換の時に
贈り物として常緑樹の枝を贈ったのが始まりだと言われています。

現代のように幸せを願いクリスマスを行うように、命の象徴になる常緑樹は
「健康」「永遠」「幸福」などの願いを込めて贈られます。
その時にも輪状の物も流行していたという事です。

願いを込めて贈られた常緑樹は家族の健康を願い玄関にも飾られます。
今では自分で作ったり購入した物を飾る事が多いのですが、本当は贈られたリース
を飾る事に意味があるようです。

chiristmas-250

戸口のリースはアメリカでよく見られ、世界的に広がったのはアメリカ映画のワン
シーンからだという事です。

キリストが現れる待降節(たいこうせつ)からクリスマスまでの期間にキャンドル
を灯して使われる「アドベント・キャンドル」にもリースは使われ、吊るすのでは
なく置いて使います。

モール・小さな玉 ぶどう はと・キジバト
chiristmas-moru
「感謝のしるし」
chiristmas-budou
「家庭の幸せと安泰」
「キリストの血」
「女性に幸運をもたらす」
hato
「純潔の象徴」
「平和の象徴」

モール・小さな玉

クリスマスをセットで購入すると必ずついてくる「モール」「小さな玉」
モールはティンセル ガーランド(tinsel garland)とも言い、
モール・小さな玉には「感謝のしるし」と言う意味があります。

クリスマスツリーにモールや小さな玉が付けられるようになったのは
ユダヤの地(現在のイスラエル)は当時ローマ帝国、その総督イスラエルのヘロデ
王(領主)に支配されていました。キリストがヘドレ王に追われた時にかくまったの
が「蜘蛛の糸」その時の感謝の気持ちの現れです。

ウクライナのクモの巣のクリスマス・ツリーの話には
「幼子キリストがクリスマスツリーにかけられた蜘蛛の糸を銀色に変えた」
「夜に蜘蛛達が馬桶(まぶね)の上に蜘蛛の巣をかけ幼子キリストを喜ばせた」

森で小さなモミの木をみつけ子供達のために家に持ち帰りました。朝になりまばゆ
い光に目が覚めると、モミの木全体に蜘蛛の巣がはり雪のようにキラキラと輝き、
子供達が目が覚めると銀細工となりました。

馬桶(まぶね)は幼子キリストを寝かせていた箱、蜘蛛の糸がベッドメリーの
ようだったのかもしれません。
ドイツの話には

貧しい家ではモミの木に何も飾ることができず、蜘蛛の糸が一面に張り巡らされて
しまいました。
イブの夜にやって来たサンタクローズが蜘蛛の糸に触れると銀の糸に変わり、家族
は美しクリスマスツリーを飾りながら幸せなクリスマスを迎える事ができます。

蜘蛛の巣を表現する時のモールや小さな玉は、クリスマスツリーを華やかにす
るだけではなくより美しくし家族を幸せにする飾りになります。

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ぶどう

常緑樹を使う事が多いクリスマスには珍しく落葉樹の「ぶどう」
ぶどうはキリストの言葉や聖書で良く使われています。

キリストは自分と仲間を支える精神的な結びつきに「ぶどう」を例えとして
選んでいます。(ヨハネ複音書15:1・6

キリスト最後の晩餐では弟子達に自分の犠牲を血はぶどう酒、肉をパンにして
伝えるようにと聖書に書かれ、聖餐式(せいさんしき)にはぶどう酒が使われ
ています。

ぶどうやイチジクの木の下で暮らすことは家庭の幸せと安泰の象徴だと言われ
民話では棘がある植物は男性を表し、棘のないつたのある植物は女性を表す。
つたのある植物は女性に幸運をもたらす樹と言われています。

はと・キジバト

キジバトは遠くに行っても必ずに巣に戻る帰巣性本能があり、一生つがいで暮らし
続け連れ合いに忠実な事から「純潔の象徴」「平和の象徴」そして
「魂」「平和」「無垢」「優しさ」「純粋」のシンボルとされています。

キリスト教の絵画ではマリアの清めの儀式で、箱に入れた2匹のキジバトを神殿に
納めています。

洗礼者ヨハネは、はとの姿をした聖霊がキリストの体に見たことから白いはとは
聖霊のシンボルとされ、教会のステンドグラスには必ずはとが描かれています。
クリスマス映画ホーム・アローン(Home Alone 2)のおもちゃ屋さんの場面では

「この2つのはとは2つでひとつ。愛情や友情のしるし。
ひとつは自分、もう一つは大切な人にあげるとはとを持っている限り、遠く離れて
しまっても必ず結ばれる」

おもちゃ屋さんが主人公のケビンに言いながら、クリスマスツリーの飾り2羽のはと
を渡します。

クリスマス飾りの色

クリスマスの飾りで使われる色には「赤」「緑」「白」そして
「ゴールド」「シルバー」が多く、キャンディ・ステッキや柊(ヒイラギ)でも
意味が付けられているよう色には意味があり使われています。

共通しているのは
赤は「キリストの血」「愛」、緑は「命」、白は「清らか」、ゴールドは「高貴」
クリスマスをイメージしやすい、クリスマスを感じる色の意味です。

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幼い頃はクリスマスツリーの飾りを飾る、飾りを選ぶ事にはあまり興味はなく、
自分の好きな物がもらえるプレゼント、いつもより豪華で好きな食べ物が多い夕食
が楽しみでした。

プレゼントを贈られる年齢が過ぎた頃、海外のドラマを見た時に子供が作ったクリ
スマスの飾りを子供が大人になっても毎年飾る、それを見た大人になった子供が
恥ずかしがりながらも一緒に飾りをする場面がありました。

その場面には温かい空気が流れ家族の愛を感じるだけではなく、幼い頃に子供が作
った飾りの重みを感じました。

クリスマスツリーの飾りの意味だけではなく、1人1人で意味がある飾りを飾る事で
家族や自分だけのクリスマスツリーになる。付属の飾りも意味を意識しながら飾る
と今までと少し違うクリスマスを感じる事ができるように思います。

-クリスマス