喉が痛いときや咳が出るとき、おばあちゃんからはちみつ大根をもらったことがある。
そんな思い出がある人も多いのではないでしょうか。
はちみつ大根はなんと、江戸時代から風邪薬の代わりに飲まれていて、喉の痛みや風邪を
治す効果があります。
なぜ大根が咳や喉に良いのか
大根には、イソチオシアネートという成分が含まれています。
これは大根の辛み成分でこの成分に抗菌作用があるため咳や喉の痛み、風邪に効果を
発揮してくれます。
この成分はワサビやカラシなどの他のアブラナ科の植物も持っている辛み成分で、抗菌作
用に優れています。
また、血液中の白血球を活性化させる効果もあると言われているので、風邪の引き始め
や、咳の出始め、喉をいためたときに摂取すると、その炎症を抑える効果も期待できます。
大根のなぜ大根のおすすめの飲み方
咳や喉の痛みに効く大根のアリルイソチオシアネートは、熱に弱いという弱点があります。
そのため、大根に熱を通さず摂取できる飲み物にすると取り入れやすいでしょう。
また、この成分は、大根の組織が傷付くことによって生成されるため、大根をおろしたり
細かく切ったりするとより多くのアリルイソチオシアネートが生成されます。
大根を処理するときは、おろすか、なるべく細かく刻むようにしましょう。
はちみつ大根シロップ
咳や喉にいいはちみつとは相性抜群!王道のはちみつ大根シロップ
材料(4人分)
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大根:1/3本(約300g)
はちみつ:50cc
ガラス容器:はちみつ大根シロップの保存容器
作り方
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①ガラス容器はあらかじめ煮沸消毒をしておきます。
②大根の皮を薄くむき、1cmの角切りにします。
③保存容器に切った大根をはちみつを加えて混ぜます。
④約3時間程置くと出来上がりです。
生姜大根ドリンク
体の芯から温める、生姜大根ドリンク
材料
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生姜:1/4個
大根:少々
片栗粉:小さじ1/2
砂糖:大さじ1
水:180cc
作り方
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①生姜と大根をすりおろし、クッキングペーパーなどで絞ります。
②①の絞り汁に水を180ccを鍋に入れて1分程加熱します。
③②に片栗粉、砂糖を入れて混ぜて出来上がります。
いつどのくらい飲めばよいか
・多く摂りすぎない限り問題はあまりない
大根は摂取しすぎて問題がある食品ではありません。
喉が痛いな、咳が出るな、など気になった時にこまめに飲むようにすると効果が期待できます。
・喉が痛い時
・咳が出る時
飲みすぎということはないので、咳が出るときは喉を潤すタイミングで摂取するようにしましょう。
子供の場合のおすすめの飲み方は
咳で喉を傷めた子供には、大根入りのドリンクがおすすめです。
苦い薬を嫌がる子供には、はちみつや甘酒など、甘いもので割った大根入りドリンクを飲
ませてあげると、喜んで飲んでくれる上、咳や喉の痛みにも効果を発揮してくれます。
ただし、1歳以下のお子さんにははちみつ入りの飲み物は与えないようにしま
しょう。
大根入り甘酒
甘酒の味で子供でも飲みやすい、大根入り甘酒
材料
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酒粕:100〜120g
三温糖:大さじ6
水:500ml
大根おろし:1/2カップ
生姜:1片
作り方
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①酒粕は小さくちぎる。
②生姜は皮をむきすりおろす。
③ちぎった酒粕を耐熱ボールに入れて三温糖、水も加えてふんわりラップをして
電子レンジ600Wで5〜6分加熱します。
④電子レンジをした③をハンドミキサーやミキサーで撹拌します。
⑤④に大根おろしを入れて混ぜ、再び電子レンジで600w2〜3分。
⑥を器に入れておろし生姜を乗せて出来上がりです。
大根は、昔から喉の痛みや咳に良く効く野菜と言われています。
薬嫌いの小さいお子さんや、できるだけ薬に頼りたくない妊婦さんや授乳中のお母さんに
は、風邪をひいたときの強い味方になりますね。
もちろん、抗菌作用があるので、喉が痛くなる前の風邪予防にも効果があります。
喉のためにもはちみつは最適ですが、1歳未満のお子様には使用することがないように
注意をお願いします。
大根の抗菌パワーで、喉の痛み、咳を撃退しましょう。