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美味しい生クリームの作り方を知りたい!生クリーム好きも納得な方法には

お菓子作りをする人であれば、生クリーム作りに挑戦したことがある人も多いと
思いますが、

「思ったような仕上がりにならない」
「なんか美味しくない」

といった悩みを持っている人も多いのではないでしょうか。

そこで、ここでは美味しい生クリームの作り方を紹介していきます。
また、生クリームの消費期限やカロリーなど、生クリームについても紹介します。

美味しい生クリームの作り方のコツ

生クリーム作りはちょっとしたコツを押さえておくことで美味しい生クリームを
作ることができるようになります。

手動で生クリームを作る際のポイント

泡立て器を使って手動で生クリームを作る際、ボウルの中でただクルクル回す
だけではうまく泡立たせることはできません。

上手に混ぜるためには、

ポイント

まず生クリームが入ったボウルを少し傾けた状態で混ぜない方の手で
抱えるように持ちます。

そして、ボウルに沿って回すというよりもボウルに当てるように泡立て器を
左右に素早く動かすのがポイントです。

また、同じ方向にばかり回転させるのではなく逆方向にも回転させた方が
泡立ちやすくなります。

ハンドミキサーで生クリームを作る際のポイント

ハンドミキサーがあれば、手動で泡立てるよりも手軽に泡立てることができます。
ハンドミキサーを使用する際のポイントは

速度の調整

クリームが液状の状態のうちは低速で使用し、固さが出てきたら中速で
使用しましょう。

そして、目指す泡の固さになる少し前にハンドミキサーをやめて、手動で固さを
調整するのもポイントです。

そうすることで混ぜすぎてボソボソになるのを防ぐことができます。


生クリームの固さと目安を知る

生クリームはいろいろなもののデコレーションやトッピングに使用できますが、
何に使用するかによって理想の泡立て具合は異なってきます。

よって、使用するものに合った美味しい生クリームを作るためには、
泡がどれくらいの固さになっているかを判断できるようになる必要があります。

6分立て

生クリームを泡立て器ですくってみた時にトロトロと帯状になって落ちて、
落ちた跡がすぐ消えるくらいの状態が6分立てです。

6分立てのクリームはババロアやムース、デザートのソースなどにおすすめです。

7分立て

生クリームをすくってみた時に6分立てよりもとろみがあってゆっくりと落ちて、
落ちたところにクリームが積もってゆっくりと元に戻るくらいの状態が
7分立てです。

7分立てのクリームはデコレーションケーキのスポンジに塗ったり、焼き菓子に
添えたりするのにおすすめです。

8分立て

生クリームをすくってみた時にクリームが落ちない
(あるいはまとまって落ちる)くらいにクリームが固まって角が立つ状態が
8分立てです。

8分立てのクリームは絞り器を使ってデコレーションする時などにおすすめです。

9分立て

泡立てている手に重みを感じるくらいクリームが固くなり、生クリームを
すくってもクリームが落ちないくらいの状態が9分立てです。

生地の間にクリームを挟んだり、中にクリームを入れたりする場合におすすめです。

ココに注意

泡立て過ぎ

生クリームを泡立てする際に泡立てることに一生懸命になり過ぎて立て過ぎて
しまわないように注意が必要です。

立て過ぎてしまったという場合、生クリームを少しずつ足しながら混ぜることで
調整することもできます。

しかし、生クリームが残っていないとできませんし、足してしまうとできる
生クリームの量が予定よりも多くなってしまいます。

また、9分立てよりも立て過ぎてボソボソになってしまった状態からは
クリームを足しても調整するのは難しいので、こまめに泡の状態を確認しながら
泡立てしましょう。

どうしても生クリームが泡立たない!原因はこれかも 泡立てる前に知っておきたい事には

お菓子作りが大好きで、お菓子作りも好きな人であれば、生クリーム作りをした ことがある人も多いと思いますが、 「生クリームがうまく泡立たない・・・」 といった悩みを持っている人もいるのではないでしょうか ...

泡を長持ちさせる方法

「生クリームを上手く泡立てできたと思ったのに、いざ食べようとした時に
泡がダレてしまっていた」

という経験がある人も多いのではないでしょうか。
そこでここでは、泡を長持ちさせる方法をいくつか紹介します。

ゼラチンを加える

生クリームにゼラチンを加えることで泡がダレにくくなり長持ちさせることが
できます。

粉ゼラチン5g程度を水で溶かし、レンジで5秒程度加熱するとゼラチンが
キレイに溶けます。

溶かしたゼラチンを泡立てたクリームに入れて素早くかき混ぜれば完成です。

寒天を加える

ゼラチンと同じような要領で、水で溶かした粉寒天を泡立てたクリームに入れて
かき混ぜることで泡を長持ちさせることができます。

マシュマロを加える

マシュマロ(2個程度)に大さじ1杯の牛乳を加えて加熱して溶かしたものを
泡立てたクリームに入れてかき混ぜることで泡がダレにくくなります。

生クリームについて知ろう

美味しい生クリームの作り方を知りたいという人であれば、せっかくなので
生クリームについていろいろ知っておきましょう。

生クリームのカロリー

生クリームのカロリーは100gで433カロリー

・牛乳が100グラムで67カロリー
・クリームチーズが100gで346カロリー

なので、生クリームは同じ乳製品のなかでも高カロリーであることが分かると
思います。

また、クリームの種類には「生クリーム(乳脂肪)」の他に

「植物性脂肪のクリーム」
「乳脂肪と植物性脂肪が混ざったクリーム」

があります。それぞれのカロリーは

・植物性脂肪のクリームが100gで392カロリー
・乳脂肪と植物性脂肪が混ざったクリームが100gで409カロリー

と生クリームよりも低カロリーになります。

生クリームの三大栄養素

生クリームには三大栄養素とも言われる、

脂質(生クリーム100gあたり45g)
炭水化物(生クリーム100gあたり3.1g)
たんぱく質(生クリーム100gあたり2g)

が含まれています。

・脂質

生クリームの栄養素で最も多く含まれているのが脂質です。

脂質と言われると健康や体型が気になる人はあまり摂取しない方がよいものと
思うかもいるでしょう。

たしかに脂質を過剰に摂取すると中性脂肪の蓄積につながってしまいますが、
体のエネルギー源として欠かせない栄養素ですし、油溶性ビタミンの吸収率を
あげる働きなどもあります。

・炭水化物

体のエネルギー源として欠かせない栄養素で、特に脳は炭水化物しか
エネルギー源にならないため、不足すると脳の働きが鈍くなって判断力が低下
してしまいます。

ただし、過剰に摂取すると脂肪となって蓄えられるので、摂り過ぎには注意が
必要です。

・タンパク質

肌や筋肉、臓器、髪、爪など体のさまざまなものを作る際に欠かせない栄養素で、
栄養素の運搬や、ホルモン調整などいろいろな役割を果たします。

生クリームの主要成分

生クリームには三大栄養素の他にビタミンやミネラルも含まれています。

生クリームに含まれているビタミン、ミネラルのなかでも多く含まれているのは
以下の成分です。

・ビタミンA

ビタミンAというと緑黄色野菜にたくさん含まれていることはよく知られていま
すが、生クリームにも含まれています。

ビタミンAには抵抗力を高める働きや、目、皮膚、粘膜などの健康を維持する
働きなどがあります。

・カルシウム

カルシウムは骨や歯の構成や筋肉の収縮などに欠かせない栄養素です。
また、神経を安定させ、イライラやストレスを抑制する働きもあります。

・モリブデン

生クリームに含まれているミネラルのなかでも多く含まれているのが
モリブデンです。

モリブデンは、体内の鉄分の働きを高める作用があり、血液が作られることに
大きく関わっているため血のミネラルともいわれている栄養素です。

生クリームの消費期限

生クリームの消費期限は1週間くらいです。

また、お店でホイップという表記で販売されている植物性脂肪のクリームの
消費期限は1カ月くらいのものが多いです。

消費期限が過ぎた生クリームは泡立ちにくくなりますし、特に純正生クリームは
保存料などの添加物が一切含まれていないため、消費期限内に使い切るように
しましょう。

また、この消費期限は未開封の場合であり、開封後は消費期限内であっても
できるだけ早めに使い切るようにしましょう。

生クリームスプレーとは?

日本ではまだ一般的ではありませんが、スプレーすると泡立ったクリームが
出てくるスプレータイプの生クリームがネット通販やコストコなどを中心に
販売されています。

生クリームスプレーなら泡立て器やボウルなど調理器具がなくても使用すること
ができますし、泡立てたり、絞り器を使って絞ったりする手間も省くことも
できてすごく手軽なのが大きなメリットです。

チョコレート生クリームを美味しく作るコツ

生クリームが好きでチョコレートも好きという人であれば

「チョコレート生クリームを作ってみたい」

と思う人も多いでしょう。チョコレート生クリームはチョコレートと生クリームで
簡単に作ることができます。
使用する量は

生クリーム200㏄に板チョコ1枚(50gから60g)くらいを目安

にするとよいでしょう。
作り方は

湯せんで溶かしたチョコレートを生クリームに混ぜるだけですが、以下の点に
注意すると失敗しにくくなります。

参考

・まず細かく刻んだチョコレートを湯せんで溶かす
・完全にチョコレートが溶けてから生クリームを少しずつ加えて混ぜる
・生クリームを泡立てる時は冷やしながらおこなう
・チョコレートが入った生クリームは固まりやすいので固まり過ぎに注意
 しながら混ぜる

ポイント

・チョコレートを混ぜるとボソボソになりやすいため脂肪分の低いクリームが
 おすすめ

まとめ

美味しい生クリームの作り方について紹介しました。

お菓子作りの際に美味しい生クリームが作れるようになるとお菓子全体のグレード
もアップするので、作り方の手順や上手く仕上げるコツなどをよく知らなかった
という人は参考にしてみてください。

また、生クリーム作りをするのであれば、生クリームカロリーや消費期限など
生クリームについての理解も深めておくことをおすすめします。

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