生活

髪の毛の静電気 除去は手作りもおすすめ! 髪の毛の静電気を除去しよう

2020年12月23日

ヘアスタイルが思うように決まらないと気分が乗らないという人も多い
と思いますが、髪の毛に静電気が発生して、思うようにヘアスタイルが決まらない
という悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。

そのような人におすすめしたいのが静電気対策グッズを手作りしてみること。
そこで、ここでは

・手作りできる髪の毛の静電気対策グッズはどのようなものがあるか
・髪の毛の静電気対策グッズの作り方

について紹介します。

髪の静電気が起きやすい環境

髪の毛の静電気に悩まされていて、静電気を除去したいと思っている人は、
まず静電気が普段の生活のなかでどのような状況の時に起きやすいかを
把握しておくべきでしょう。

そこで、ここでは髪の毛の静電気が起きやすい環境について紹介します。

気温と湿度が低いところ

気温が25℃以下、湿度が20%以下

静電気は気温が25℃以下、湿度が20%以下になると起きやすくなると
言われています。

つまり乾燥する寒い時期は静電気が起きやすくなるため、特に冬場はしっかりと静電
気対策していく必要があります。

また、気温や湿度の高い時期である夏場でもエアコンの効いた室内は乾燥して静電気
が起きやすくなるので注意が必要です。

睡眠中

枕や寝具による摩擦

睡眠中は髪の毛と枕や寝具による摩擦で静電気が起きやすくなります。

よって、摩擦の少ない素材に寝具を変えたりして対策していくことが大切です。
また、寝起き時の髪は静電気によって乾燥してしまっているので、しっかり保湿する
ことも大切です。

生活リズムの変化や乱れ

体内の電気バランス

静電気は血液の流れが悪くなって体内の電気バランスが崩れてしまうことでも発生
しやすくなります。

その血液の流れが悪くなってしまう大きな要因となるのが生活習慣や食生活の乱れ
です。
入学、就職、引越し、結婚などで環境が変わり、生活リズムが変わってくると、

・食生活の乱れ
・睡眠不足
・ストレス

などによって、血液の流れが悪くなって体内の電気バランスが崩れてしまいやすくな
るので注意が必要です。

手作りできる静電気対策グッズ

髪の毛の静電気対策として市販の静電気対策グッズを活用するのもおすすめですが、
静電気対策グッズを手作りしてみるのもおすすめです。

手作りというと難しいのではないかと思う人もいるかもしれませんが、100均ショッ
プなどで簡単に手に入る材料で簡単に作ることができるものがたくさんあるので、
これまで手作りしたことがない人も挑戦してみてはいかがでしょうか。

ここでは、手作りできる静電気対策グッズの一部を紹介します。

柔軟剤を使った静電気防止スプレー

静電気防止スプレーは柔軟剤を使って簡単に手作りができます。

柔軟剤には界面活性剤というものが入っていて、界面活性剤は水や油になじみやすい
という性質があります。

その性質によって、摩擦を起きにくくしたり、大気中の水分を吸収したりすることで
静電気を起こしにくくします。

材料

・柔軟剤
・スプレーボトル
・水

作り方

水100mlと柔軟剤4、5滴をスプレーボトルに入れて混ぜれば完成です。

グリセリンを使った静電気防止スプレー

静電気防止スプレーは柔軟剤の他にもグリセリンを使っても手作りすることが
できます。

グリセリンとはアルコールの一種で、ヤシやパームといった植物油が原料で、
界面活性剤と同じ静電気防止効果が期待できます。

材料

・グリセリン
・スプレーボトル
・水

グリセリンはドラッグストアなどで購入できます。
グリセリンのなかには石油系の合成グリセリンもありますが、合成グリセリンではな
く天然100%のグリセリンを選ぶようにしましょう。

作り方

グリセリン5ml、水100mlをスプレーボトルに入れて混ぜれば完成です。

制電糸を使ったブレスレット

静電気対策として、静電気除去効果のあるものを身につけるのが効果的です。
そこで、おすすめなので制電糸を使ったブレスレットです。

制電糸とは、溜まっている電気をゆっくり放電させ静電気を発生させにくくすること
ができる導電性素材の糸で、ネット通販などで購入ができます。

材料

・制電糸
・刺繍糸
・紐止め金具
・輪カン
(お好みで)メタルチャーム

輪カン、Cカン、メタルチャームは百均ショップなどでも手に入れることができます。

作り方

ミサンガを作ったことがある人は同じ要領で編んでいきます。
作ったことがない人は制電糸と刺繍糸を三つ編みで編み、紐止め金具、輪カンをつけ
て、お好みでメタルチャームをつければ完成です。

ガムテープを使った静電気除去シート

手軽に静電気除去グッズを手作りしたいという人におすすめなのがガムテープを使っ
た静電気除去シートです。

静電気除去シートは、ガソリンスタンドなどでガソリンを入れる際に使用している人
も多いと思いますが、

静電気除去シートに使用されている素材は静電気がバチンとなるのを抑え、少しずつ
放電させることができます。

ガムテープはその静電気除去シートと同じくらいの電気抵抗値であるため、静電気除
去シートと同じような役割を果たすことができるのです。

ドアノブなど自分がよく静電気が発生する場所の近くにガムテープを貼っておいて、
ガムテープに触れてからドアを開けるようにするだけでもじゅうぶんに静電気防止
効果が期待できます。

しかし、ただ貼るだけでは見た目もよくありませんし、剥がす時に跡がついてしまう
ので、目立たないところにガムテープを貼るか板や段ボールなどにガムテープを巻いて
静電気除去シートをつくるのがおすすめです。

そして使用するガムテープは布製が丈夫でおすすめです。

また、ホームセンターなどに行けばいろいろなカラーのガムテープがあるので、使用
する場所に調和するようなカラーのテープを選ぶとよいでしょう。

静電気に負けないスタイリングのコツ

静電気が原因でスタイリングがうまくいかない場合は、静電気対策をするだけでな
く、静電気に負けないスタイリングのコツを知っておくことも大切です。

ここでは、そのコツを紹介します。

スタイリング前に髪を潤す

スタイリングをする際には髪をしっかりと潤してからおこなうのがおすすめです。

特に起床時の髪の毛は乾燥や寝ている間に枕との摩擦などによって静電気が発生しや
すくなっています。

保湿不足状態のままスタイリングをすると髪がぺちゃんこになって、思うようにスタイリングすることもできなくなります。

なので、スタイリングをする前に水で髪を湿らしたり、ヘアオイルなどをつけたりし
てからスタイリングをするようにしましょう。もちろん、手作りのヘアミストやヘアオイルを使用するのもおすすめです。

ドライヤーは上から下へ

ドライヤーを使用する際には、上から下へ髪の毛の流れに沿って使用するのが
基本です。

特に、静電気によってスタイリング時に髪が広がってしまいがちな人はこの方法でド
ライヤーを使用することで髪が広がりにくくなりますし、仕上げの際に冷風を当てる
ことでさらに広がりにくくなります。

注意ポイント

オイル入りスタイリング剤使用量

髪が乾燥している人や、すぐに広がってしまうという人の場合、オイル入りスタイリ
ング剤を使用すると艶がアップし、広がりも抑えることができるのでおすすめです。

しかし、オイルをつけすぎるとべたついてしまうので、少しずつつけていって、足り
なかったら少しずつ足していくのがポイントです。

衣類の素材選びを工夫しよう

髪の毛の静電気に悩まされている人は髪の毛の静電気だけでなく衣類の摩擦による静
電気にも気を付けたいところです。

静電気の主な原因の一つが物と物による摩擦ですが、特に寒い時期は衣類を重ね着す
ることが増えるため、

衣類による摩擦によって静電気が発生しやすくなるので注意が必要です。

そこで、ここでは静電気対策をする際は衣類の素材はどのようなものを選べばよいか
を紹介します。

静電気が溜まりやすい素材について

素材

【静電気が溜まりやすい素材】
アクリル
ポリエステル
ウール
ナイロン

素材

【静電気が溜まりにくい素材】
・綿
・絹
・麻
・レーヨン

衣類にはいろいろな素材が使用されていますが、素材によって

・静電気が溜まりやすい素材
・静電気が溜まりにくい素材

があります。

衣類によく使用される素材で特に静電気が溜まりやすい素材がアクリル、ポリエステル、ウール、ナイロンといった素材です。
静電気が溜まりにくい素材は綿、絹、麻、レーヨンといった素材です。

静電気が発生しやすい素材の組み合わせ

衣類に使われている素材にはプラスの電気を帯びやすいものとマイナスの電気を帯びやすいものがあって、

プラス

【プラスの電気を帯びやすい素材】
ナイロン、ウール、レーヨン、絹など

マイナス

【マイナスの電気を帯びやすい素材】
アクリル、ポリエステル、麻、綿など

よって摩擦が生じると静電気が起きやすくなります。

よって、特に静電気が起きやすくなるのは、静電気を溜めやすい素材のなかで、プラ
スの電気を帯びやすい素材とマイナスの電気を帯びやすい素材との組み合わせに
なります。

例えば、
・ポリエステルのシャツにウールのアウター
・ポリエステルのスカートにナイロンのタイツ

といった組み合わせは静電気が発生しやすい組み合わせになるので注意が必要です。

静電気が発生しにくい組み合わせ

服の摩擦による静電気を発生しにくくするためには、同じ素材を組み合わせるか、
違う素材で組み合わせるのであれば、

静電気を溜めにくい素材と組み合わせるのがおすすめです。

例えば
・ウールのセーターにウールのマフラー
・ポリエステルのコートに綿のシャツ

といった組み合わせは静電気が発生しにくい組み合わせになります。

静電気が原因でハゲるって本当?

静電気によって髪の毛にさまざまな悪影響が出ると、

はてな

静電気が原因でハゲてしまうことはないのだろうか・・・

と心配になる人もいるかもしれません。
結論から言えば、髪の毛の静電気が薄毛の直接的な原因となるという医学的根拠は
ありません。

しかし、髪の毛に静電気によって髪の毛の表面のキューティクルがダメージを
受けて剝がれてしまうと、

髪の毛に必要なタンパク質や水分などが失われ、さらにダメージを受けやすい
環境になってしまうので、薄毛とは全く無関係とは言い切れません。

また、髪の毛の静電気が発生しやすくなっているということは、乾燥などが原因で
髪の毛や頭皮環境が良くない状態になっている可能性が高いです。

よって、静電気による薄毛を気にするのであれば静電気除去だけでなく毛髪や頭皮
のケアを普段からしっかりおこなっていくことも大切です。

手作りできる髪の毛の静電気除去グッズを中心に、髪の毛の静電気についていろいろ
紹介しました。

髪の毛の静電気は不快でイライラすると思いますが、自分で静電気除去グッズを手作
りして、楽しみながら静電気対策をしてみてはいかがでしょうか。

こちらで紹介した静電気除去グッズの材料は簡単に手に入るものばかりですし、
作り方もすごく簡単なので、髪の毛の静電気に悩まされている人は静電気除去
グッズの手作りに挑戦してみてください。

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