「足が冷えて一刻も早く体を温めたい。」
現在では冬だから体が冷えやすいわけではなく、真夏でもそう感じることは多いはずです。
人間の体は体温を保つことがとても大切で、体温が低くなる、逆に高くなっても体調は悪
くなり、精神的にも良くありません。
体に冷えを感じている時に温かい飲み物を飲むと、飲んだ瞬間に温かさを感じ体温も上が
ります。温かさを感じる脳の部分は体と心が同じ部分だと言われているので
「温かい飲み物を飲むとホッとする」のは体の体温を保つ、復活だけでなく、精神的にも温
かい気持ちになります。そこで
いつでも体を温められるように、体をポカポカにしてくれる飲み物の作り方、レシピをご
紹介します。
体を温める飲み物:生姜・紅茶おすすめレジピ
生姜:体を芯から温める
紅茶:完全発酵茶で体を温める
生姜は加熱することでショウガオールという成分が生成されます。
この成分は胃や腸といった内臓を刺激することで熱を生み出す作用があるので、体を芯か
ら温めてくれます。
また、はちみつには直接的に体を温める作用はありませんが、体に必要な栄養素が豊富で
免疫力もアップさせてくれます。そのため、生姜と合わせておすすめの食材です。
ただし、はちみつは40℃前後でその効果を最大限に発揮すると言わせているので、加熱
のしすぎには注意します。
生姜はちみつ湯
とても簡単にできて、体が温まります。のどが痛いときにもおすすめです。
材料(1杯分)
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・おろし生姜:小さじ2
・はちみつ:大さじ1
・お湯:150ml
・レモン汁(お好みで):少々
作り方
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①おろし生姜とはちみつをカップに入れます。
②お湯を注ぎ、よく混ぜて出来上がりです。
③好みでレモン汁を入れください。
はちみつの喉の痛みについてはぜひこちらもご覧ください。
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はちみつ生姜紅茶
寝る前に飲んで体を温めれば、熟睡しやすくなります。
材料
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・ティーバッグ(香りが強くないものがおすすめ):1つ
・おろし生姜:小さじ1/2
・はちみつ:大さじ1
・レモン汁小さじ1/2
・お湯:150ml
作り方
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①カップにおろし生姜・はちみつ・レモン汁を入れます。
②お湯1/3を入れてよく混ぜます。
③ティーバッグをカップに入れて残りのお湯を注ぎ、1分程蒸らして出来上がり
です。
体を温めてくれる生姜に加え、紅茶は完全発酵茶なので、お茶の中でもトップクラスで体
を温めてくれる効果があります。
夜眠れなくなる作用のあるカフェインが含まれますが、茶葉に含まれるタンニンと結びつ
くことでその効果は弱くなります。
夜寝る前に飲んでも1,2杯程度なら睡眠の妨げになりにくいです。
体を温める飲み物で紅茶などのお茶の参考にぜひこちらもご覧ください。
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体を温める飲み物:生姜・りんごおすすめレジピ
りんご:腸内環境を整えて体の冷え防止の手助け
次にりんごと生姜が入っている飲み物です。
りんごは加熱することでペクチンが生成されます。このペクチンには善玉菌のエサになる
オリゴ糖が含まれているため、生で食べた時よりも腸内で善玉菌を増やす働きがより活
発になります。
そのため、腸内環境が改善される効果が生で食べる時よりも高まります。腸内環境が改
善されると、体内の酵素の働きが活発になるため、熱が生まれ、体の冷えを防止しやす
くします。
また、りんごに含まれるポリフェノールには、脂肪吸収を抑制する作用があります。
肝臓に働きかけて脂肪の分解を促進する作用もあるので、ダイエットにも効果的です。
りんごも生姜も加熱することで、冷え対策の有効成分がパワーアップします。
体を内側からしっかりと温めたいときは、是非加熱して飲んで下さいね。
りんごと生姜は温める:体を内側からしっかりと温める
ホットアップルジンジャー
生姜に加えてりんごとシナモンの相性が抜群で、食感も楽しい飲み物です。
材料(2杯分)
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・りんご:1/2個
・おろし生姜:小さじ1/4
・レモン汁:大さじ1
・はちみつ:大さじ1と1/2
・シナモンパウダー:少々
・水:300ml
作り方
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①りんごは皮と種を除き、すりおろします。
②レモン汁を入れて混ぜます。
③鍋に1とおろし生姜・水を加え中火で熱します。
④沸騰したらはちみつを加えて混ぜます。
⑤カップに入れてシナモンパウダーをかければ出来上がりです。
実はシナモンにも体を温める効果があります。
シナモンに含まれるシンナムアルデヒドという有効成分が炎症した毛細血管の修復効果
があり、その作用により体内の血流が改善されます。
すると酸素や栄養が体のすみずみまで行き届き、芯から体が温まるのです。
体を温める飲み物 :ココアおすすめレジピ
ココアには、テオブロミンやカカオポリフェノール、プロシアニジンといった、手足の末梢血管
を拡張し、血行を良くする作用があることが分かっています。
ココアだけでも体を温める効果があるのですが生姜入れるとさらに体を温めやすくしてく
れます。もちろん生姜が苦手な方は、生姜を抜いても大丈夫です。
薬膳ココア
甘くするときは体を温める効果のある白糖を入れるなら、白糖よりは冷えに繋がりにくい
黒砂糖やココナッツシュガーがおすすめです。
材料(1杯分)
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熱湯:180ml
純ココアパウダー:大さじ1
おろし生姜:小さじ1
シナモンパウダー:小さじ1
黒砂糖(お好みで):適量
作り方
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カップに熱湯以外のすべての材料を入れます。
熱湯を注ぎ、よくかき混ぜて出来上がりです。
純ココアパウダーは甘いココアが好きな人には、黒砂糖を入れたとしても少し飲みにくいか
もしれません。その場合高カカオのチョコをひとかけら一緒に知れると、体も心も温まりココ
アに深みも加わりとても美味しいです。
そして高カカオチョコはカカオ85%以上がおすすめです。
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体を温める飲み物 :風邪からの冷えには
・はちみつ生姜紅茶
体を温める効果があるということでいくつかのレシピを紹介してきましたが、もし風邪を
ひいてしまったときに体が冷えるようであれば、風邪に有効な成分が含まれるはちみつ紅
茶が最もおすすめです。
抗ウイルス作用のあるはちみつ、体を温め発汗作用のある生姜に加え、紅茶にはテアフラ
ビンという風邪に有効な成分が含まれています。
このテアフラビンは、ウイルスの感染を防ぎ、のどの粘膜の炎症も抑えてくれます。もちろ
ん症状にもよりますが風邪をひいてしまった場合は、はちみつ生姜紅茶を飲んでみてくだ
さいね。
体を温める飲み物 :いつ、どれくらい飲めば良いのか
・起床後
・入浴前
・寝る前
お家で温かい飲み物を飲むときは、体温が低い起床後・体を温める準備をする入浴前、体
を温めれば熟睡に繋がる寝る前を狙って飲むと良いでしょう。
ただし、水分を多く摂りすぎるとトイレが近くなったり、その水分が皮膚面に滞留して、
かえって体を冷やしてしまったりする恐れがあります。
・コップ1杯〜2杯
体を温める飲み物を飲むときは、コップ1杯、多くても2杯までにします。
生姜を日持ちさせる
買ってきた生姜を一気に使いきれない、という方は多いと思います。
そのまま冷蔵庫に入れるのは、みるみるうちに水分が抜けて悪くなってしまうので要注意
です。生姜を日持ちさせるには
①容器に生姜と生姜が浸かるくらいの水を入れます。
②①の中に唐辛子を一緒に入れます。
③②は冷蔵庫で保存をします。
5日ごとくらいに水を変えれば、(唐辛子は変えなくてもOKです)約一カ月間日持ちします。
この時に水が汚れてしまうのを防ぐために、皮を剥いたものを保存します。
体を冷やす飲み物
今まで体を温める飲み物のレシピを紹介してきましたが、逆に体を冷やす可能性のある
飲み物は何かと言うと
メロンジュース
実はメロンには、利尿作用があります。
この利尿作用によって体の中の熱も一緒に放出してしまうので、体を冷やしやすい食材と
言われています。
メロン100%ジュースや牛乳も体を冷やしやすいので、牛乳や乳製品が入っているメロン
ジュースは体を温めたい場合は飲まない事をおすすめします。
体を温めたいときには、飲み物を自分で作る場合一番おすすめな材料は「生姜」
結構何でもあう生姜はどんな飲み物に加えても美味しく体も温めてくれます。
生姜は辛く感じてしまってどうも苦手な場合は「紅茶」「りんご」「ココア」
これらを使ったレジピは生姜を抜いた場合のアレンジとして、シナモンや高カカオのチョコ
レートを入れたりするとしっかりと体を温めてくれます。
そして体を温めたい場合に注意すべきは飲む回数
飲む時は1,2杯を目安に、飲みすぎないように注意します。飲みすぎてしまうとトイレの回
数が増えてしまうので、体を温めるために飲んだ飲み物も意味がなくなります。
もしお子様に飲み物を作る場合、はちみつは1歳未満のお子様には使用しないように注意
をお願いします。
体を温める強い味方として、是非作り方を覚えて体の冷えを乗り切りましょう!