*

端午の節句ちまきと柏餅の由来には

LINEで送る
Pocket

早い所では2月頃から和菓子屋さんに出ている柏餅、端午の節句のころには粽もお
店に並び出します。

あんこの入っている柏餅の方が子供の日、端午の節句に向いているようなイメージ
があり子供の時には真っ先に柏餅を選んでいたように感じます。

スポンサーリンク


最近では粽(ちまき)と柏餅(かしわもち)と一緒に用意する事も多く
なぜ2つもあるのか疑問に感じ調べてみました。

粽(ちまき)の由来

5月5日、端午の節句は中国の風習や文化を積極的に取り入れる頃に伝わり、日本の
風習と中国の風習が合わさって行われるようになります。

中国では5月5日は三大伝統節句「端午節」と言われ、三連休になるくらいとても大
切な祝日です。

中国の風習の中で伝えられる物語に「粽(ちまき)」が登場します。
戦国時代に正義感の強い、人望のある、国を愛した楚の政治家屈原(くつげん)と
言う人の物語です。

屈原(くつげん)は国のため人々のためを思い行動していたのですが、国王や同僚
には受け入れらず、煙たがれる存在になります。そして同僚の陰謀から国を追われ
るようになり汨羅(べきら)という川に身を投げ亡くなります。


身を投げ亡くなった日が5月5日になる事から屈原(くつげん)の死を悲しむ人々が
その日にちまきを川に投げ入れるようになります。

粽(ちまき)を投げ入れる理由には供物として川に投げ入れた事とともう一つ理由
があります。

川に身を投げた屈原(くつげん)の死体を魚が食べないように、魚を追い払うよう
に船に乗って太鼓で音の鳴らし、魚のえさになるようにちまきを投げたと言われて
います。

その風習は国際大会にもなる有名な行事「ドラゴンボートレース」として龍の飾り
を付けた「龍船」で端午節に行われています。
現在では日本や各国では「ドラゴンボート」として競技として行われています。

◎供物の物語
屈原(くつげん)の死を悲しみ供物として投げ入れていたのですが、漢の時代に川
の里のある人が屈原(くつげん)の幽霊に会いました。

供物に粽(ちまき)を投げ入れてくれてとてもありがたいのですが、自分に届く
前に蛟龍(こうりゅう)に食べられてしまい届かない。蛟龍(こうりゅう)に食べ
られないように蛟龍(こうりゅう)の苦手な楝樹(れんじゅ)の葉で包み、五色の
糸で縛って投げ入れて欲しい


以後投げ入れる粽(ちまき)は楝樹(れんじゅ)の葉で包み、5色の糸で結ぶように
なります。蛟龍(こうりゅう)は龍の幼生になる事から特に食欲旺盛だったのかも
しれません。

粽(ちまき)を食べる

 屈原(くつげん)を思い投げ入れた食べ物
 屈原(くつげん)は正義感の強い、人望のある、国を愛した人物

屈原(くつげん)の死を悲しみ粽(ちまき)を投げ入れる事が、やがて国の平和と安
泰を願う風習に変わり、病気や厄を避けるための食べ物になります。
中国では親戚や友達、知人に配ると言う事です。

粽(ちまき)を結ぶ時に使った5色の糸は、こいのぼりの一番上にある「吹き流し」に
使われ、5色が揃う事で威力を発揮する「魔よけ」から子供の健康と成長への願いが込
められます。

粽(ちまき)とは

中国での「粽(ちまき)」は和菓子やお祝いの時の食べ物ではなく、米をあしやサ
サ等の植物の葉で包みいぐさで縛ったり、竹筒に入れた食べ物になります。
植物から出る灰汁が防腐剤の変わりになる事から保存食として使われいました。

粽を包む楝樹(れんじゅ)には茅(ちがや)笹(ささ)菖蒲(しょうぶ)とも言われ
どの葉にも抗菌作用や薬効、心地の良い香りがあります。

現在でも各地方、民族で工夫され持ち帰って食べると言うより、旅先や屋台等で食
べる出来たてのちまきが販売されています。

柏餅(かしわもち)

日本では5月5日端午の節句の食べ物は、粽(ちまき)より柏餅(かしわもち)の方
がどちらかと言うと食べる事が多いのではないでしょうか?

日本にも粽(ちまき)は伝わり、主に西日本で粽(ちまき)が食べられるようにな
ります。

日本全体に粽(ちまき)が浸透しなかったのは
5月5日端午の節句が浸透し始めた江戸時代、江戸では葉で包む食べ物になる
柏餅(かしわもち)がすでに存在していました。

◎関東
柏餅は米やもちごめ等ではなく、上新粉とくず粉、片栗粉から作られています。
上新粉とくず粉(片栗粉)で作られた物とその中に小豆あん等を入れた物を
「しんこ餅」と言い関東で良く食べられていました。

日本中の温かい場所で育つ柏(かしわ)は、食べ物を置く、包む事にとても適した
葉になる事からもともとお皿として良く使われていました。

柏の葉は新芽が出ない限り、古い葉が落ちない事から
「子が生まれるまで親は死ぬ事はない」その事から「家系が途絶えない」
「子孫繁栄」縁起物の葉として使われ、供物の皿等に使われるよになります。


スポンサードリンク



柏の葉には抗菌作用と葉の香りの成分フイトンチッドには精神を安定させる
疲労回復の手助けをしてくれます。
食べる前に感じる葉の香りに心が落ち着くのはそのためかもしれません。

江戸時代に5月5日端午の節句が行われるようになった時に
関東で良く食べられていたしんこ餅と良く使われていた柏の葉から

 柏の葉の育ち方から「家系が途絶えない」「子孫繁栄」
 めでたい日や厄除けに食べられる小豆を使っているしんこ餅

縁起物として最適な「柏餅(かしわもち)」が主に食べられるようになります。
上新粉とくず粉で作られているので「柏団子(かしわだんご)」が正しいように感
じるのですが、団子より餅にしたのは江戸のいきに合わせたとも言われています。

江戸で流行った物は全国にも浸透しやすくなります。粽(ちまき)を食べている場
所でも柏餅(かしわもち)も浸透していきます。

粽(ちまき)柏餅(かしわもち)中身

◎粽(ちまき)中身
中国の場合には日本で言う中華ちまきになる肉粽(にくちまき)が主に食べられます。
販売されている物には和菓子やお菓子のような粽(ちまき)もあります。

粽(ちまき)が浸透していた関西地方では柏餅と同じ和菓子の場合が多く、中央に
あんはないもち米や上新粉とくず粉、片栗粉で作られた物やういろうのような物を
ササで巻いいる粽(ちまき)が多く食べられます。

 南九州ではもち米を煮て作る「灰汁巻き(あくまき)」
 長崎ではもち米を煮て蒸して作る「唐あくちまき」
 新潟ではもち米を煮て作る「灰汁笹巻き(あくささまき)」

粽(ちまき)の元からの製法に近く、保存食になる粽(ちまき)に必要な殺菌力や
防腐性を加える灰汁が使われています。灰汁の香りや風味が独特になり、その物に
は味がないのできな粉や砂糖、黒糖等を付けて端午の日に食べられます。

◎柏餅(かしわもち)の中身
餅の中身には小豆のから作られる「こしあん」「粒あん」
中部から関東にかけて「味噌あん」があります。

3つの餡が売られている場合には
 白い餅には「こしあん」
 緑(よもぎ)の餅には「粒あん」
 ピンクの餅には「味噌あん」

 葉の表が外側にある物は「小豆あん」
 葉の裏側が外側にある物は「味噌あん」

味噌あんは味噌だけで作られているのではなく、白いんげんや白小豆の白こしあん
に味噌を加えて作られています。白い色になるので「白味噌あん」とも言われてい
ます。

甘さに少し塩味が加わり美味しさを引き立てている事から、味噌あんの人気は高く
どのあんより早く売り切れてしまう事もあります。

中部より西では味噌あんはあまり販売されていないのですが、柏餅が販売される時
期に一部の場所では味噌あんも販売され始めています。
9566ae815756f9caad5fba5ee0d9147c_150 粽(ちまき)と柏餅(かしわもち)
 葉で包む姿、葉の効能
 もち米、餅、団子
 小豆あん

子供や家族を思う気持ちが詰まったお祝いにふさわしい食べ物になります。
葉は味の一部で使われるのではなく保存食として始まり、殺菌作用が主な理由になる
事からほとんどの場合食べる事はありません。

LINEで送る
Pocket

スポンサーリンク
 

関連記事

本当に簡単!スコーンレシピ!イギリス風スコーンの作り方は

ジャムや生クリームをつけなくても十分美味しいスコーン。 紅茶はもちろんコーヒーにもあう、カフェで食

記事を読む

らっきょうの効能とダイエットは!驚くべき効能すぐにチェック!

カレー等に一緒についている事が多いらっきょう、普段食べる機会が少ないのです があれば必ず食べてしま

記事を読む

赤飯に合うおかずは!おすすめレシピには

赤飯と言えばお誕生日、季節の行事、入学式等、特にお祝い事にはなくては ならない食べ物です。特別な時

記事を読む

バーベキューの準備食材は!インパクト系からデザートまで

いつものバーベキューの食材でも十分に美味しいのですが 大人だけのメンバーであったり、子供が多かった

記事を読む

人参ジュースのレシピは!人参ジュースを作る時には

市販の人参ジュースを購入するのも良いのですが、もし自分で作る時間があれば 是非作ってほしいのが「人

記事を読む

ごぼう茶の効能効果は!ダイエットに良い理由には

・子供の頃から便秘気味 ・便は固い事が多い ・水分は摂る事を忘れがち どちらかと言うと便秘

記事を読む

冬の土用2019年は!冬の土用うなぎには

土用と言えば「土用の丑の日」、その日には「うなぎを食べよう!」とスーパー等の お店やテレビ、チラシ

記事を読む

肉は洗う?洗わない!その理由には

育った環境や教えてもらった時のやり方、特に料理の仕方は各家庭、学校や 習い事の先生によって変わる事

記事を読む

いかなごくぎ煮とは!いかなごくぎ煮には!

兵庫県明石では春の食べ物になる「いかなごの釘煮(くぎに)」 最近ではお土産売り場でも販売されていま

記事を読む

バーベキューの野菜の下ごしらえ!前日準備おすすめは!

▪ 下ごしらえをする時に色が変わりやすい野菜 ▪ あくの出やすい野菜 &

記事を読む

スポンサードリンク

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

スポンサードリンク

干支の相性は本当にあるの!?十二支で読み解く相性問題あれこれ

干支と聞いて、相性のことを考える方も多いと思います。 「あの

干支が持つ意味とは〜十二支に選ばれた動物たちと季節の物語〜

干支と聞くと、やはり思い浮かぶのは戌年・巳年などの動物たちだと

赤ちゃんと初めてのクリスマス!ファーストクリスマスは手作り!

赤ちゃんと一緒に過ごす初めてのクリスマスをどんな風に過ごそうか

今年こそゲット!ブランド福袋予約はいつから?手に入れるには

毎年11月頃になると人気ブランドの福袋予約がスタートします。 福

いつもと違う年末年始の過ごし方!2018年おすすめは!

秋に入ると1年の早さに驚きながらも「今年は年末年始をどう過ごそうか

→もっと見る

PAGE TOP ↑