洗濯

洗濯物臭いの原因は結局なに?臭いの種類での原因は

2019年7月10日

洗濯したはずの洗濯物から

・カビ臭さ
・濡れた雑巾のような生臭さ
・酸っぱいようなツンとくる臭さ

これらの臭いに悩まされている人は多いのではないでしょうか。

汗をかくと臭ってくるTシャツの脇部分、身体を拭いた後の生臭いバスタオル、手を拭くと
臭うフェイスタオル…。

これらすべての原因は “ 雑菌が繁殖する際に放出する臭い ”

何度洗濯しても取れない嫌な臭いは、もう捨てるしかないと思っていませんか?
実は私は臭いに耐えきれず捨てていました。

そもそも洗濯して綺麗になっている洗濯物がなぜ臭くなるのか、洗濯物の臭いを解決する
ためにもうお気に入りの衣類やタオルを捨てないために調べてみました。

洗濯物が臭い!その原因

洗濯物の嫌な臭いの原因である、菌の繁殖を促しているかもしれないNGな行動は

✖濡れたままの衣類を長時間放置している。
✖洗濯物を直接洗濯機に放り込んでいる。

✖洗剤の量が足りていない or 多く入れすぎている。
✖洗濯機をまわす際にパンパンに入れすぎている。
✖洗濯物を干す際に洗濯物同士が密着しすぎている。

✖お風呂の残り湯を、洗い~すすぎまで使用している。
✖洗濯槽の掃除を怠っているためカビが生えている。

これらはすべて「菌の繁殖」を促す行為です。

菌は、濡れた状態が長いほど繁殖しまい、湿気が多く高温のじめじめとした空間ではより
一層繁殖を促します。

そして、皮脂や汗、食べこぼしなどの汚れをエサに繁殖するため、汚れを落としきることも
大切です。

洗濯物が臭い!臭いの種類

生乾き臭

部屋干しをする起こりやすい「生乾き臭」
衣類は乾くまでに時間がかかるために菌が繁殖しやすくなります。

梅雨時期など、気温が高い上に湿気も高い状態は雑菌にとって繁殖しやすい好環境なの
で、いつも以上に生乾き臭が発生しやすくなります。

その嫌な臭いは、人の肌や家の中など様々な所に居る菌「モラクセラ菌」が繁殖する際に
発生するものです。

抗菌・消臭効果の高い部屋干し専用の洗剤を使用したり、洗濯物を素早く乾かす工夫をす
ることで防ぐことができます。

戻り臭

乾いている時は臭わなくても、手を拭いたタオルなど塗れるとまた嫌な臭いが復活してしま
うことがありますよね。そう濡れたらまた臭う「戻り臭」

一度の洗濯で大量の洗濯物を入れたり、洗剤の量が足りていなければ、皮脂汚れや雑菌が
落ち切らずに残ってしまいまた臭ってきてしまうのです。

こうなると、生地に浸み込んだ皮脂や汗を分解し、しっかりと菌を死滅させる必要があります。

酸っぱく汗臭い

酸っぱいような臭いは、スポーツをしてびっしょりと汗をかいたウェアやTシャツの脇や
首周りなど汗の出る箇所から臭うことがあります。

洗っても取れない場合は、皮脂や汗の汚れが残りその汚れをエサに雑菌が繁殖してしまっ
ていると考えられます。

菌は時間と共に増殖していくので、なるべくすぐに洗濯することで防ぐことができます
が、染みついた臭いを取るには事項で紹介するような臭い取り方法が必要です。

カビ臭

梅雨時期や湿気の多い梅雨時期は、部屋干しをしてもなかなか洗濯物が乾かずに部屋
全体がカビ臭くなってしまうことがあります。

カビは気管支炎や気管支喘息、肺炎などの健康被害をも引き起こす可能性もあります。

洗った洗濯物がすべてカビ臭いと感じる場合は、洗濯機自体にカビが繁殖し、衣類にもカ
ビ臭さが移ってしまっているのかもしれません。

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洗濯物が臭い!洗濯物以外も確認

カビ臭を感じる時はもしかしたら洗濯機、洗濯層にカビが発生している場合があります。
汚れを落とし綺麗にするはずの洗濯物をカビで洗い流しているかもしれません。

洗濯機・洗濯層・ドラム式

洗濯機のドラムの裏側にカビが生えてしまっていると、その臭いが洗濯物にも移り洗濯物
までもがカビ臭くなるという恐ろしい状況になってしまいます。

見たところカビが生えている様子がなくても、洗濯槽の外側(裏側)の見えない部分にカビ
が発生していることもあります。
そのため、定期的に洗濯機の掃除を行うことをおすすめします。

洗濯物の原因でもある洗濯機の臭いの原因「カビ」を取り除く方法には
「」

洗濯物が臭い!臭い取り方法

普通に洗っただけでは落としきれない嫌な

・生乾き臭
・戻り臭

次のような方法をまずは試してみてください。

つけおきをして殺菌

酸素系漂白剤

酸素系漂白剤には除菌・殺菌効果があります。
色柄物の衣類にも使用でき、傷みもないので安心です。

液体タイプと粉末タイプがありますが、洗浄力は粉末タイプの方が強力です。

使い方

約40℃のお湯に酸素系漂白剤を規定量入れ、洗濯物を15分~30分漬け置きします。
軽くすすいだ後は、いつもの洗剤を入れて洗濯します。
※水1ℓにつき10gが一般的な量ですが、製品の裏書き説明を確認してください。

酸素系漂白剤を含んだ洗剤も市販されていますので、それを日常的に使用して臭いを
予防するのもおすすめです。

塩素系漂白剤も殺菌効果がありますが、漂白効果が高いので白物にしか使うことができま
せん。(色落ちしてしまうため)

重曹

重曹は、水に溶かすと弱アルカリ性になるため、皮脂汚れなどの酸性の汚れや臭いを中和
してくれる消臭・殺菌効果があります。

胃薬やふくらし粉としてお菓子などにも使われるので安全性が高く環境にもやさしく使用
できます。

使い方

約40℃くらいのお湯1ℓに対し、大さじ1程度の重曹を溶かし入れ、洗濯物を
20~30分ほど漬け置きします。
その後はいつもの洗剤を入れて洗濯します。

熱湯

ここで注意しておきたい事は、衣類によっては熱に弱い繊維が使用されている場合があり
ます。必ず、素材や洗濯絵表示の確認を行ってください。

煮沸する

大きめの鍋にお湯を沸かし、洗濯物を入れて20~30分ほど煮て煮沸消毒を行い
ます。臭いの原因である菌を除去してくれます。

熱湯をかける

洗濯機で洗った後、洗面所や浴槽などで熱湯を洗濯物全体にかけ30分ほど
おきます。

煮沸ができない場合にはこちらがおすすめです。

コインランドリーの乾燥機

コインランドリー乾燥機の高熱を利用して除菌を行ないます。

家庭用の乾燥機では温度が低いので、じゅうぶんな効果を得るためにコインランドリーに
ある乾燥機をおすすめします。

家庭用の乾燥機が約60℃程度に対し、コインランドリーの乾燥機は温度が選べる機能が付
いていることが多く高温(約80~85℃)で乾燥させることで、しっかり菌を死滅させます。

水蒸気をあてる

スチームアイロンの水蒸気をあてて臭いを取り除きます。これは熱湯をかける方法と同
じ原理を生かした方法です。

乾燥した洗濯物にスチームアイロンを全体にかけ、その後は蒸気を飛ばすために再び天日
干しを行ないます。

臭いやすい洗濯物

洗濯物の臭いを感じやすい物には

・バスタオルなど厚手のタオル類
・パーカーなどフードがついたもの
・ポケットが付いたもの
・ジーンズ
・綿100%のもの

これらがなぜ臭いやすいかと言うと

・生地に密度がある(しっかりしている)
・重なりやすい部分がある
・素材

乾きにくい、水分を保持しやすい素材だと臭いを感じやすくなります。

ポイント


もし、そしてまた臭ってしまったら「臭いを取り除く」
そして再び臭わないように「しっかり乾燥させる」

一度臭った洗濯物はまた臭いを感じる確率が高いはずです。
もう臭いに悩まないように「しっかり乾燥」を心がけてくださいね。

とは言ってもしっかり乾燥って難しいのが日本の気候。私の最終手段は洗濯物を乾かす時に
菌が増殖しないようにするスプレーを使用しています。

しかし、安全でスプレーは完全に乾燥するとわかっていても肌に直接触れると思うと不安
を感じることもあります。

最終とまでいかないけど臭いが発生しやすい衣類やタオルには、洗濯物が乾いた後にアイ
ロンをします。そしてアイロンをする時には手作りのリネンウォーターを使います。

アイロンの高温と同時にリネンウォーターも「臭い」に重要です。

リネンウォーターを作る時に使うエッセンシャルオイルは除菌、抗菌作用があってシミになら
ないようにできれば無色のものを選びます。私の場合は

ユーカリ:揮発成分にある強い抗菌・細菌やウイルスの繁殖、活動を抑えやすい
レモングラス:抗菌・殺菌作用
ペパーミント:抗菌

材料

(出来上がり約250ml)
無水エタノール:50ml
精製水:200ml
エッセンシャルオイルは合計で30滴

作り方

無水エタノールにエッセンシャルオイルを入れてよく混ぜます。
そこに精製水を加え混ぜます。

使用する前に必ずよく振って使用してくださいね。レモングラスは黄色の色があるので
最高でも15滴までとし、色移りを絶対にしたくない衣類には使用しないようにします。

エッセンシャルオイルの香りがずっと続くことはないので香りが気になる人でも使用し
やすいと思います。

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