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リネン 麻の違いは!ラミー ヘンプの違いには

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夏が近づく6月頃から登場する事が多い「麻」
麻素材の衣類だけでなくシーツやベットカバー等の寝具や小物等にも使わます。

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主に暑くなる季節に使われるのですが、最近では天然素材になる麻は季節に関係な
く使われるようになり
「麻」以外に「リネン」「ラミー」時には「ヘンプ」等の表示を見る事があります。

 ・麻とリネン、ラミーは違う?
 ・リネンやラミーは麻?
 ・なぜリネンやラミーと言う、表示するの?
 ・ヘンプは麻なの?

良くわからないままにする事が多いのですが
知ると納得する理由や違いがありました。

麻とは

麻には数種類もの種類があり、その総称を「麻」と呼んでいます。
自生する植物になり、どの種類であっても表皮の内側や葉茎から繊維が取れる事から
古くから「麻繊維」として利用されています。

植物には
 バショウ科のマニラ麻
 リュウゼツラン科のサイザル麻
 シナノキ科のコウマ・シマツナソ
 アオイ科の洋麻(アンバリ麻、ボンベイ麻)

等があります。日本で「麻繊維」として使われているのは良質の繊維になる

 アマ科の亜麻(あま リネン Linum usitatissimum)
 イラクサ科の苧麻
 (ちょま ラミー カラムシ Boehmeria nivea var. nipononivea)

経済産業省「家庭用品品質表示法」によってこの2つが使われています。
2つ以外を使う場合は「指定外繊維」と表示され
指定外繊維の中に「ヘンプ」があります。
asa 200 リネン(Linen)やラミー(Ramie)は麻の種類になる事から
 
 「リネン100%」「リネン90% 綿10%」等の混紡
 「ラミー100%」「ラミー90% 綿10%」等の混紡
 他の素材に「指定外繊維(ヘンプ)10%」等の混紡

これらは「麻繊維」を使っている事になります。

リネンはリネンと記入していたり、麻と記入があってもリネンの場合もあるの
ですが、ほとんどの場合麻100%と記入されている時はラミー(Ramie)の場合が
多くなります。

リネン(Linen)とラミー(Ramie)の違い

 リネン(Linen)は主にヨーロッパで使われていた麻繊維
 ラミー(Ramie)は主にアジアで使われていた麻繊維

リネン(Linen)

リネン(Linen)はアマ科の 亜麻(あま)になり、4000年以上前から使われる
繊維です。亜麻(あま)はエジプトからギリシャ・イタリアに伝わり
中世にはヨーロッパでも栽培されるようになります。

綿や毛の繊維が出来るまでヨーロッパでは繊維と言えば「麻繊維」の事を指して
いました。綿や毛が作られるようになってからも上流階級を中心に高級繊維とし
て寝具やタオル類、インナー製品に使われます。

海外では麻製品は品種での呼び方
 英語では「リネン(Linen)」
 フランス語では「リンネル(liniere)」「Lin(ラン)」
 ドイツ語では「Linen(ライネン)」

と呼ばれている事から、日本でも「リネン(Linen)」や「リンネル(liniere)」
と表示したり、呼ばれる事があります。

ヨーロッパからロシアに伝わり、中国でも栽培され日本でリネン(Linen)を麻繊維
として扱うようになるのは明治時代頃。
寒い地域で育てやすい事から北海道で栽培されるようになります。

ラミー(Ramie)

アジアで自生していたイラクサ科の苧麻(ちょま)は日本の場合国外から持ち込ま
れた苧麻(ちょま)を栽培していた後に自生するようになったのではと言われてい
ます。伝統的な織物で作る衣類から漁をで使う網、紙等に使われていました。


種類
リネン(Linen)
亜麻(あま)
亜麻科
一年生
ギリシャ エジプト
ヨーロッパ ロシア
中国
ラミー(Ramie)
苧麻(ちょま)
イラクサ科
多年生
中東 アジア

リネン(Linen)とラミー(Ramie)の繊維

麻繊維の特徴には
 ・吸水・吸湿性が良い
 ・発散性良い
 ・防虫性・防カビ性がある
 ・天然繊維の中で一番丈夫

湿度が高く汗が出やすい時期や時にあると嬉しい吸水・吸湿性
発散性がある事で「ひんやり」「冷たい」生地の感触、天然の触り心地になります。

汗を吸っても発散性がある事で雑菌の繁殖を抑え、雑菌の繁殖が少なくなると臭い
も抑えてくれます。
何度も洗濯した方がどんどんなじむ麻繊維は日本の気候にもピッタリな繊維です。

リネン(Linen)の繊維

リネン(Linen)は高級下着にも使われいた事から
フランスではリネン(Linen)製品のラーンジュ(linge)から
ランジェリー(lingerie)と言われるようになります。

「細い」「やわらかく」「チクチクしない」「しなやか」

麻は「チクチクする」イメージがあるのですが、チクチクしない理由には
リネン(Linen)に含まれるペクチンがチクチクしないようにしています。

肌あたりが優しく、サラっとした感触になり綿よりも吸水性や発散性に
優れています。繊維そのものは少し黄色がかった亜麻色。
「亜麻色」は色を表現する時にリネン(Linen)以外にも使われます。

光沢が少なくマットな繊維になり、生地の表面には「ネップ」と「フシ」と
呼ばれる物があります。

asa nep fushi 200

ラミー(Ramie)の繊維

6000年程前から栽培されたラミー(Ramie)は「長く」「太い」「丈夫」
な繊維になり、日本では国が栽培すべき植物としていました。

繊維の中でも丈夫な事から皇室から庶民まで幅広く衣類として使われ
ラミー(Ramie)で作られている小千谷縮(おぢやちぢみ)、近江上布、宮古上布
八重山上布は伝統工芸品として指定されています。

繊維は白く自然な光沢あります。麻らしいシャリ感の固めな生地になり
繊維は麻に限らず太くなるとチクチクする性質がある事から
太い繊維になるラミー(Ramie)はチクチクしやすくなります。

素材 見た目 シワ
リネン(Linen)
亜麻(あま)
柔らかい
しなやかな
チクチクが少ない
マット ラミーよりシワになりにくい
ラミー(Ramie)
苧麻(ちょま)
固め
シャリ感がある
チクチクする
光沢感がある シワになりやすい

麻とヘンプ

もともとはアサ科の大麻(学名Cannabis sativa)から作られる繊維の事を
「麻繊維」呼び、海外でもリネン(Linen)やラミー(Ramie)の次の麻繊維
としてヘンプは使われていました。

薬物の大麻と麻繊維の大麻は別の品種になることから
繊維として使われる麻には大麻のような薬物の作用はありません。

日本に中国やヨーロッパからリネン(Linen)やラミー(Ramie)が伝わり
近年になってから薬物の大麻と区別するために、英語読みの「ヘンプ」と呼ぶ
ようになります。

ヘンプは「吸水・吸湿性」「発散性」「抗菌性」は
リネン(Linen)やラミー(Ramie)よりも優れ、紫外線防止指数もSPF50になり
ます。丈夫な植物になる事から農薬や化学肥料もほとんど必要ありません。

麻繊維の中では機能・環境を考えた場合ヘンプは環境に優しい、機能面でも優れ
た麻繊維になります。しかし、繊維はラミー(Ramie)より長く太くなる事から
用途としては主にロープや袋に使われています。

綿や他の素材と組み合わせる事で衣料等に使われています。
その場合天然の抗菌性として打ち出している衣類もあります。

使い分け

麻の生地を購入する場合は
どの用途でも比較的使いやすいのは「リネン(Linen)」
少しでもラミー(Ramie)が入るとチクチクしやすくなります。

衣類や肌に近い部分は「リネン(Linen)」
ジャケットやコート、カバンや袋「ラミー(Ramie)」
リビングやキッチン小物等には「リネン(Linen)」や「ラミー(Ramie)」

指定外繊維として「ヘンプ」が入っていると紫外線防止や抗菌性が高くなり
どの麻繊維でも「吸水・吸湿性」「発散性」「防虫性・防カビ」があります。
麻は臭いがこもりにくく、他の天然繊維の中で一番丈夫です。

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