生活一般

ジューサー ミキサーの違いは!栄養での違いには

2016年5月23日

野菜ジュースや100%果汁のジュースは素材をこだわり選んでいくと少し高価に
感じる事も多く、毎日続けるのであれば新鮮な野菜やフルーツを自分で用意して
作るほうがコストも栄養も納得いくようなジュースができるはずです。

テレビや雑誌等で目にする事が多い野菜やフルーツのジュースやスムージー。
今自分がほしい効果が飲むだけで手軽に手に入れる事ができる魔法の飲み物の
ように感じます。

ジューサーとミキサーの違い

いざジュースやスムージーを作る時に必要な道具に「ジューサー」や「ミキサー」
があり、どちらもジュースを作る機械なのですが2つにははっきりとした違いが
あります。

選ぶときには
 ◎できるだけすべての栄養を摂りたい
 ◎特に摂りたい栄養がある
 ◎飲みやすい方が良い
 ◎続けやすい方が良い

目的をはっきりするとどちらが良いか選びやすく毎日続きやすくなります。

ジューサー

シューサーは野菜やフルーツからジュース(汁)を取るために使用する電動タイプ
の調理器具です。ジューサーの手動タイプ、手でするのが「果汁絞り器」
少しの汁が必要な時に使用する事が多いと思います。

ジューサーの構造はざるのような物におろし金のような物がついて、野菜やフルー
ツを入れた時におろし金のような物で擦りおろし、ざるのようなもので汁とかすに
分けられます。

ジューサーの場合かすはジュースとして飲む事はなく、汁(液体)だけを飲みます。
そしてジューサーには「高速回転式」と「低速回転式」があります。

 ・高速回転式は1分間に約1~2万回転
 ・低速回転式は数十回転

高速回転式は材料を激しく擦り削って作るのですが、低速回転式は材料を削るので
はなく手で絞るように作ります。

一般的なジューサーは「高速回転式」になるので「高速」とは呼ばれる事はないの
ですが、低速回転式は「低速ジューサー」「スロージューサー」と呼ばれています。

「ジュースミキサー」「ジューサーミキサー」となっている物は液体だけを飲む
ジュースではなくミキサーとほぼ同じになります。

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ミキサー

ミキサーは野菜やフルーツをとても小さく粉々にしてかき混ぜる調理器具です。
粉々が大きくなるのが「フードプロセッサー」

ミキサーではとても小さくなった野菜やフルーツそのものを摂ります。
ジュースのように液状ではなく素材そのものになるのでドロドロとしています。

野菜やフルーツだけではミキサーはうまく動作する事でできず
(故障の原因にもなります)作る時には素材だけではなく水分(水や牛乳など)を
少し入れてあわせる必要があります。

日本ではミキサーという呼ぶのですが、海外では一般的にはブレンダー(blender)
と呼びます。

海外で主に製菓用として使う事が多い混ぜるものをミキサー(mixer)と呼ぶ事から
日本では製菓用などに使うミキサーはハンドミキサー、泡だて器、電動泡だて器と
呼び区別をしています。

野菜やフルーツを小さく砕いてかき混ぜる道具
日本でのミキサーと海外でのブレンダー(blender)は同じ物を指します。
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「野菜をたっぷり食べましょう」
「フルーツはできるだけ毎日摂りましょう」

食べ物として摂る事が健康維持に大切だとはわかっているのですが
毎日の食事にたっぷりの野菜やフルーツが摂れるかというととても難しいのが
現実です。

それでも野菜やフルーツを摂る事は体にとって重要だと理解し、できるだけ
効率良く摂る方法がジュースやミキサーを使い摂る事です。

食べて摂るよりジュースやミキサーを使って摂るほうが
「栄養が取れる」「吸収率が良くなる」「量が摂れる」

何より継続して摂る事が重要なので調理をする手間、時間がかからない
ジュースやミキサーは毎日続けやすくなります。

ジュースやミキサーの違い「栄養」

野菜やフルーツに含まれている主な栄養には

・ビタミン    :ビタミンC、ビタミンA、ビタミンE、ビタミンK
           ビタミンB群
・ミネラル    :カリウム、鉄
・食物繊維    :水溶性食物繊維 不溶性食物繊維
・ポリフェノール類:フラボノイド類、カテキン類、フェノール酸化合物等
・有機酸     :クエン酸、リンゴ酸、酒石酸等

そして「酵素」が豊富に含まれています。
これらの栄養を飲み物としてジュースにする方がしっかり摂る事ができるのは
体に入った時に吸収しやすい事。

野菜やフルーツ等の植物には「細胞膜」があり、栄養はこの細胞膜に覆われています。
細胞膜に覆われている栄養は吸収しにくく、この細胞膜を壊してくれるのが
ジューサーやミキサー、ジュースにする方が吸収率を高めてくれます。

細胞膜は噛む事でも壊す事が出来るのですが、ジューサーやミキサーと同じくらい
の吸収率にする場合1回に約10分は噛む必要があるという事です。

細胞膜は壊れると細胞膜の中に入っていた酵素が活発に活動し、細胞膜に覆われて
いた時よりも2倍~3倍に増加します。

熱に弱い栄養と水に流れる栄養

ジューサーやミキサーと調理をする時の違いに「水を使う」「火を使う」があります。
加熱に弱い、水に流れると栄養は少なくなります。

◎熱に弱い栄養は
 ビタミン:ビタミンC、ビタミンB1
 ミネラル:カリウム
 酵素

◎水に流れる栄養は
 ビタミン    :ビタミンC、ビタミンB1
 ミネラル    :カリウム、鉄
 食物繊維    :水溶性食物繊維
 ポリフェノール類:フラボノイド類、フェノール酸化合物

◎熱に強い栄養
 ビタミン    :ビタミンA(カロテン)、ビタミンE、ビタミンK
 ミネラル    :鉄
 食物繊維    :不溶性食物繊維
 有機酸     :クエン酸、リンゴ酸、酒石酸
 ポリフェノール類:カテキン類

◎ジューサーとミキサーの違いは
 ・液体のジュース        :ジューサー
 ・液体と本体も入っているジュース:ミキサー

かすに入っている栄養には「食物繊維:不溶性食物繊維」があります。
水に流れる成分、熱に強い栄養はジューサーとミキサーのどちらでも摂る事が
できます。

そして熱に弱い成分もしっかり摂りたい場合、ジューサーでもミキサーでも難し
い事があります。

一般的なジューサーは高速回転式、そしてミキサーは一度使用した後は少し時間を
空けて機械の熱を冷ましてから使う事がルールになっているほど熱を発します。

回転が速くなる、固い物を砕く事が出来る、機械に負荷がかかるほど熱を発して
しまいます。熱に弱い栄養をしっかり摂りたいときには
低速回転のジューサー「低速ジューサー」「スロージューサー」がおすすめです。

「酵素」が摂りたい 低速ジューサー・スロージューサー
「食物繊維」をしっかり摂りたい ミキサー・ブレンダー
「ビタミン類」を中心に摂りたい ジューサー、ミキサー・ブレンダー
「ミネラル」を摂りたい ミキサー・ブレンダー
「ポリフェノール類」を摂りたい ジューサー、ミキサー・ブレンダー
クエン酸等の「有機酸」を摂りたい ジューサー、ミキサー・ブレンダー

 
 ◎飲みやすい方が良い、栄養の吸収率が速い、胃に負担がかかりにくのは
 「ジューサー、低速ジューサー・スロージューサー」

 ◎不足している栄養が摂りやすく、満腹感・満足感もあるのは
 「ミキサー・ブレンダー」

ダイエット(代謝を整える) 低速ジューサー・スロージューサー
ミキサー・ブレンダー
(美白、美肌、ニキビ等) 低速ジューサー・スロージューサー
ミキサー・ブレンダー
老化(抗酸化作用) ジューサー、ミキサー・ブレンダー
免疫力(ウイルス・ストレス等) 低速ジューサー・スロージューサー
ミキサー・ブレンダー
体調(疲労、精神面等) ミキサー・ブレンダー

どちらか悩む場合はコンパクトサイズのジューサー

コンパクトサイズのミキサー

比較的購入しやすい価格になり、その都度作ることにも意味があるので飲み切る
事が出来る分量で作る事ができます。
気に入った時にどちらかを本格的な物にするのもおすすめです。

私が幼いころからジューサーはあったように思うのですが、ミキサー・ブレンダー
が各家庭に1つはあるようになったのは最近になってからではないかと感じています。

アメリカなどの海外ではスムージーを販売しているお店も多く、種類も豊富でとても
美味しく満腹感があり、特に食欲がない時やお菓子を間食するのなら野菜やフルーツ
で作ったジュースやスムージーの方が体に良いはずです。

 ・不足してしまうと体に不調を感じやすくなる
 ・毎日の生活に影響が出る事もある
 ・意識しないと摂りにくい

ジューサーやミキサーがあると手軽にたっぷり摂れる。
家に1つはあるべき調理器具かもしれません。

ジューサーで出たかすは捨てずに、ヨーグルトに入れたりハンバーグ、スープに
入れて使うと美味しいです。

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