生活一般

かゆみ止めの飲み薬市販で選ぶなら!薬の違いには

2016年7月20日

かゆみを感じるといずれ気にならなくなると思い、そのままにしたり
これ以上かゆみがひどくならないように塗り薬を付けたりするのですが
ある日たまらなくかゆみを感じてしまう事があります。

私自身1年のうち何度か予期せぬかゆみに襲われ、すぐに病院に行く方がかゆみ
を抑える事ができるとわかっていてもなかなか行くことができず、持っている
薬やドラッグストアで購入できる薬で対応する事が多くなります。

自分でかゆみを抑える時には塗り薬だけでかゆみを抑えている事が多いのですが
病院で診察してもらうとほとんどの場合「塗り薬」と「飲み薬」を
処方してくれます。

今感じているかゆみに早く効くのは塗り薬ですが
たまらないかゆみ、イライラするかゆみには体の中からも対応した方が
かゆみを抑えやすくしてくれます。

かゆみの原因

本格的なかゆみを感じている時の原因は
 ・あせも
 ・虫刺され
 ・乾燥
 ・原因は何なのかわからない

そしてかゆい場所の見た目には
 ・ぶつぶつやデコボコ、膨れている
 ・湿疹のあるなし
 ・赤くなっている、なっていない
 ・カサカサしている、湿っている

原因や見た目が違っても共通しているのは
「皮膚の表面に炎症を起こしかゆみを伴う」と言う症状
炎症を沈めればかゆみも治まりやすくなります。

かゆみの激しさから炎症は悪者のように感じてしまうのですが、体は炎症を起こす
事でこれ以上悪くならないように体を守るために炎症を起こします。
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炎症を起こす際に分泌される成分「ヒスタミン」
ヒスタミンはいつも適切な量が分泌されると良いのですが、時々必要以上に大量に
分泌されてしまいます。

ヒスタミンが大量に分泌される = かゆみを伴うとう言う症状の構成は
現在の所わかっていないのですが、ヒスタミンはかゆい、痛い等の知覚神経に働き
かける性質がある事からかヒスタミンが分泌するとゆみや痛みが脳に伝わります。

脳に伝わったかゆみや痛みは神経に伝わる事になり、さらにヒスタミンを分泌させ
てしまう物質も放出してしまいます。

ヒスタミンが大量に放出してしまうと

 激しいかゆみや痛みを脳に伝えてしまう
    ↓
 脳は神経に伝える
    ↓
 脳から伝えられると神経は違う物質を放出する
    ↓
 放出したものはヒスタミンをさらに分泌してしまう

一度激しいかゆみを感じた時には時間がたてばたつほどかゆみが増してしまいます。
激しいかゆみを感じたらすぐにヒスタミンの分泌を抑える「抗ヒスタミン剤」を飲
むことでかゆみを抑えます。

かゆみ止めの飲み薬

ドラッグストアや薬局、インターネットでも購入できるかゆみ止めの飲み薬
かゆみが原因で病院に行ったことがある場合、同じ症状の場合処方箋をお店に持っ
て行って似ている成分の物を購入する方がかゆみを抑えやすくなります。

かゆみや赤み

◎アレルギール錠
定期的に皮膚が赤くなったり、激しいかゆみを感じる事が多いのですが
病院には行くのがどうしても面倒な時や時間がない時に処方箋をもって
ドラッグストアに行き選んでもらった薬が「アレルギール錠」

 ・皮膚の湿疹やかゆみ
 ・花粉やアレルギー性鼻炎
 ・鼻水や鼻づまり

抗ヒスタミン剤の働きでこれらの症状を緩和してくれます。
効果にある症状の内容からも1年中使える、常備薬として最適な飲み薬です。
4歳以上から服用する事ができます。

蕁麻疹・湿疹などの炎症とかゆみ

◎スラジンA
かゆみや炎症に悩まされた時には病院に行って自分にあった薬を処方してもらう方
が副作用等の事を考えても一番良いのですが、病院で診察、処方してもらっても
あまり変わらない事も実は多くあります。

そんな時の救世主となる事が多いのが「スラジンA」

処方された薬を飲んだり塗っても治らなかった症状も緩和しやすく、ストレスや
日常生活で起こりやすい接触皮膚炎(ビニールやアクセサリー等)で起こる湿疹や
蕁麻疹、かゆみの予防にもなります。

とにかく激しいかゆみ、全身の蕁麻疹や湿疹に効果がある抗ヒスタミン剤と
茵ちん蒿湯(いんちんこうとう)と言う漢方薬で作られています。

茵ちん蒿湯(いんちんこうとう)は口の渇きを感じやすくなる時があるので
飲む人によっては喉の渇きを感じやすくなるかもしれません。

スラジンAとは別に「スラジン」と言う淡赤色の糖衣錠の錠剤があり
「糖」で錠剤を覆い飲みやすくしている物もあります。
こちらは8歳から服用する事ができますがスラジンAは15歳以上からになります。

アレルギーにも強いかゆみ止め

◎レスタミン コーワ 
レスタミン コーワには
 レスタミンコーワ 糖衣錠 :アレルギー反応・アレルギーの改善、皮膚の治療
 レスタミンU コーワ錠  :かゆみ・ぶつぶつ・皮膚の炎症

どちらもアレルギー反応や体調不良から起こる蕁麻疹や湿疹、かゆみの予防に
なります。

レスタミンコーワ 糖衣錠に消炎作用と皮膚代謝に必要なビタミンを加えて作られ
たのが「レスタミンU コーワ錠」レスタミンコーワ 糖衣錠より400円程価格は高く
なるのですが激しいかゆみ、皮膚のぶつぶつ等の炎症に向いています。

「レスタミンコーワ 糖衣錠」「レスタミンU コーワ錠」ともに5歳以上から服用す
る事ができます。

◎抗アレルギー錠 クニヒロ
どちらかと言うと花粉症やアレルギー性鼻炎になりやすい人が飲むことが多いので
すが、蕁麻疹や湿疹、皮膚のかゆみにもしっかり予防してくれます。

抗ヒスタミン剤の副作用になる「眠気」や「のどの渇き」もほとんどなく、飲んで
から比較的早く効果が出やすいのも特徴です。皮膚の粘膜を整えるビタミンB6も
配合され4歳以上から服用する事ができます。

◎ムヒAZ錠
体中がかゆくなる、かゆくて眠れない等の前身のかゆみ、アレルギーからくる蕁麻
疹や湿疹、かゆみ、ダニやハウスダスト、花粉やアレルギー性鼻炎等の症状、塗り
薬では治らないかゆみを予防します。

「ムヒ」とあるので虫刺されにも効果があるように思うのですが、虫刺されには
効果はありません。1度飲むと12時間持続します。

かゆみを抑える抗ヒスタミン剤の種類とかゆみに効果のある成分には

抗ヒスタミン剤 かゆみ・炎症への
予防
皮膚への予防
アレルギール錠 クロルフェニラミン
  マレイン酸塩
ピリドキシン塩酸塩
(ビタミンB6)
グリチルリチン酸
    カリウム
グルコン酸カルシウム
       水和物
レスタミン
コーワ糖衣錠
ジフェンヒドラミン塩酸塩
レスタミンU
コーワ錠
ジフェンヒドラミン塩酸塩 グリチルリチン酸二
カリウム
リボフラビン
(ビタミンB2)
塩酸ピリドキシン
(ビタミンB6)
オロチン酸
スラジンA マレイン酸
 クロルフェニラミ
dl-塩酸メチルエフェドリン 茵ちん蒿湯
(いんちんこうとう)
スラジン マレイン酸
 クロルフェニラミ
dl-塩酸メチルエフェドリン 茵ちん蒿湯
(いんちんこうとう)
抗アレルギー錠
クニヒロ
クロルフェニラミン
  マレイン酸塩
ピリドキシン塩酸塩
(ビタミンB6)
グリチルリチン酸カリウム
グルコン酸カルシウム
      水和物
ムヒAZ錠 アゼラスチン塩酸塩

「アレルギール錠」「抗アレルギー錠 クニヒロの成分」と
「スラジンA」と「スラジン」の抗ヒスタミン剤の種類は基本的には同じ種類です。

最近ではマレイン酸クロルフェニラミをクロルフェニラミンマレイン酸塩と表示
する事が多くなっているようです。

かゆみの症状が治まらない場合は抗ヒスタミン剤の種類を変えてみたり、抗ヒスタ
ミン剤以外のかゆみ予防する成分で選ぶと効果を感じることもあります。

◎小さな子供にも服用できる飲み薬には

4歳以上 アレルギール錠
抗アレルギー錠 クニヒロ
5歳以上 レスタミンコーワ 糖衣錠
レスタミンU コーワ錠

虫刺されのかゆみ

蚊やダニ、ノミなどの虫に刺されて起こった皮膚のかゆみや炎症の原因は
刺された事で皮膚に入ってしまった成分や唾液に対して体が守ろうとして
アレルギー反応を起こす事で起こります。

その事からまず最初に過度に反応しているアレルギーに対して対応する事、
アレルギーを抑制する効果の高い飲み薬を飲むことがかゆみを止める早道です。

アレルギーを抑制する「抗アレルギー」の飲み薬に花粉症の薬があります。
花粉症の薬にはほとんどの場合抗アレルギーだけではなく抗ヒスタミンを予防
しやすく

花粉症の薬には抗ヒスタミンの副作用で多い「眠気」が比較的少ない物も
多く販売されています。

◎アレグラFX
1日2回の服用で1日効き目が続きます。空腹時でも飲むことができ眠くなりにくい
集中力・判断力・作業能率も起こりにくい飲み薬です。
第2世代抗ヒスタミン成分はフェキソフェナジン塩酸塩

◎アレジオン
アレルギーの原因物質の作用の邪魔をして、アレルギー物質を放出しにくく
します。かゆいと思ったらすぐに服用する事で予防しやすくなります。
第2世代抗ヒスタミン成分はエピナスチン塩酸塩

眠気は伴ってしまうのですが、アレルギー反応・アレルギーの症状を予防し、
皮膚を治りやすくする「レスタミンコーワ 糖衣錠」「レスタミンU コーワ錠」も予防
できます。

抗ヒスタミンの副作用

抗ヒスタミンの副作用で特に良く表れるのは「眠気」「口の渇き」

ヒスタミンの体内での働きは体を守るためだけではなく
 ・活動的に過ごせるようにしてくれる
 ・眠気を抑えてくれる
 ・記憶力・判断力・作業能率を上げてくれる

バリバリ仕事をこなす、サクサク勉強を片づける、運動能力を向上させたい
日中を過ごしやすくしてくれる時にはヒスタミンはとても活躍してくれます。

抗ヒスタミンを飲むことでかゆみは止めやすくなりますが、体内では反対の事も
起こりやすくなります。

 ・活動量を減らす
 ・眠くなりやすくなる
 ・記憶力・判断力・作業能率の低下

体は休息の状態に近くなり、起きている時は唾液の分泌もしっかり行うので喉の
渇きは感じる事は少ないのですが、体は寝る状態になると唾液の分泌も少なくなる
ので、喉も渇きやすくなります。

体は休息する事で細胞の修復や体を整える事にもなり、かゆみの原因や皮膚の炎症
も治しやすくなります。

基本的に飲み薬には「眠気」のあるものが多く
時には「口の渇き」も気になる事があります。

これらの副作用以外にも体調の変化や他に薬を飲んでいる時には
薬剤師さんに一緒に飲んでも問題ないか聞くようにしたり、病院で薬をもらう方が
安全です。

虫刺されではないかゆみの場合どうしても眠気を避けたい時には比較的眠気の少ない
「抗アレルギー錠 クニヒロ」がおすすめです。

かゆみ止めの飲み薬「漢方薬」

眠気が少なく、すぐに効果があるというわけではないのですが飲む事に抵抗が少ない、
徐々に実感しやすい「漢方薬」があります。

全体的なかゆみ 消風散(ショウフウサン)
小粒タウロミン
十味敗毒湯(ジュウミハイドクトウ)
乾燥肌からくるかゆみ 温清飲(ウンセイイン)
当帰飲子(トウキインシ)

◎消風散(ショウフウサン)
皮膚病を治すという意味を込めて名前を付けられた「消風散(ショウフウサン)」

皮膚のかゆみ・赤み・分泌物を抑制します。
特に熱を持っていたり、かゆみが強い時、じゅくじゅくした湿疹に向いています。

体力が低下している時、胃腸(おう吐・下痢になりやすい)食欲不振の場合注意
する必要があります。7歳以上から服用できます。

◎小粒タウロミン
湿疹や蕁麻疹、皮膚の炎症やかゆみに向いている漢方薬に
カルシウム、ビタミン、アミノ酸を加えて体調や栄養、ホルモンのバランスに配慮
し作られています。

小粒の錠剤がのみやすく2歳以上から飲むことができます。
抗ヒスタミン剤やアレルギーの薬を飲んでいる場合は飲むことができません。

◎温清飲(ウンセイイン)
皮膚は粉がこぼれるような乾燥気味でかゆみがひどく、赤みもある人、ホルモンの
バランスや血液の循環を整え、手足ののぼせもとることが多い女性に向いています。

◎十味敗毒湯(ジュウミハイドクトウ)
皮膚の赤みやかゆみ、蕁麻疹や湿疹、腫れや化膿を抑え、定期的に症状が繰り返さ
れる時には飲むことで予防する、体質を整えます。

体力が低下している時、胃腸(おう吐・下痢になりやすい)食欲不振の場合注意
する必要があります。
5歳以上から飲むことができます。

◎当帰飲子(トウキインシ)
和漢箋(わかんせん) ロート当帰飲子(トウキインシ)錠aは
乾燥肌からくるかゆみ、冬の季節になると現れるかゆみ、そんなにひどくない
湿疹や皮膚炎に向いています。

漢方薬でも他に薬を飲んでいる場合一緒に飲まない方が良い場合もあります。
必ず薬剤師や病院で聞くようにします。

かくとさらにかゆい!

かゆみを感じた時にかくことで一瞬心地良くなるのですが、さらに激しいかゆみを
感じる事があります。

皮膚を刺激してしまうとかくことでも知覚神経に働きかけてしまい、かゆみがある
事でも余計なヒスタミンを分泌している所に、さらにヒスタミンを分泌させて
しまいます。

「かゆみを感じたら絶対にかかない」

かゆみを感じた時にはまずはぐっとかゆみを我慢して、飲み薬と塗り薬を付けて
少しの間かゆみを去るのを待つ事がとても重要です。

原因がわからないかゆみ

例えばあせもは汗が原因で皮膚に炎症を起こしかゆみが発生します。
皮膚の炎症やかゆみは「なぜここが?」と思うような場所で起こる事も多く
その場合原因を見つける事が大切です。

原因を見つける事でかゆみや炎症が治まる事が多い「かぶれ」
皮膚のでこぼこ、小さなぶつぶつ、赤みや水ぶれ等の症状が現れます。

かぶれの場合強烈なかゆみを感じる事は少ないかもしれませんが、いつの間には
ポリポリかいてしまい治りにくい事も多くなります。

かぶれになる原因は
 ・シャンプーや整髪料、化粧品、
 ・メガネやネックレス、
 ・衣類や洗剤
 ・ゴムや植物

身近な物が多く今までかぶれていなくても突然かぶれてしまう事もあります。
その場合それらの物が皮膚に触れる事がないように注意するようにします。

そして場所によってや抗生物質等の薬を飲んでいる事でかゆみの原因になる「菌」
を繁殖させてしまいかゆみを起こしてしまう事もあります。

その場合は菌の繁殖を防ぐ、菌を取り除く事が必要になるので抗ヒスタミン剤や
抗アレルギー剤の飲み薬や塗り薬では効果はなく、菌に効く塗り薬や飲み薬が
必要になります。

何をしても効果がない場合は早めに病院へ行き自分の症状
「皮膚の炎症」「湿疹」「蕁麻疹」「虫刺され」「乾燥」「菌」等
確認してもらう事がかゆみ止めの早道です。
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比較的いつもどこかにかゆみを感じているタイプなので、少しでもかゆみを感じる
とすぐに塗り薬を塗るようにしています。

私の塗り薬の常備薬は「リビメックスコーワクリーム」塗り薬のぜひこちらを参考にしてください。

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かゆみの飲み薬の常備薬にしている「アレルギール錠」

どちらも病院で処方してもらった薬がなくなったので、病院でもらった薬を持って
ドラッグストアの薬剤師さんに近い物を選んでもらいました。

アレルギール錠は体調によっては眠気をかなり感じやすい薬ですが、飲むタイミン
グとしては激しいかゆみになる前のかゆみに向いていいるように感じます。

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